社会保険労務士の資格が転職で有利に働くのはどのような場合?

HUPRO 編集部2019.07.08

人事労務関連の求人で時折、社会保険労務士歓迎と記載がある求人を目にすると思います。そこで今回は、社会保険労務士の資格が転職の際にどのように有利に働くのかという点について考えていきたいと思います。

目次

社会保険労務士とは

まず、社会保険労務士とは、よく”人事労務のスペシャリスト”としての資格であると認識されていますが、仕事の内容としては、主に1・2号業務と、3号業務の2つに分けられます。

1・2号業務は社労士の独占業務であり、1号業務は労働保険や社会保険に関する必要書類の手続き代行、2号業務は就業規則や労働者名簿等の帳簿書類作成などがあります。3号業務は独占業務ではなく、人事・労務関連のコンサルティング業務です。

社会保険労務士の資格が有利に働くのはどんなとき?

では、その社会保険労務士の資格を持っていた場合、転職の際に採用されやすいのかというと、社会保険労務士歓迎の求人は一定数ありますが、実際、社会保険労務士の資格を持っていても、実務の経験がない場合は採用のハードルが一気に上がってしまうのが現状です。社会保険労務士の資格よりも、その人の実務経験のほうが大事になります。

社会保険労務士の資格が一番有効に働くのは、事業会社で人事労務の業務経験がある、もしくは社会保険労務士事務所での経験がある中で、転職をしようとするケースです。

そのため、今は社会保険労務士の資格がなくて資格取得に興味がある場合は、まずは実務経験を積むことが大事です。
人事労務関連の職種に就いている人は、そのまま働きながら資格取得を目指し、違う職種に就いている場合は、会社内で部署異動を申請するか、人事労務の職種で未経験でも採用してもらえる会社に転職するという選択になります。

最初はどうしても未経験だとスタッフ採用などで、給与面が現職から下がってしまうかもしれませんが、実務を積みながら、社会保険労務士資格の取得を目指すことで確実にキャリアアップが望めるでしょう。
実際に社会保険労務士の資格は働きながら資格を取得される方が多く、平成30年度の試験では、合格者のうち57.4%が会社員でした。
ただし、合格率は例年10%を切ることがほとんどで、国家資格の中でも難関試験の一つと言えるので、目指す際にはしっかりと覚悟を持つ必要があります。

社会保険労務士として活躍するキャリア

将来、社会保険労務士として活躍するキャリアを想定した場合のスタートについて、主に下記の2つが考えられます。それぞれ説明していきます。

一般事業会社の人事労務担当として

最初は企業の人事労務担当として入社し、人事部あるいは総務部に配属されるケースが多いですが、給与計算や社会保険手続、勤怠管理などが業務の中心となります。そのような基礎業務を3〜5年ほど経験し、その後ポジションが上がるにつれて、人事制度設計や社内規則の作成などを担当するようになります。
そして、ゆくゆくは人事課長さらには人事部長となり、労務関係はもちろんですが、人事制度の企画や採用責任者として、人事業務全般を任され、経営層に近い立場での仕事をしていくようになります。

社会保険労務士事務所のスタッフとして

社会保険労務士事務所への入社で、まず最初に担当する業務としては、労働保険、社会保険手続き、給与計算、年末調整などです。
これらの業務は社会保険労務士の独占業務もありますが、社会保険労務士事務所で勤務の場合は最終的には社会保険労務士である上司の確認を取るので、仮に社会保険労務士の資格を持っていなくても補助スタッフとして採用してもらえます。

その後はキャリアアップを望み、事業会社の人事部や総務部に転職するケースもあれば、第3号業務のコンサルティングまで業務の幅を広げ、コンサルティング企業に転職するケースもあります。転職するまでには、先ほども述べたように資格を取得できていると一気に転職がしやすくなり、良い条件も得られやすいです。

また、社会保険労務士事務所でもコンサルティング業務に注力している事務所もあるので、その場合は転職しなくても同事務所内でコンサル業務を担当することができます。また、大手のコンサルティング企業ですと、グループ内に社会保険労務士事務所があるケースもあり、その場合はグループ内の異動によって、社会保険労務士事務所からコンサルティング企業に所属を変更することが可能です。

あとは、実は会計事務所でも社会保険労務士の需要がある場合があります。会計事務所では税務業務だけでなく、労務関連のサービスもワンストップでクライアントから業務を請け負っていることがあり、そういった事務所では社会保険労務士の求人が出されています。

なお、3号業務におけるキャリアについては以前こちらの記事を書いたので、よろしければご覧ください。
3号業務に携わりたい社会保険労務士にオススメの転職先は?

最後にまとめ

以上のように、社会保険労務士の資格取得を目指しながらキャリア形成をしていく場合、事務所の方針として資格取得を推奨するなど、自分が働く環境が資格取得に対してサポート体制があるかどうかが非常に重要になってきます。
資格取得を特に推奨していない企業や事務所に入り、ひたすら入力作業で、しかも残業時間も多いという場合では、勉強時間の確保も難しく、なかなか社会保険労務士の資格取得を目指すことは困難であり、キャリアアップも望めないでしょう。

転職を考えている企業や事務所の考えや方針については、しっかりと自分で調べるか、転職エージェントに相談して情報を集めることをおすすめします。

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カテゴリ:転職

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