士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所|HUPRO MAGAZINE
士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所

カテゴリ

フレックスでも働ける?これからの税理士の働き方

ヒュープロ編集部 川辺
フレックスでも働ける?これからの税理士の働き方

一生モノの資格である税理士資格ですが、税理士という仕事には、どうしても「忙しい」というイメージがついて回ります。しかし昨今の「働き方改革」など、ライフスタイルの変化に伴い、柔軟な働き方を求める税理士も少なくありません。今回は、近年の税理士の働き方について、士業・管理部門特化の転職エージェント『HUPRO』が解説します。
▶︎ 税理士・税務スタッフの転職・求人情報はこちら

生活スタイルに合わせて働く環境が整いつつある

税理士の仕事と言うと、年明けからの確定申告や多くの会社が決算を迎える3月~5月あたりのいわゆる繁忙期には、長時間の勤務・残業・休日出勤など、多忙を極めるイメージがあります。
しかしながら、働き方改革や税理士を目指す人の減少も相まって、こうした旧態然とした勤務形態をとり続ける会計事務所は、優秀な人材を確保するのが難しくなってきています。

そこで、就労する人の生活スタイルに合わせた「フレックスタイム制」や「リモートワーク」を取り入れたり、育児中の方も働けるよう「時短勤務制度」を導入したりする会計事務所も増えているのです。
柔軟な働き方ができるようになれば、時間の使い方にもメリハリが生まれ、生産性の高い仕事にも繋がります

また一般事業会社であれば、会計事務所に比べるとフレックスタイム制の導入率というのはさらに上がります
税理士や公認会計士といった資格を持っていても、あくまでその会社の社員として扱われるため、その会社の福利厚生制度がそのまま適用されるからです。

特に「働き方改革関連法」については、大企業ほど優先して取り組まなければいけない状況となっています。大企業に当てはまる会社であれば、残業時間の上限規制や有給消化についても義務化されているため、それを破ると法律違反に該当してしまうからです。
ワークライフバランス」と言われるように、仕事と生活のバランスをとりたいと考えている人は、今現在の就労条件を見直してみるのもいいかもしれません。

柔軟性のある働き方とは

一般的な定時に出社以外の働き方も選べる職場を柔軟な働き方柔軟性のある働き方ができる職場ということがあります。では実際に柔軟性のある働き方にはどのようなものがあるのでしょうか。代表的なものをご紹介します。

フレックスタイム制

フレックスタイム制とは、始業(終業)時間を社員が自分で自由に決めることができる働き方です。特に、始業(終業)時間を完全に自由に選択可能な働き方を、フルフレックスと呼びます。そうでない場合は、コアタイムという必ずその時間は出勤していなければならない時間が設定されていることが一般的です。
例えば定時が9時~18時(うち1時間は休憩)でコアタイムが11時~16時だとすると、始業時間は7時~11時(終業時間は16時~20時)までの間で選ぶことができるというわけです。フレックスタイム制は、保育園の送り迎えや介護における通院などが必要な税理士からのニーズがあります。税理士だけではなく、資格取得を目指して勉強時間を確保したり予備校に通う、いわゆる「税理士の卵」にも人気の働き方です。

リモートワーク(テレワーク)

リモートワークは、オフィスや事業所に出社することなく、自分の家などで出勤することが可能な働き方です。
リモートワークを取り入れている事務所の求人を確認してみると、月単位もしくは週単位で何回かの取得を可能としているものが多いです。また募集ポジションによって、その最大の取得頻度を変える事務所もあります。
場合によっては出勤する全ての日でリモートワークの利用が可能という事務所もあり、そのような働き方をフルリモートと呼ぶこともあります。

コロナウイルスがまん延した影響で、感染防止の為にリモートワークを導入する会計事務所も増えました。アフターコロナになるにつれ、リモートワークから出社に戻す事務所がある一方で、制度を残したままにする事務所も多くあります

これは親の介護や育児などで家を離れずに仕事を続けたいという方からのニーズが大きいからです。そのような家の事情でやむなく転職を検討する方を受け入れる環境を整備しておき、税理士をはじめとした市場価値の高い人材を採用できるようにしているのです。

時短勤務

時短勤務はその名の通り、勤務時間を短くする働き方です。正社員の場合、定時勤務だと実働7~8時間であることが一般的ですが、時短勤務制度は、実働時間を1~2時間程度短くすることができる制度です。
フレックスタイム制と違って業務時間が短くなってしまうので、導入している事務所は少ないものの、定時での出勤が体力的に難しい方からの需要がある勤務形態です。

時短勤務あり原則定時退社フレックスタイム制導入などの会計事務所の求人はこちらをご覧ください:税理士・税務スタッフの転職・求人情報を探す|HUPRO

フレックス制度など働きやすい環境が整っているMC LINK会計事務所

それでは最後に、フレックスタイム制度などの働きやすい環境が整っているオススメの転職先として、MC LINK会計事務所をご紹介させて頂きます!

MC LINK会計事務所は東京都北区に本社を置き、クラウド会計とWEBミーティングを中心として全国の顧客を対象としている会計事務所です。主な事業内容は以下の通りです。

・税務・会計
・会社設立・ベンチャー支援
・クラウド会計導入支援
・事業再生
・IPO支援(上場支援業務)

本章の初めでご紹介したように、MC LINK会計事務所はフレックスタイム制を利用しての勤務が可能です(出勤時間8時 or 9時)。さらには週2日以上のリモートワークが可能であることに加え、残業時間もかなり少ないため、ワークライフバランスを重視したい税理士にピッタリの事務所です。
また、地方の従業員は、完全在宅でフルリモートワークも可能です。
MC LINK会計事務所について、詳細な会社案内を確認されたい方は以下より事務所様のサイトをご覧ください。

MC LINK会計事務所│HP

まとめ

今回は税理士の働き方について解説しました。「柔軟な働き方」とひとえに言っても、フレックス制度やリモートワークなど様々な制度があり、その制度を利用できる頻度もまちまちです。
今の働き方を改善したいと考えて転職を検討する税理士の方は、具体的にどのような働き方をしたいのか、ご自身の状況に応じて決めておきましょう。士業業界における税理士の市場価値はとても高いものの、転職エージェントを活用して、しっかりと選考の対策をするのも欠かしてはなりません。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINE編集部の川辺です。転職エージェントとして多くのご登録者様からご相談をいただく際に伺った転職に際しての悩みや不安、疑問を解消する記事をご覧いただけるよう、日々奮闘中です!ご相談はヒュープロ公式Xまでどうぞ!
カテゴリ:転職・業界動向

おすすめの記事