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経理は転職しやすいって本当?その理由を徹底解説します!

HUPRO 編集部
経理は転職しやすいって本当?その理由を徹底解説します!

経理の経験を積んでいると、キャリアを積みやすく、そのため転職しやすいといわれています。しかし、これは本当なのでしょうか?本記事では、経理職が転職しやすいと考えられる理由のほか、転職する際の注意点も踏まえながら解説していきます。経理で転職をご検討の方は是非ご覧ください。

経理職は本当に転職しやすいのか?

結論から言うと経理職は転職が他の職種に比べてしやすいです!
さらに経理経験者ですと即戦力として期待されるのでより一層転職はしやすい傾向にあります。
では経理職が転職しやすいと考えられている理由は何でしょうか?
以下の見出しで解説していきます。

経理が転職しやすいと考えられている理由とは?

経理は、他の職種と比べると転職がしやすいといわれています。ここではどうして経理はこのように転職しやすいと考えられているのかを解説します。

①経理のスキルはどの企業でも通用する

経理は、企業の業種や規模に関係がなく、ほぼ基本的な仕事内容は変わりません。そのため、これまで培ってきたスキルを転職後にすぐに活かすことができます。また、転職後にも引き続いてキャアップを目指せるというメリットもあります。
企業からしても一から業務を教える必要がない為、採用がしやすいメリットがあります。

②資格が業務に直結している

経理では、資格が業務のスキルに直結しています。そのため、勉強をして得た知識をすぐに仕事へ活かすことが可能です。もしも転職までに時間があるのであれば、日商簿記検定、経理事務パスポート検定、税理士、FASS検定の合格を目指してみましょう。

履歴書や面接でこの資格をアピールすれば、どれだけのスキルがあるのかすぐに理解してもらうことができ、転職に有利になります。また、企業の求人で求められている資格やスキル(例えば連結決済経験者)などが明確なため、募集企業の求めるスキルが分かりやすく、応募もしやすい事も利点の一つです。

③経理はどの企業でも需要がある

どの企業もお金を扱うため、経理という職種はなくてはならないポジションです。もし欠員が出たら即戦力として中途の採用を行わなければいけません。そのため求人数も他の事務系の職種と比べると多くなっています。

求人が多いということは自分の条件に合う求人に巡り得る確率があがるということなのでこれも転職がしやすいと言われている一員です。

経理は女性が転職・復職しやすい職種

経理は、女性が転職しやすい職種でもあります。女性は結婚や出産でキャリアに悩むことが多く、気軽に転職できないこともあるでしょう。他の職種と比較すると、女性が転職を目指す場合や、出産・子育て後の復職を目指す場合でも、経理は転職しやすい職種です。

女性が転職しやすい職種が経理である理由には、以下のようなことが考えられます。
・デスクワークが多く肉体的な負担が少ない
・残業が比較的に少ない
・繁忙期と閑散期がはっきりしている
・出産・子育て後も復職しやすい
・資格やスキルで評価される

経理は経理以外の職種にも転職しやすい

経理で得た経験やスキルは、経理以外の職種にも応用することができ、そういった点でも転職しやすいといわれています。ここでは経理から転職がしやすい別の職種をご紹介します。

①店舗経営・販売・営業

経理は数字に強いので、店舗経営や販売、営業に向いています。特に経理は意外にも金融機関との関わりが多く、コミュニケーション能力や交渉力が身についているので、転職後もこれらを活かして働いていくことができるでしょう。

②マネジメント職

経理は、予算管理や資金計画といった経営に関する業務が多いです。常に経営に携わって働いているため、その経験から広い視野で会社を見るといったスキルが自然と身についています。このような力があれば管理職として抜擢されることも多いでしょう。

特に20代、30代の経理職の方ですと将来の経営幹部候補として採用されるケースも多いです。

③一般事務・総務職

経理の仕事というのは事務仕事が中心であり、Excelなどの事務ソフトを使いこなせるスキルが身についています。そして、電話対応や文書作成によって、ビジネスマナーも心得ています。そのため、経理から一般事務や総務への転職もスムーズに行えるでしょう。

経理の転職をさらに有利にするには?

経理の転職をより有利にするための、転職活動を進める準備をご紹介します。

資格取得を目指す

簿記検定や税理士資格などの資格は、強力な自己PRとなります。なかでも、簿記論や財務諸表論、法人税法といったような税理士資格の科目を合格していると、即戦力とみなされて高い評価を得ることができるでしょう。

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経理転職におすすめの資格についてはこちらをご覧ください。

転職エージェントを活用する

経理のスキルを活かすことができる仕事について、転職エージェントに相談をすることもおすすめです。近年の転職市場の動向や、候補に上がった仕事の年収などを教えてもらうこともできます。

また、転職エージェントに相談することにより転職市場においての自分の価値を客観的に知ることができ、今は転職をせずに資格取得に専念すべきだとか、今は実務経験を積んでおいた方が後々有利だ、といったこともわかります。

経理が転職をする際の注意点

経理が転職をする際に気をつけておきたいことを解説します。転職を考える際には、このような転職の注意点といえる部分についても、よく考えておく必要があるでしょう。

①転職は何度も繰り返さないように慎重にすること

経理のスキルがあると、多くの転職先が見つかります。税理士事務所などであれば、1年中、求人募集をしているところもあります。しかし、安易に転職をしてしまうと、思っていた職場じゃなかったとなり、再び転職を繰り返すジョブホッパーになってしまいます。
転職するたびに転職先の会社のグレードが下がることもありますので、慎重に転職先を選んでください。

また何度も転職を繰り返していると、採用する企業する側もまた採用しても転職されるないんじゃないかと思い、採用を見送ってしまうケースもあるので注意が必要です。

転職に失敗しないために重要なことは自分の目指す方向性と転職活動の軸をしっかりと自分の中で持つことです。

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②資格は取得すればいいというものではない

先ほどから、経理のスキルをもっており、さらに資格を取得していれば転職に有利だとお話してきました。ただ、なんでもかんでも資格を取得すればいいというものではありません。やはり1つの分野を決めて、その分野に関する資格を取得した方が良いです。そうでないと、たとえ難易度の高い資格を取得していても、この人は何を目指しているのだろうかと一貫性のなさがマイナス評価になり、選考で落ちてしまうケースがあります。

③経理職は実務経験も重視される

経理職は実務経験も重要視されます。資格勉強に専念するのもいいですが、未経験であれば未経験でも採用してくれる企業を見つけ、経験を積んだ上で本格的に転職活動をするのも選択肢の一つです。

まとめ

経理職は転職が他の職種に比べてしやすいです。今回の記事では経理で働いていると転職がしやすい理由、他職種にでも転職が可能な理由、そして転職の際に気をつけるべきことなどを解説していきました。

転職の際には経理や財務で得た知識をさらに積みたいのか、それとも違う道で活かしていきたいのか、自分の目指すキャリアプランをよく考えて転職活動をするようにしましょう。

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経理の詳しい業務内容についてはこちらをご覧ください。

この記事を書いたライター

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