安定の職業として人気の高い公務員。中でも税務職員は高卒で受験資格を得られる公務員の中では比較的給与が高く条件が良いため、志望者の多い職種です。しかし、高い専門性が求められる税務職員は競争率が高い難関でもあります。本記事では、税務職員の志望動機の書き方と例文について解説します。
国税庁の採用試験については総合職・国税専門官(大卒程度)・税務職員(高卒程度)という採用形式があります。
税務職員の受験資格は「募集する年度に高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して 3 年を経過していない者及び翌年 3 月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者」となっており、中学・高校3年生から短大・専門学校卒業くらいまで受験が可能です。4大卒になると、卒業年から3年を過ぎてしまうので、国税専門官の受験ということになります。
税務職員は主に税務署に勤務し、税務相談や確定申告などの指導、国税債権の管理や税務調査などにあたるのが主な仕事です。
採用されてから、各地の税務大学校地方研修所にて寮生活を送りながら、1年間「普通科」と呼ばれる研修を受講し、実務につきます。
税務大学校普通科生は、研修受講中も給与が支給されるほか、いわゆるボーナスも年2回支給されます。税務について学びながら、お給料ももらうことができるというわけです。
税務職員に限らず、志望動機は内定を得るうえで重要なポイントです。税務職員は、高卒程度の受験資格からもわかるように、税金に関する専門知識よりも、国税庁という組織に合っているか、仕事に対する責任感と熱意を持っているかといったところが問われます。
自分の性格や特質が税務職員に向いているという自己PRをしつつ「なぜ税務職員なのか」ということをアピールすることが必要です。
それでは、具体的に志望動機の例文をいくつかご紹介します。
高校2年生の時に、ボランティアで街頭募金に参加しました。その時、私たちの社会は助け合いで成り立っているのだと改めて考えさせられました。私がこうして学校生活を送れるのも税金にお世話になっているからこそです。人々の暮らしを支える税金を正しく徴収するという仕事に非常にやりがいを感じ、税務職員を志望しました。
税務職員職場セミナーに参加したことで、日本という国を運営するために必要な税金の重要性を改めて感じました。また、諸先輩方がいきいきと働く姿を見て、私も税務職員となって、自分自身を向上させたい、税に対する専門的な知識を有し、納税者の皆様に納得して快く納税してもらえるような人材になりたいと考えたのが志望動機です。
私は高校時代、陸上部で長距離を走っていました。コツコツと何かを成し遂げることに達成感を感じる性分です。税務職員という仕事も、責任感を持って地道な作業を粘り強く行うという仕事だと聞き、自分の性格上合っているのではないかと考え、志望しました。先日、日商簿記検定の3級を取得し、現在2級を勉強中です。これからも税金や会計の勉強を続け、自分を高めることを怠らずに努力したいと考えています。
志望動機例にも書きましたが、国税局によっては、税務職員の志望者に向けた職場セミナーを開催している場合があります。
試験勉強や志望動機を机の前で考えているより、実地で話を聞いたり体験してみたりする方が、実施の業務のイメージも湧き、志望動機を考えやすくもなりますのでぜひ参加してみましょう。
国税庁では様々な切り口で情報発信を行っています。受験申し込み前にはざっと見ておきましょう。
試験時の作文や、面接での受け答えのヒントになります。
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税務職員を目指すにあたって、志望動機を作る考え方についてまとめました。
人事院の採用担当はそれこそ数え切れないほどの志望動機を見聞きしています。付け焼刃の例文をそのまま書いても見抜かれてしまうでしょう。
大事なのは今までの体験や経験から学んだ自分オリジナルの内容です。部活動や学校行事、アルバイトやボランティアなど、自分の今までの活動で、どのようなことを学び、これからの仕事にどう生かしていきたいかをしっかり考えていきましょう。
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