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【2024年最新】経理の転職活動について徹底解説!オススメの時期や成功のポイントとは?

ヒュープロ編集部 川辺
【2024年最新】経理の転職活動について徹底解説!オススメの時期や成功のポイントとは?

経理はどの企業にも欠かせない仕事であるため、認知度が非常に高い職種の一つです。その中で、様々な理由で経理職としての転職を検討したリ、他の職種からのキャリアチェンジを目指す方も多くいらっしゃいます。本記事では、そんな経理の転職活動について、オススメの時期や成功のポイント、難易度まで徹底解説します!

【2024年最新】経理職の転職事情│経理の転職は難しい?

経理職の転職活動を検討している方は、まず今の市場の求人動向や転職難易度について押さえておきましょう。

経理職の転職市場動向

ご紹介したように経理はどの企業でも欠かせない業務のため、ニーズの高い状態が続いています。実際、経理・財務の転職市場の求人倍率は1倍を超えているため、転職者よりも求人数の方が多い状態であることが分かります。
リーマンショックやコロナウイルスの影響などといった大きな外的要因が発生しない限りは、2024年についてもこの状況が続くと予測されます

経理職への転職難易度

ニーズは高いものの、必ず誰でも転職可能というわけではありません。特に、業務未経験者の転職は難しいです。転職難易度が高い理由として、主に挙げられるのは以下の通りです。

・専門性の高い業務が多い
・求職者から人気である
・一企業あたりの募集人数が少ない

専門性の高い業務が多い

経理は業務の専門性が高く、他の職種では経理に役立つスキルを習得しづらいという特徴があります。未経験の場合、企業はそれを一から教えなければならず、戦力として働けるほどにキャッチアップするまでに時間がかかってしまいます。

求職者から人気である

経理職は求職者からの人気が高い職種です。
その理由としては、突発的な業務が発生するケースが少なくワークライフバランスを保ちやすい、汎用的なスキルを身に付けて手に職をつけることができることなどが挙げられます。

一企業あたりの募集人数が少ない

社会的ニーズが大きい一方で、各企業単位の募集人数が限られていることも理由の一つです。
経理などバックオフィスを総称して間接部門と呼びますが、その間接部門の従業員数における割合は、一般的に10%程度と言われています。
つまり営業部など売上に関わる直接部門に比べると、必然的に求人数が少ないことになります。経理担当が一人という企業も多く存在しますので、内定を獲得しづらいケースも出てくるわけです。

ですので少しでも有利に転職活動を進めるため、最も成功率の高いタイミングを選ぶのは効果的な手段の一つといえます。

転職のベストタイミングは求人が増える時期

当然のことと感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、経理職の求人があればあるほど、転職するベストタイミングといえます。
求人が多くあることのメリットはいくつかありますが、やはり同じ条件で探した時に最もヒットする件数が多いことが大きいでしょう。希望に合った求人で内定を得られる可能性が最も高いからです。

募集している会社が少なければ、限られた選択肢の中から次の会社を選ぶことになります。ここしか選べないからといって何か労働条件を妥協したり、諦めたりする必要が出てしまうかもしれません。そうならないためにも、多くの会社を比較・検討することができるタイミングに転職活動をすることが大切です。

また求人が多く出ていると、他社との差別化のため良い条件の求人が出される確率も上がってきます。今より良い会社へ転職をしたい方は、転職市場が活性化しているタイミングで転職活動を行うようにしましょう。

経理の転職活動にオススメの時期

それでは経理職の転職市場は、どの時期で求人が多く出てくるのでしょうか。ここでは、経理の転職にオススメの時期避けるべき時期について見ていきましょう。

決算の1~2か月前(1~2月・7~8月)

経理は、季節労働者とも言われています。3月や9月の決算期に膨大な量の仕事をこなさなければならず、この季節に集中して働く必要があるためです。

そのことからもわかるように、会社にとって経理が一番必要となる時期は決算期です。決算を無事乗り越えるため、決算期までに会社は経理部門の人員を充足させておく必要があります。そのため、経理の求人は決算前の入社がギリギリ叶う、決算の2か月前に多く出される傾向にあります。

