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税理士が転職する時期はいつがおすすめ?

HUPRO 編集部
税理士が転職する時期はいつがおすすめ?

税理士や会計事務所勤務の人にとって転職する時期というのは悩ましいところです。忙しいときに転職をすべきか、比較的閑散期に転職すべきか。また、どのくらいのスパンで転職をするべきかなど個人的な事情もあります。今回は、税理士が転職する時期はいつがおすすめか解説します。

会計事務所への転職事情については下記のコラムでも詳しく紹介していますので、あわせて是非ご覧ください。
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税理士が繁忙期に転職するのは良いか

税理士が最も忙しいのは12月の年末調整から3月の確定申告にかけた年末年始となります。この時期は本当に忙しく、事務所によっては毎日終電まで残業続きということも多いでしょう。

では、この繁忙期に転職を考えるのはどうでしょうか。転職先の事務所として繁忙期は猫の手も借りたいほどですので、需要があるようにも思えます。確かに需要はあるのですが、様々な面で問題があります。

まず、面接をしたいけど、仕事が忙しくて時間を合わせてあげられる余裕がないことが挙げられます。あまり余裕のない時期に来られても面接の為の時間がもったいない上に、仕事を教える時間も作れないのでで、そもそも募集自体が少ないことが挙げられます。

また、繁忙期に前の事務所を辞めるということは無責任な人だという印象を与えてしまう可能性があります。他の事務所の繁忙期に辞める人ということは、採用したとしても同じように繁忙期に辞めてしまうのではないかという不安が付きまといます。どうしても繁忙期に活動をしなければならない理由があるのでしたら、それが相手に納得のいくように説明するべきでしょう。

ただし、12月は税理士試験の合格発表がある月でもあり、税理士の科目合格者の採用を目的で求人募集が増える時期となります。科目合格者として採用されるためには、そこに焦点を当てた活動が必要となるでしょう。

税理士は閑散期に転職するほうが良いか

それでは、繁忙期以外の時期はどうでしょうか。個人の確定申告が終わると3月決算の申告や、今まで回れなかった法人回りをするため3月下旬から4月まではまだ忙しい時期が続きます。

通常、6月頃から10月あたりが割と落ち着いた時期と言えるでしょう。特に9月頃から年末調整などに向けて事務所は人員を補強したくなる時期となります。この辺りで転職活動をすれば、少しは採用基準が甘くなる事務所もあります。また、閑散期であれば前職を辞めやすくなりますし、年末に向けて新しい会計事務所のやり方や顧客とのコミュニケーションをとる時間も確保できるでしょう。

なお、8月は税理士試験が終わってひと段落した月であること、4月は確定申告が落ち着いた月であることから、定期的な募集をしている会計事務所はそのあたりで求人を出すことも多いので注意が必要です。

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税理士の転職活動は年中チャンスと思ったほうが良い!?

今までは一般的な話をしましたが、実はどの会計事務所も良い人材がいれば、いつでも欲しいと思っていることが多いのが事実です。年中どこかの事務所が求人を出しているのはそのためでもあります。

つまり、求人を出している場合は基本的に採用に積極的であることが考えられるため、上記のような転職の時期については一旦忘れて応募してみると良いでしょう。前の事務所の退職時期についても、面接の際にしっかりと相談して決めればスムーズに転職ができるでしょう。

また、中小の税理士事務所でありがちなのは、担当者が辞めてしまったため早急に採用したいという事例です。このような場合はいち早く補充をしたい為に条件面もある程度優遇されることもありますので、魅力的な求人があったら多少ハードルが高くとも、ダメもとで応募してしまうというのも一つの手でしょう。

急募案件については、一般の求人情報サイトに掲載されるまでに時間がかかるため、なかなか掲載されないということもあります。そんな時は、すぐに求人情報を把握している税理士・会計事務所の転職エージェントに相談するのがおすすめです。

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税理士が何年くらい勤めたら転職時期になる?

今までは季節的な転職時期についてお話をしました。それでは、個人的に何年程働いたら転職を考える時期と言えるでしょうか

税理士事務所に転職

まず、税理士事務所から税理士事務所に転職する時期についてお話します。税理士事務所から税理士事務所へ転職する場合は、経験者としての採用枠になると考えられます。
経験者というのは、普通は少なくとも3年間は税理士事務所勤務を経験した人を言いますが、1年間働いただけでもある程度一通りの流れはつかんでいると考えられるため、場合によっては経験者とは言えるでしょう。

しかし、転職先が最初から複数の担当を持たせたいという場合はこの3年以上というのは一つの目安となるでしょう。それ未満でも第二新卒のように一からやり直すという気持ちであれば、特段気にすることはないでしょう。

一般事業会社に転職

次に、税理士事務所から一般事業会社への転職については、転職先に求められるスキルによって違います。株式公開などでCFOとしてのポジションであれば、税理士事務所でのマネジメント経験も重要となるため、10年程度は税理士として業務経験を積んでおくと良いでしょう。しかし、スキルが適正に認められればそれよりも短い年数でも認められるとは考えられます。

一般事業会社でも大企業であれば、マネージャークラスやCFO以外にも様々なポジションが用意されていますので、特に税理士事務所の経験年数はあまり気にしなくとも良いでしょう。経理の素養があるという目線で採用されるため極端に短い経験年数でなければ、あとは個人のポテンシャルで採用されると考えられます。

まとめ

以上、税理士の転職時期について解説しました。税理士事務所は繁忙期と閑散期がはっきり分かれるという特徴があり、また8月は毎年税理士試験が行われます。年間スケジュールをしっかり把握した上で、事務所の事情をくみ取り、転職先と転職者双方にとってベストな時期に転職ができるように準備をしましょう。

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