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【社労士】独立するなら平均年収は当てにしないほうがいいの!?

HUPRO 編集部2020.01.31

社会保険労務士として独立を考えた場合、気になるのは「平均年収」だと思います。
キャリアチェンジするならなおのこと、業務が軌道に乗るまでの数年を除き、業務が安定した時の平均年収が、現在の年収よりも下がる見込みであれば躊躇してしまうことでしょう。
今回は独立における平均年収の捉え方などを解説していきます。

社会保険労務士の平均年収は?

まずは社会保険労務士の平均年収はいったいどのくらいなのかをご紹介していきます。

全国社会保険労務士会連合会による社会保険労務士の年収事情調査の結果、平均年収は670万円と算出されました。

社会保険労務士として独立開業するなら「平均年収」は当てにするな!

社会保険労務士の平均年収は670万円ですが、独立した開業社会保険労務士の年収は数百万円から数千万円までととても幅が広いのが特徴です。
これから社会保険労務士として独立開業しようとした場合、この平均年収の捉え方に気を付けなければなりません。

社会保険労務士の平均年収を当てにしてはならない理由 その①

当然に「社会保険労務士の試験に合格しました」=「670万円の年収が保証されます」
の方程式は存在しません。

確かに社会保険労務士の資格を得たことで、書類届出代行のような「1号」「2号」の独占業務を行うことができます。

しかし、社会保険労務士として独立開業し、管轄の社会保険労務士会のホームページに事務所名や電話番号が掲載されたとしても、電話一本さえ掛かってきません。これが現実なのです。

社会保険労務士の「資格」は、「人事労務管理」というフィールドで仕事をするための「箔」がついただけに過ぎないということを心得る必要があります。

社会保険労務士の平均年収を当てにしてはならない理由 その②

社会保険労務士の「資格」という「箔」は、まさにダイヤモンドの原石です。
ダイヤモンドが輝くよう、磨きを重ね研磨しなければなりません。

社会保険労務士という「資格」に、法改正対応などの弛みない勉強や営業戦略活動という「努力」を重ね、研磨することで、「資格」がキラキラと輝いてくるのです。

すると、社会保険労務士の670万円という平均年収の捉え方も変わってきます。
研磨した「ダイヤモンド社会保険労務士」にとってはとても低レベルな金額となることでしょう。
いっぽうの、研磨しない「原石のままの社会保険労務士」にとっては「神のようなハイレベルな金額」に感じてしまいます。

つまり、良くも悪くも「社会保険労務士の平均年収に踊らされてはいけない」のです。
平均年収を気にするよりも、自分が”ダイヤモンド社会保険労務士”になるよう日々研磨することのほうが大切です。

社会保険労務士として独立開業した場合の年収は「自分次第」!

社会保険労務士として独立開業した方の中で、1,000万円を超える年収の方をよく見かけますし、なかには3,000万円を超える年収の方もいました。
そして100万円も稼げていない方もよく見かけます。
そのほとんどが独立開業したばかりの方でしたが、なかには収入が伸びず勤務社会保険労務士に転向した方もいます。

同じ社会保険労務士という資格を持ち独立開業しているのにこんなにも年収が違うのはなぜなのか?
その違いを端的に言うと「あなたがその違いを作っている」「あなた次第で年収が大きく変わる」ということです。

社会保険労務士はサービス業であることを意識する

社会保険労務士は、人事労務管理の専門家であり、その法的知識という名の商品を提供するサービス業です。

サービス業は「お客様が望むことを満たす仕事」です。
お客様が何を望んでいるか的確に判断し、その望みを叶えるための戦略を練り、競合他社との競争を勝ち抜いて、お客様の欲求を満たすことが必要となります。

実際に、それぞれの強みに特化した社会保険労務士事務所が増えました。
会社が何を望んでいるのか常に見極め、自分の事務所の強みはどの分野なのかを判断することが重要な時代となったのです。

自分の事務所の強みをアピールする

例えば大根が欲しかったらどうしますか?
何でも揃う「スーパー」に行く人、どの大根がいいか「八百屋さん」に聞いて買う人、無農薬にこだわる「自然食品のお店」に行く人、レジで並ぶ時間がないから「コンビニ」に行く人、「通販で購入」する人…
同じ大根ですが、様々なところで販売され、各々のニーズにより購入先が決定されます。

社会保険労務士とて同じです。
数ある社会保険労務士事務所の中から、お客様に選んで頂けるよう自分の事務所の強みやこだわりをアピールすることが大切です。
看板、バス停留所のアナウンス、電話帳広告、街頭相談会での顧客獲得、他業種懇談会での名刺交換など従来から行われている手法に加え、この「情報が溢れる時代」を活かした、種々のメディアを使用したアピールもウェイトが高くなってきています。
使用するメディアにより、ターゲットを絞ったアピール展開も良いでしょうし、アピールするための集客方法としてメディアを活用するのも手です。

ただ待っていても仕事はありません。積極的にアピールしていきましょう。

最後に

いかがでしたか?
開業社会保険労務士の年収の幅がとても広いのは、それだけ「自由度が高い」ことも意味していると考えます。
あなたの工夫・やり方次第でいくらでも仕事は無限に広がります。
そしてそれが社会保険労務士の醍醐味だと思うのです。
これから社会保険労務士として独立しようと考えているあなた、どうぞ自信を持って開業されますよう応援しております。

カテゴリ:転職・業界動向

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