年度末(3月)決算の2か月前、つまり1~2月にかけて、経理の転職市場は活発な動きを見せます。経理一番の大仕事に向け、人員補充を考える企業が多く出始めるためです。
それに加えて、一般的に12月末は退職者が増える傾向にあります。この時期は、年内に退職をし、新年から次の会社で働こうと考えている人たちが会社から去っていくタイミングだからです。

1~2月と同じ理由により、半期(9月)決算前の7~8月も比較的経理の求人数が増えるタイミングです。

株主総会後の6~7月

株主総会後の6~7月も、経理の求人が増える傾向にあります。株主総会が終わることで前期が終わったと考える会社が多いため、新年度に向けた求人が活発する時期になります。

また、経理にとっても、部内で次期の繁忙具合や人事マネジメントについて、落ち着いて考える余裕のある時期と言えます。そのため、6~7月も経理の転職において狙い目の時期の一つとなります。

経理未経験からの転職なら決算期・繁忙期を避ける

決算期は経理の求人が減少する傾向にあります。その理由は、決算で忙しく採用に割く時間が作れないためです。

決算期の経理は忙しく、採用のための募集要項を確認したり、面接を行ったりする時間を取ることができません。採用の時間を捻出する余裕が決算期の経理にはないため、この時期は他の時期に比べて求人数が少なくなっているのです。今後の経理としての経験をしていく上で、繁忙期の入社は遠回りになりかねないので、上記で紹介した時期に入社することをオススメします。

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転職するタイミング次第で変わる経理の仕事

経理職とひとえに言っても、1年間を通して様々な業務があります。業界未経験の方にとっては、経理とは一体どんな事をするのか未知の世界かもしれません。
 
基本的には1か月の業務を覚えてしまえば、×12月とルーティーンで業務が進行しますが、ある一定の月にしか発生しない業務もあるのが特徴といえます。
 
今回は日本の法人の約21%が決算月としている3月決算法人(5月申告)を例にみていきましょう!
※法人の場合、決算月は自由に決定できるため、5月決算法人や12月決算法人といった法人も存在します。また、個人の事務所やクリニックなどは12月決算と決められていますので、その場合は下記のスケジュールを調整して確認してください。

●毎月の基本業務
①現預金管理
②請求書、領収書の作成
③仕入、売上管理
④月次決算
⑤給与計算 など

●各月の業務

4月 軽自動車税、固定資産税・都市計画税第1期分の税金納付
5月 ①法人税等、消費税等(課税事業者のみ)の確定申告と納付
②自動車税の税金納付
③株主総会の招集
6月 株主総会の開催
7月 ①源泉所得税の納付(納期特例を受けている場合)
②固定資産税・都市計画税第2期分の税金納付
③健康保険、厚生年金保険の定時決定
8月 消費税等の中間申告と納付(一部の企業のみ)
11月 法人税等の中間申告と納付(一部の企業のみ)
12月 ①年末調整
②固定資産税・都市計画税第3期分の税金納付
1月 ①固定資産税の償却資産に関する申告
②源泉所得税の納付(納期特例を受けている場合)
③法定調書の提出
④給与支払報告書の提出
⑤支払調書の作成
2月 ①固定資産税・都市計画税第4期分の税金納付
②消費税等の中間申告と納付(一定の企業のみ)
3月 ①棚卸
②年次決算

3月決算法人の場合は上記のような年間スケジュールとなります。
申告月である5月・6月あたりや、年次決算に近づく12月・1月あたりには業務が多くありますので、繁忙期となります。一方、9月・10月は月特有の業務がないので、経理としての閑散期となります。
基本業務も含めて、具体的な仕事内容については、以下の記事で詳しく解説しております。
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経理として何年経験を積めば転職のタイミング?

