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経理は頭おかしくなる?向いていないから辞めたい?仕事についていけない?

Hupro Magazine編集部 剱持
経理は頭おかしくなる?向いていないから辞めたい?仕事についていけない?

経理の仕事は細かすぎて頭がおかしくなりそう、向いていないから辞めたい、仕事についていけないと感じていませんか?

この記事では、経理業務がストレスフルである理由や、向き不向きの特徴について解説します。

今の環境が辛いと感じている方は、ぜひ参考にしてください。

経理は頭おかしくなる?ストレスがかかる理由3選!

経理担当者が「頭がおかしくなる」と感じてしまうほどのストレスを感じる主な理由は、以下の3点です。

  • ・経理には月次・四半期・年次決算など、「締め」がある
  • ・会社のお金に関するためミスが許されない
  • ・作業量は多いがルーティンワークになりがち

経理には月次・四半期・年次決算など、「締め」がある

経理の仕事には、逃れることのできない「締め切り」が常に存在します。 毎月の月次決算に加え、四半期決算、そして最も重い年次決算と、一年中何らかの締め切りに追われている状態です。

特に繁忙期には残業が続き、プレッシャーと長時間労働が重なることで、精神的に追い詰められてしまうケースが少なくありません。

会社のお金に関するためミスが許されない

経理は会社のお金を管理する部門であり、1円のミスも許されないというプレッシャーが常にあります。 請求書の金額間違いや振込ミスは、会社の信用問題に直結します。

また、決算書に誤りがあれば、株主や取引先からの信頼を失うだけでなく、脱税などの法的な問題に発展するリスクもあります。

この「間違えられない」という緊張感が、日々の大きなストレス要因となります。

作業量は多いがルーティンワークになりがち

経理の仕事は、膨大な量のデータを処理する一方で、作業自体は単調なルーティンワークになりがちです。

ひたすら伝票を入力したり、領収書をチェックしたりする作業は、高い集中力を要するものの、創造性を発揮する場面は必ずしも多くありません。

「毎日同じことの繰り返しで、自分がロボットのように感じる」という感覚に陥り、精神的な疲弊(バーンアウト)を招くことがあります。

経理に向いてないから辞めたい?仕事についていけない人の特徴3選!

自分には経理が向いていないから辞めたい、仕事についていけないと感じる人には以下のような共通の特徴が見られます。

  • ・数字に強いストレスを感じる・強烈な苦手意識がある
  • ・ルーティンワークが苦手・飽きっぽい
  • ・締め切りを意識した仕事が苦手

数字に強いストレスを感じる・強烈な苦手意識がある

数字を見るだけで頭痛がする、計算が合わないとパニックになるという人は、経理には向いていません。

経理業務は一日中数字と向き合う仕事です。数字に対する生理的な拒否反応や強烈な苦手意識がある場合、業務そのものが苦痛となり、どれだけ努力しても成果が出にくい傾向にあります。

ルーティンワークが苦手・飽きっぽい

変化や刺激を好み、同じ作業を繰り返すことが苦痛な人は、経理の仕事にストレスを感じやすいでしょう。

経理は正確に、淡々と業務を遂行することが求められます。新しいアイデアを出したり、日々異なる場所で活動したりすることに喜びを感じるタイプの場合、経理の単調な業務に飽きてしまい、集中力が続かずにミスを誘発する悪循環に陥る可能性があります。

締め切りを意識した仕事が苦手

マイペースに仕事を進めたい人や、時間に追われることが極端に苦手な人にとって、経理は過酷な環境です。

経理のスケジュールは法律や社内規定で厳格に決まっており、個人の都合で動かすことはできません。「多少遅れても良い」という感覚で仕事をしていると、周囲に多大な迷惑をかけることになります。

経理の仕事が向いている人の特徴3選

以下のような特徴を持つ人は、経理の仕事に高い適性があり、ストレスを感じにくく活躍できる傾向にあります。

  • ・数字を扱うのが得意・好き
  • ・ルーティンワークが得意・集中して取り組める
  • ・締め切りを意識した仕事が得意

数字を扱うのが得意・好き

数字の整合性を合わせることにパズル的な快感を覚える人は、経理に非常に向いていると考えられます。

貸借がぴったり合った時に達成感を感じたり、データ分析から企業の経営状態を読み解くことに興味を持てたりする人は、経理の仕事を「面白い」と感じながら続けることができます。

ルーティンワークが得意・集中して取り組める

決まった手順を効率よく、正確に繰り返すことにやりがいを感じる人は、経理のプロフェッショナルになれるでしょう。

「昨月よりも早く処理できた」「ミスなく完了できた」といった小さな改善を積み重ねることに喜びを見出せるタイプは、安定したパフォーマンスを発揮し、職場でも重宝されます。

締め切りを意識した仕事が得意

ゴール(締め切り)から逆算して計画を立て、予定通りにタスクを消化することを得意とする人は、経理に向いています。

繁忙期であっても、「ここまでやれば終わり」という見通しを持って冷静に取り組めるため、プレッシャーを過度に感じることなく業務を完遂できます。

経理業務ではなく「今の会社」が嫌なら転職を!

ここまで読んで、「経理の仕事自体は嫌いじゃないけれど、今の職場環境が辛い」と感じた方もいるのではないでしょうか。

もし、あなたのストレスの原因が「アナログな業務フロー」「人間関係」「過度な残業」にあるなら、それは職種ではなく「会社」を変えることで解決できる悩みです。

経理のスキルは、どの企業でも通用する専門性の高いスキルです。 環境を変えるだけで、「頭がおかしくなる」ほどのストレスから解放され、快適に働けるようになるケースは非常に多くあります。

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この記事を書いたライター

株式会社ヒュープロにてオウンドメディア「Hupro Magazine」のライティングなどを担当。大学法学部法律学科卒業後、銀行にてエネルギーや金属など"コモディティ"の取引、司法試験を中心とした資格試験予備校にてWEBマーケターとしての記事ディレクションなどを経て現職。法令や金融、資格試験の知識も活かしつつ、分かりやすくもためになる記事の作成に注力しています!士業や管理部門、FASなどの業界に就職・転職をご検討されている方は、ぜひ業界特化の転職エージェント「ヒュープロ」をご活用ください!
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