ベンチャーに転職してCFOになりたい方必見！CFOに求められる役割と能力

日本でも一般的に言われるようになったCFOというポジション。IPOを目指し、一般企業では見ることのできない夢を描いて、ベンチャー企業のCFOへの転職を目指す方も多くいらっしゃると思います。今回は、そんなベンチャー企業のCFOへの転職について、士業・管理部門特化の転職エージェント『最速転職HUPRO』が解説していきます。
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• CFOとは？
• ベンチャー企業におけるCFOの役割と必要とされる能力
  • 資金調達の場合
  • IPOの場合
• ベンチャー企業CFOになるには？
  • ベンチャー企業CFOの求人を探すには転職エージェントの活用を
• まとめ

CFOとは？

CFOとは最高財務責任者のことです。日本の企業では経理部長や財務執行役員などもCFOと位置付けることがあり、立ち位置が微妙なケースもありますが、CFOはCEOやCOOと同じく会社の経営者の一人です。
最高財務責任者として、CEOやCOOが決定した経営計画や事業展開に対する資金面のアドバイスを行なったり、資金調達を実現したりするのがCFOの役割で、企業にとってとても重要なポジションとなります。

ベンチャー企業におけるCFOの役割と必要とされる能力

ベンチャー企業におけるCFOは、一般的な企業における経理担当者や財務部長より多岐にわたる仕事内容をこなし、またそれに伴う責任を負うことが求められます。その最たる例として、資金調達とIPOの側面から詳しくみていきましょう。

資金調達の場合

ベンチャー企業、特にスタートアップの会社では円滑な資金調達を実現することがCFOの大きな役割として求められてきます。

スタートアップ企業は、会社経営においてスピード感を持って事業を推進していくことが必要となってきます。スピード感のある事業経営を実現するためには、適切なタイミングで資金を投入する必要があります。それを実現するのは、CFOの役割です。

投資家との折衝や銀行の融資担当者との相談も、スタートアップ企業のような小さな規模の会社の場合は、CFOが自ら行うことになります。一般の大手企業と違って、すべて担当者が交渉を済ませてくれ、自分は確認とサインだけという状態ではありません。

ステークホルダーに自社の魅力をアピールしたり、資金運用の合理性を納得してもらったりと、外部の人とコミュニケーションを取る機会も多くあります。そのため、CFOには各所との連携をスムーズに図るコミュニケーション能力も必要となります。

また、近年資金調達の方法は以前のように投資家からの出資や銀行の融資だけに限ったものではありません。その最たる例として、クラウドファンディングが挙げられます。

クラウドファンディングとは、不特定多数の人からインターネットを介して資金調達を行うこと。ベンチャー企業のCFOは、このような最新の資金調達方法にも精通し、CEOへ提案できる人物である必要があります。

IPOの場合

ベンチャー企業のCFOの大きな役割のひとつに、会社を上場させるということがあります。これはそのベンチャー企業が上場を狙っているのかどうかにもよります。

もし上場、つまりIPOを視野に入れている会社の場合、IPOを行うことのできるCFOは貴重です。そのため、IPO経験者に限定してCFOの募集をかける企業もあります。

IPOを行うためには、ファイナンスの知識だけでは足りません。主幹事証券会社の選定や内部体制の整備、書類の準備など、社内の体制を整えたり法的知識が必要だったりと幅広い知識・経験が必要とされます。もちろんファイナンス責任者として発行株式数の設定や資金調達計画も行う必要があります。

ベンチャー企業CFOになるには？

ベンチャー企業のCFOになるには、いくつかの方法があります。

まずは、その会社の立ち上げ段階から自ら関わり、CFOとして会社設立に参画する方法です。しかし、これには資本金として出資金を出すことを求められたり、創業間もない段階では、よっぽど優れたビジネスモデルでない限り、上場までもかなり時間を要することも考えられ、あまり現実的とは言えないでしょう。

次に昇進によりCFOとなる方法です。こちらは上のポストが空くかどうかにかかってきますので、自分の力だけではどうしようもならない部分もありますが、ベンチャー企業は実力主義が顕著なため、スキルと経験を積み、成長すればするほどチャンスが広がっていきます。

最後に、転職によってCFOとなる方法です。企業の中には、CFOを外部から募集する企業があります。特に、人員がまだ充足していない立ち上げ直後のベンチャー企業においては多くみられるパターンです。特にIPOを目指す企業では、IPO準備経験のあるCFO経験者への需要は高いです。

ベンチャー企業CFOの求人を探すには転職エージェントの活用を

CFOという重要なポジションになると、企業側も採用には慎重になるものです。そのため、求人情報をオープンには出さず、転職エージェントを通してのみで非公開で募集をかけている場合があります。

せっかく企業が募集をしていても、個人では見つけ出すことができないということになってしまいますので、その際は是非、CFOの求人に強い転職エージェントに相談することをおすすめします。
企業と繋がりの強い転職エージェントは、直接企業からCFOとなり得る人材の紹介を依頼されますので、自分一人で探すより適切な求人情報を紹介してくれるでしょう。

まとめ

ベンチャー企業のCFOは狭き門です。しかし、探し方さえ間違えなければ求人情報を見つけることができます。また、近年IPOを目指すベンチャー企業が増えていることで、CFOの募集求人数も多くなってきています。
ベンチャー企業のCFOへの転職を考えている方は、まずは転職エージェントに登録をして、求人情報を確認するところから是非スタートしましょう。

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