ここまでは転職活動をするのにベストな時期について解説していきました。では、より中長期的なキャリアの観点だと、経理職としてどのぐらいの経験年数を積めば転職のタイミングとして適切なのか、考えてみましょう。ここでは経験年数別に①3年未満②3~6年③7~10年未満④10年以上の4つに大きく分けてみます。

①経理経験3年未満

まず、経理経験3年未満であれば「経理に抵抗感がない人物」という扱いになります。経理経験は3年で仕訳が一通り理解されていると考えられますが、1、2年経理担当者であった人は経理用語を聞いても拒否反応がない人として、全くの素人よりははるかに良いだろうという採用枠になります。
よって、経理経験3年未満であれば、通常のルーティーンの仕訳作業であれば特に問題なく任せられるだろうという評価で、プレイヤーとして扱われます。

②経理経験3~6年

経理業務の中でも、決算整理仕訳や申告書作成等も含めた一通りの決算を任せようか考えられる時期となります。既に前職でこのような業務を行っていれば即戦力として扱われますし、そうでないとしても一通り覚えてもらえるだろうという期待のもとで採用される可能性があります。どちらにしても経理のキーパーソンの一人としての採用となることでしょう。

③経理経験7~10年未満

ここまでくると業務は一通りできる前提で、管理業務も含めて経理全般を扱えるだろうという評価となります。大企業であればどこかの専門部署でのプレイヤーとして扱われますが、ベンチャー企業では責任者としてのポジションも考えられます。
今までオールマイティに働いてきており、ベンチャー企業の経理責任者としての採用となる場合は、プレイヤーとしての役割とマネジメントしての役割の両方を担うこととなります。

④経理経験10年以上

経理経験が10年以上となると、業界ではとても重宝される存在となります。大企業ではそれでも担当者の一人となってしまいますが、中堅の上場企業を含め中小企業ではどんなポジションでも募集の枠があると言えるでしょう。
ただし、今まで上場会社で働いてきたか中小企業で働いてきたかで採用されるかどうかにも違いがあります。株式公開するような企業であれば上場会社としての経理を知っている人を採用したがる傾向にあるためです。しかし、中小企業で働いてきたとしても、これから上場会社の経理や開示書類について積極的に勉強ができ、監査法人や顧問税理士からうまく情報を引き出す能力がある人材であれば、思ってもみないポジションで採用されるかもしれません。

経理の転職活動を始める理由

経理として働く方が転職を考えるにあたって、どのような理由があるのしょうか?弊社ヒュープロをご利用いただいている方に多い動機を紹介します。

仕事内容

経理職で仕事内容に起因して転職活動を始める方は、大きく2パターンに分かれます。

スキルアップしたい

経理職で経験を積んでいけば、CFO(最高財務責任者)などの企業の中枢を担う役職に就くことも可能です。一方で、大手企業であれば「上が詰まっている」、中小企業であれば「できる業務が限られている」ことなどから、特定の業務までしか経験できない可能性もあります。
なのでより自己成長をするために新しい業務にチャレンジできる環境に転職したいと考え、転職活動を始めるようです。

仕事のマンネリ化から抜け出したい

先述した通り、経理職における仕事の流れは一定であるため、同じ職場で何年も働いているとマンネリ化にもつながってしまうようです。業務の根幹はどの企業でも大きく変わらないものの、業種や事業内容によって違う面白さがあることもあります。そこで、異業界や異業種の経理職に転職したいという方もいらっしゃいます。

働き方

経理職は、スケジュールを適切に組んでおけば柔軟な働き方を実現しやすい職種です。「柔軟な働き方」には、在宅勤務フレックスタイム時短勤務などが該当します。
ただ、会社としてそのような制度を導入していなかったり、制度の利用率が低い場合は、これらの働き方が難しいでしょう。せっかく働きやすい職種なのだからその恩恵を受けたい、という方については、働きやすい環境への転職を検討していきます。

待遇

経理職の年収は、その企業における経理職への評価基準および全体の給与水準によって決められます。評価基準に不満があったり、給与水準が低いと感じている方は、それらを解決できる職場への転職し、生活水準を向上させたいという方も多くいらっしゃいます。

企業の将来性

働いている企業の業績などを鑑みて転職する方もいらっしゃいます。よくあるケースとしては、倒産しそうな企業からの転職、もしくはIPOに失敗したり断念した企業からの転職です。IPOに関わった経験は、経理の経験者にとってかなり重要なので、その企業がIPO達成しそうかどうかも大事なポイントなのです。
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未経験から経理に転職することは可能なのか?

