士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所

経理の仕事は実務経験がないとできない?おすすめの資格は?

HUPRO 編集部2020.02.04

経理の仕事に就きたいと考えている人は、経理の実務経験が必要なのではないかとか、経理に関する資格が必要なのではないかと、いろいろ不安に思っているのではないでしょうか。そこで、経理の仕事には実務経験が必要なのか、資格が必要なのかをわかりやすくまとめました。ぜひ、参考にしてください。

経理の仕事内容とは?

経理の仕事とは、社内の経費や従業員の給与、そして取引先への支払いなどを正確にデータ化し、記録管理することです。経理の仕事は「日次業務」「月次業務」「年次業務」という3つに分けることができます。それぞれを具体的にみていきましょう。

日次業務

・現金や預金の管理(現金の管理や銀行振込の確認など)
・社員が建て替えた交通費などの経費の精算
・伝票の起票(取引前に伝票を発行しておく)
・経理システムに入力をする
・新規の取引先を登録する
・与信確認(取引先が信用できる状態かどうか確認する)
・受発注や在庫の管理

月次業務

・取引先への支払いをする
・取引先からの入金を管理する
・請求書を発行する
・売掛金を管理する(取引で発生した未収入金の管理)
・給与計算
・月次決算(毎月の収支、利益、損失を明確化する)

年次業務

・年次決算
・連結決算(親会社や子会社などの関連会社の会計を含む決算)
・税務申告
・有価証券報告書などの資料の作成(企業の営業状況や財務状況などを外部向けに資料としてまとめる)

大手企業の場合は、これら業務を複数に分けてそれぞれが担当することが多く、会計と経理が両方関わってきます。一方、中小企業などでは、経理担当者が経理に携わるものの、会計や決算は税理士が行うケースが多い傾向があります。

経理の実務経験とは、具体的にどのようなものを指すのか?

経理の実務経験とは、先ほどご紹介したようなものを指します。「経理の実務経験があります」と言っても、大手企業と中小企業では携わっている業務内容が大きく異なります。ただ、以下のような経理業務と会計業務に携わっていたのであれば、実務経験としてアピールしてもいいでしょう。

経理業務

・帳簿業務
・会計ソフトを使った入力作業
・請求書や領収書の発行
・小切手や手形の管理
・伝票の作成
・決算業務

会計業務

・利益、売上、コストの分析
・有価証券報告書の作成

また、これらの業務に何年間携わっていたのかということも、採用担当側は重視します。求人を見てみると「実務経験3年以上」「実務経験5年以上」を採用基準に設けている・もしくは歓迎条件としている企業が多く見受けられます。もしも経験年数が短い場合は、携わった業務でいかにスキルを得たのかというところをアピールするといいでしょう。

経理の仕事に実務経験が重視される理由とは?

経理の仕事というのは、実務経験が重視される仕事だということは、お分かりいただけたでしょう。では、なぜここまで実務経験が重視されるのでしょうか。これには2つの理由があります。

すぐ仕事に順応できる人が欲しい

まず1つ目は、経理の仕事には専門知識が多いので、初めから理解している人材を採用したいと企業側が考えるからです。先ほど経理の仕事内容をご紹介しましたが、日次業務よりも月次業務が、さらにそれよりも年次業務のほうが、専門性が高くなります。次から次へとステップアップをしていくような流れです。そして、もちろん携わる業務範囲が広がれば広がるほど、税法の知識や経営分析、決算書作成といった知識が増えていくのです。そのため、これまで携わった業務がある場合は、1つも漏らすことなくアピールしましょう。

業種や規模によって異なる経理処理がある

2つ目は、会社の業種や規模によって求められる能力が違うからです。特徴的な例を挙げるなら、建設業は他の業種とは異なるかたちで当期損益計算書を作成しますし、医療法人も独自のルールに沿って勘定科目を用います。また、大企業では担当する分野の専門知識が求められるのに対し、中小企業では幅広い経理業務に対応できる能力が求められるのです。そのため、同規模、または同業種での経理経験があると、新しい仕組みに戸惑うということがなく、スムーズに業務を進めることが期待されます。まずは自分がどのような経験やスキルをもっているのかを分析し、その後、就職先や転職先を決める方がいいでしょう。

経理に関する資格は絶対に必要?

経理といえば簿記の資格がよく知られていますが、簿記を取得していなければ採用されないということはありません。むしろ、資格よりも実務経験の方が重視されます。資格取得は、経理として就職することができてからでも遅くはないのです。

未経験の経理の人にオススメ、持っていれば転職に有利になる資格に関してはこちらの記事をご覧ください。

関連記事:経理の転職におすすめの資格って?
関連記事:【経理の資格】簿記以外でおすすめは?実務で役立つものを紹介!
関連記事:経理職におすすめの資格は?就職・転職に有利な11種類を紹介
関連記事:経理にお勧めの資格一覧13選を目的ごとに紹介

ちなみに、実務経験もたった1~2ヶ月という程度では話になりません。やはり2~3年ほどの実務経験がなければ「実務経験があります」とアピールすることはできないでしょう。

実務経験を積めばそれでよい?

これまで、「資格より実務経験の方が大事」と伝えてきました。実際に経験がある方を採用したい!という意向は多く、間違いではありませんが、実務を積むためにはある程度経理に関する知識をつける必要があります。しっかりとした知識の土台があると同じ実務経験の期間であっても、吸収度合いが変わってきます。そういった意味でも、簿記2級程度の知識を身に付けること、そして自身の成長につながる経験をさせてくれる会社を選ぶことも重要です。

まとめ

経理の仕事に就くには、実務経験が非常に重要です。もちろん資格も取得していた方が有利ではありますが、同じ資格を取得していた人が応募者にいた場合、実務経験を積んだ人の方が有利になることは間違いありません。何も経理に関しての経験がない人は、未経験可の求人に応募するか、派遣やアルバイトから経験を積んだり、経理に関する部署へ異動願いを出してスキルを得てから転職することを検討してみてはいかがでしょうか。

士業・管理部門に特化!専門エージェントにキャリアについてご相談を希望の方はこちら:最速転職HUPRO無料AI転職診断
空き時間にスマホで自分にあった求人を探したい方はこちら:最速転職HUPRO
まずは LINE@ でキャリアや求人について簡単なご相談を希望の方はこちら:LINE@最速転職サポート窓口

カテゴリ:転職・業界動向

関連記事

RANKING人気の記事

TAG人気のタグ