金融機関からの転職を考えている方におすすめの職種があります。それは、「税理士」です。本記事では、そんな転職のポイントや税理士がおすすめの理由をご紹介します。
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転職を成功させるために大切なのは「なりたい自分」をできるだけ具体的にイメージすることです。「仕事が嫌だから」「大変だから」など、気持ちで勢いのみの転職活動は失敗しやすいです。金融機関を辞めようと考えている人は、退職のメリットとデメリットを確認しましょう。
自由度が高くなる
金融機関は出世競争が激しかったりノルマが厳しいところが多いです。人によっては「自分らしくのびのびと働く」のが難しい環境と言えます。
転職先にノルマがない職種や自由でフラットな空気のある職場を選べば、今よりも自分に合った働き方ができるかもしれません。
資格や経験を活かして働ける
証券会社や保険会社など、同じ金融業界であれば保有資格や経験を活かせるので転職は有利になるかもしれません。他にも「数字に強い」というイメージから、会計事務所や税理士法人などへの転職でもアピールポイントになるでしょう。
金融機関に勤めているというのは世間目には良いイメージがあるので、面接では「どうして銀行を辞めてうちで働きたいのか?」といった質問をされること多いです。応募先の企業を納得させられる志望動機を用意する必要があります。
収入が下がる
メガバンクに勤めていた場合、今以上の給与をもらえる会社に転職するのは難易度が高いと考えられます。
福利厚生の質が下がるかもしれない
転職先の企業によっては、福利厚生や研修制度が銀行より充実していない可能性があります。
金融機関から会計事務所への転職を成功させるためには、
・税理士資格もしくは科目合格の取得
・即戦力になるスキルや経験の保持
のどちらかを満たすことが大切になります。
税理士試験は、科目合格制を採用していて必須、選択科目を含めて5科目の合格が必要です。税理士は、働きながら勉強する場合、平均合格年数が4~5年という非常に難易度の高い資格です。早い人でも合格までに3年はかかります。
そのため、早めに勉強を始め準備を行う必要があります。
本気で税理士を目指すのであれば1~2年ほど休職して、まずは3科目合格することがベターといえます。
また、税理士試験に5科目合格していなくても採用されることはあります。
「何科目合格していて、残りは勉強中です」という場合でも転職後に再度、働きながら危険合格に向け勉強することができます。
会計事務所では、税理士資格がなくともスキルや経験次第では即戦力として活躍することは可能です。
実際、どのようなスキルがあれば会計事務所に転職できるのかを次でご紹介します。
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金融機関から会計事務所へ転職するのに役立つ「経験」「スキル」「資格」をそれぞれみてみましょう。
融資や融資の審査業務に携わった経験は転職でアピールになります。
起業家にとって資金調達は非常に重要な事項ではありますが、融資の仕組みや事業計画書の審査基準などに精通している税理士は多くありません。
銀行側の内情に詳しいことは金融機関出身者ならではの強みといえるでしょう。
コミュニケーション能力は、税理士にとって顧客との信頼関係を築くために欠かせないスキルです。
銀行員は金融商品の販売や営業ノルマなど金融機関としての数字が重視されますが、税理士は顧客との長期的な信頼関係構築に重きをおき、真のパートナーとなることが重要になります。コンサル業務に特化した税理士法人への転職では有利となるでしょう。
税理士法人に転職するのに役立つ資格は下記の通りです。
中小企業診断士
中小企業診断士は、従業員15名以上の中堅会計事務所へ転職する際の強みとなります。
経営コンサルタント業務では、同規模以上の会計事務所ならではの組織編成や運営など、具体的な事例を交えて提案することが可能です。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーの資格は、資産税や相続に強い事務所で有利です。
相続や事業承継、年金、リスク管理、資産運用などの業務において、顧客の理想の人生を実現させる総合的なアドバイスに直接役立てることができます。
今回は、金融機関からの転職についてご紹介しました。
・転職のメリット「自由度が高くなる」「資格や経験を活かせる」
・転職のデメリット「収入が減る」「福利厚生の質が下がる」
・税理士を目指し、会計事務所への転職がおすすめ
・まずは税理士試験で科目合格を目指そう
上記が転職に関するポイントです。
今回おすすめした税理士の資格は、難易度は高いですが、この資格があれば様々な会計事務所、税理士法人、企業の会計・経理部門への転職に有利になります。手に職をつけたいと考えている方は、ぜひ税理士資格の取得を目指してみてください。