経理の転職において、特に未経験からのキャリアチェンジの難易度が高いと先に紹介させて頂きましたが、不可能なわけではありません
ただし未経験の場合は年齢も関係してくるので、注意が必要です。その理由は、ポテンシャル採用というスキルや経験よりも今後の成長を期待して潜在能力を評価基準とする採用手法を取り入れていることがほとんどだからです。この場合、成長するまでの期間を見越して採用するので、20代を中心とした若手の方がかなり有利です。

また経験が無い分、知識がある証明として資格を取っておくと、効果的なアピールをすることができます。どんな資格が活かせるのか、次の章で紹介します。
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経理の転職活動で活かせる資格

経理の転職活動に関連した資格として最も認知度が高いのは、やはり簿記ではないでしょうか。難易度と活かせる知識レベルを踏まえると、簿記の中でも日商簿記2級がオススメできます。経理職や会計業界では日商簿記2級を必須資格とする求人がかなり多いため、特に未経験の場合は取得しておくと、応募できる選択肢を広げることができます。

また簿記以外にも、税理士公認会計士FP技能検定など会計系の資格がありますが、これらは難易度がかなり高いため、無資格の場合は日商簿記2級合格を目指すのが良いでしょう。

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経理職としてもらえる年収

経理職の平均年収は450万円です。日本全体の平均年収が約436万円であることと比較すると、経理担当者の平均年収は約14万円多いことになります。これを多いと感じるか、少ないと感じるかはそれぞれですが、あくまで平均年収であり、個々の状況によって異なることには留意しておきましょう。

転職時の年収についても、未経験からの転職の場合は300万円程度、経験者の転職の場合は500万円以上などと、経験やスキルによって変化することになります。
年代や役職による年収の違いについては、以下の記事で詳しく紹介してますので、併せてご覧ください。

経理の転職活動で成功するためのポイント

経理での転職活動を成功するために、一つのカギになってくるのは、志望動機です。具体的にどのような考え方で作っていくと良いか、解説します。

「経理職」への志望動機を明確にする

まずはなぜ経理職として働きたいとのか、自分自身でも理解しておく必要があります。人それぞれのきっかけや志があって応募するので、志望動機に正解はありません。
しかし履歴書への記載はもちろん面接時にも聞かれることが多いポイントなので、なんとなくで作成するのではなく、「なぜそう思ったか?」を自問し続けることで明確な志望動機を見つけましょう。また、それを面接時にもアウトプットできるよう準備しておきましょう。

応募先への志望動機を明確にする

次になぜその企業先に応募したのかという理由も落とし込みましょう。同じ経理職の募集は沢山ある中でなぜその企業を選んだのかは、書類選考でも面接でもほぼ必ず選考基準に入っています。

志望動機の完成度が低かったり他の企業でも通用するような内容だと、志望度が低いもしくはもし入社してもすぐ辞めてしまうかもしれないという懸念に繋がりますので注意が必要です。企業情報や求人を仔細に確認し、相手に熱意が伝わるような内容を作りましょう。

転職活動に自信が無ければエージェントを活用すべき

転職市場が活性化するタイミングと言われても、自分にとって今がその時なのかを見極めるのはなかなか難しいでしょう。そんなときは、転職エージェントを活用するのがオススメです。転職エージェントには、日々経理の求人情報が入ってくるのはもちろん、キャリアプランに合った転職のサポートが可能です。

また、月次決算や四半期決算になると、経理にはどうしても面接に行くことが難しい期間が発生してしまいます。そんなときも、転職エージェントを通していれば面接先企業との日程調整をエージェントにすべて任せてしまえます。日々締め切りに追われる経理だからこそ、転職の面倒な部分は転職エージェントに任せてしまい、ベストな転職活動ができる体制を整えましょう。
ヒュープロは経理などの管理部門の求人に強い転職エージェントですので、是非ご相談いただければと存じます。

まとめ

今回は経理転職のタイミングについて解説していきました。経理として大変な業務は少なくはありませんが、やりがいもあり、達成感のある業務も多くあります。忙しい時期もありますが、順調に業務をこなしていくため最適な入社時期を見極めていきましょう!

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINE編集部の川辺です。転職エージェントとして多くのご登録者様からご相談をいただく際に伺った転職に際しての悩みや不安、疑問を解消する記事をご覧いただけるよう、日々奮闘中です!ご相談はヒュープロ公式Xまでどうぞ!
カテゴリ:転職・業界動向

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