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簿記3級は1ヶ月で合格できる?合格へのスケジュールを解説!

HUPRO 編集部
簿記3級に1ヶ月でチャレンジ!

経理職を目指す人が最初に取得しておきたい資格が、日商簿記検定3級です。
簿記の基本である商業簿記について、知識の習得を測るのにぴったりな内容なので、経理や会計について未経験の人であればぜひ取り組んでいただきたい資格といえます。

合格に必要な勉強時間は50~100時間となっており、短期集中して試験勉強を行えば1ヶ月で合格も可能です。本記事では、独学で簿記3級を1ヶ月で突破するための勉強法やスケジュールについて解説します。短期間で簿記3級を取得したい方は必見です。

1ヶ月で簿記3級は合格できるのか?

結論から言うと、簿記3級は1ヶ月で十分合格が可能です。
1日平均3〜4時間の勉強をしていれば総勉強時間が100時間になってくるでしょう。
1日平均3〜4時間といっても、社会人の受験生は平日は一日2時間程度で休日にまとめて勉強時間を確保すると言う勉強スタイルが多いです。
そして重要なのが継続して勉強すると言うことです。勉強していな期間が長く空いてしまうと以前勉強した範囲を忘れてしまい、余計に時間がかかるということになりかねません。
少しの時間でもいいので、できるだけ毎日勉強をする様に意識しましょう。

短期合格のためには教材を絞る!必ず最新版を!

1か月という短期間ではあれこれ勉強することは難しいです。
そのためテキストと問題集1冊ずつを最初にコレと決めます。

その教材をひたすら何度も繰り返し勉強するのがおすすめです。
またテキストと問題集は同じシリーズのものを揃えましょう。問題集でわからなかった部分についてはテキストの該当ページも確認して復習しやすいです。

ここで注意点として上げたいのが「必ず最新版を購入する」ということです。テキストの奥付は必ず確認し、発行年月日を見てください。日商簿記3級試験は2019年度試験(2019年6月)から、大幅な出題範囲改定が実施されています。

改訂内容を盛り込んだテキストや問題集ではなく、うっかり古いものを購入してしまうと、改訂後の試験範囲が盛り込まれていなかったり、改訂前のもう出題されない内容が載っていたりと無駄が多く、合格からは非常に遠ざかってしまいます。

なお、簿記検定試験は毎年2・6・11月に実施されますが、実質年度が変わるのは6月検定から。もし出題傾向が変わるとしたら、6月試験からなのです。そのため、テキストの改定が行われるのは早くても2月以降となります。

早くから勉強しようと思ってテキストを購入したら、まだ改訂前だったということもありますので、よく注意してください。特に最後に取り掛かることの多い過去問題集は、なるべく直前に買うのが吉です。

また、教材を購入する前に一度実物をチェックすることも大事です。よく売れているベストセラーについては、以下のリンクから確認し、書店で実際の本の内容を確認します。何度も読み返すようなものなので、自分の好みにあった最適なテキストを選ぶようにしましょう。

参考:Amazon 簿記検定売れ筋ランキング

使いやすい電卓を選ぼう!

簿記検定といえば、電卓を使用しますが、普段から電卓を使用することになれていないと、思わぬところで押し間違いなどしてしまいます。

簿記においては、12桁まで入る電卓であれば他に条件はありませんが、あまりケチって価格優先で選ぶと、使ってみたら指が滑ったりして結局買い直しといったことになりかねません。

高額なものを選ぶ必要はありませんが、こちらもテキストと同様、できれば自分で実物を触って選ぶことをおすすめします。自分が使いやすいと思う電卓を選ぶようにしましょう。

使いやすい電卓を選ぼう!

1ヶ月で簿記3級に合格するスケジュール戦略

無事にテキスト・問題集・電卓を手に入れたら、簿記検定を目指して知識のインプットとアウトプットに取り組みましょう。ここでは1ヶ月での合格を可能にする勉強スケジュールを紹介します。

またここでは1日平均3~4時間の勉強を想定しています。もちろん仕事などで平日と休日で確保できる勉強時間が変わってくる人も多いと思いますが、そういった方は平日は2〜3時間、休日は4~5時間勉強するなど調整が必要になってきます。

(1)インプット期ーテキスト+問題集で知識の定着を(10~15日程度)

まず、知識を入れるためにテキストをざっと読みます。売れ筋のテキストは簿記検定を研究し尽くしているだけあって、かなりわかりやすく解説しているので、2~3度通しで読めばある程度理解できるはずです。
もし読むだけでは退屈という事であれば、講座のDVDが付いているテキストもありますので、そちらを見るのもおすすめです。

もし、読むだけのインプットではとても時間がかかってしまいそう、という場合は、実践しながら理解する方が向いているのかもしれません。早々に問題集に取り掛かりましょう。

テキストで流し読みしていたような箇所について、問題を解くことで知識の定着化を計ることができるのが問題集。いきなり問題集を見てもわからない部分は、テキストを読みながらでも問題を解いてみましょう。

(2)アウトプット期ー過去問題集・予想問題を解こう(10~15日程度)

過去問題集については、受験する検定に合わせた最新版のものを購入しましょう。というのも、2019年6月に大幅に内容が変わっているので、なるべく直近のものの方が内容が新しくなる傾向があります。

また、従来であれば過去問題集を繰り返せば、ある程度出題傾向はつかめたのですが、2019年6月以降となると、圧倒的に過去問題が足りません。
そこで、過去問題集と共に手に入れたいのが、例えば以下のような直前予想問題です。出題の要点と、パターンをつかむためにはぜひ解いてみてください。

参考:第154回をあてる TAC直前予想 日商簿記3級
※こちらは2020年の第154回用なので、それ以降の試験を受ける方は、その回に合わせたものを購入してください。

また問題は1度解いたら終了ではなく、最低でも間違えた問題は2回以上解くようにしましょう。そして間違いの原因を知識・理解不足なのか計算ミスなのかなどを分析し、適宜テキストに戻って復習することも大切です。

(3)直前期ー間違いの多い問題を徹底的につぶす(2~3日程度)

最後は、テキスト・問題集・過去問で間違えた回数の多かった問題「ここは苦手」という部分を徹底的に復習しましょう。試験本番までに間違いやすい箇所や、理解が不十分な項目を洗い出し、潰すことを目標にしましょう。

試験の前日は緊張するかもしれませんが、睡眠不足は集中力の低下を招きます。しっかりと休んで当日を迎えましょう。

まとめ

簿記は「習うよりも慣れろ」とも言われます。本を読んでざっと知識をさらったら、「わからない」と悩むよりも手を動かして問題を解くようにしましょう。
簿記3級については、難化したとは言われますが、まだまだ独学でもしっかりと計画を立てて、集中して毎日の学習をこなしていけば1ヶ月でも取得可能な資格です。
ぜひ簿記3級を取得して知識のランクアップ・キャリアの道筋に役立ててください。

当コラム内では、簿記3級についての記事を他にも公開しています。併せてぜひご一読ください。
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この記事を書いたライター

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