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「委託販売」とは?徹底解説

HUPRO 編集部
「委託販売」とは?徹底解説

委託販売とは、商品の販売を自ら行わないで、第三者に商品を積送して手数料を支払うことで商品の販売を委託する販売形態のことです。今回は、委託販売について詳しく説明します。

「委託販売」とは

委託売買の一種で、他人から売買の委託を受けた人や店が、相手方を求めて自己の名において行う売買取引のことをいいます。とくに取引所の会員や、商品取引員が顧客の委託に応じて行う売買のことです。

委託販売では、商品の生産者や商人が、他の商人に商品販売を委託することで、それに対する報酬として、売上金額の一定歩合を手数料や口銭として支払う販売方式がとられています。

基本的に委託する側の生産者や商人を委託販売者、委託された側の商人を受託販売者とよびます。

後者はその受託方法によって、さらに代理商、仲立商(ブローカー)、問屋(といや)に分かれます。受託者が委託者として売買にあたるのが代理商、他人間の売買の媒介のみをするのが仲立商、受託者が自己の名において委託者の計算によって販売をするのが問屋ということです。

なかでも、もっとも典型的な委託販売の例は問屋です。ほかにも代理商の場合もあります。手数料または口銭の歩合は、商品や売上金額によって異なりますが、一般には2~3%前後であり、多くても10%を超えるものはほとんどありません。

委託販売を行う場合

委託販売を行うケースはいくつか想定されます。
まず、市場性の不安定な新製品や無名品を販売するために、生産者や取扱い商人が自分で販売するよりも、百貨店や有名小売店の販売能力に依存し依頼したほうが適切な場合です。
さらに、商品取引所や証券取引所における取引は、商品仲買人や証券業者(会員)に委託しなければできないものです。

貿易上では、在外出先機関をもたない業者や新販路を開拓しようとする商人もいますが、一般に海外市場の需給状況や相場の情勢の情報を持っていないなどの理由から、手数料を払っても委託販売したほうが安全に商売が行えるということもあります。

委託販売の際、販売価格について、委託販売者が受託販売者に対して最低値段を示す場合と、市価の成り行きに任せる場合とそれぞれにあります。前者を指値、後者を成行といいます。また、受託販売者が受託品を時価で処理することを、仕切り販売といいます。

「委託販売」のメリット、デメリット

委託販売にはいくつかのメリットとデメリットがあります。
まず委託販売のメリットは、なんといっても実店舗に置いてもらえる事で認知が拡大するという事です。客足が多い店舗でこそ認知が拡大できるものです。商品を目にしてもらう機会が増えるので自分のブランドや作品の認知は拡大していくでしょう。

さらに、写真を撮るのが苦手だったり、商品をアップする作業が苦痛に感じるという人にとっても、委託は便利です。実店舗での販売になるため、商品撮影や商品をホームページなどにアップして説明を書くなどの必要はありません

一方、デメリットもあります。商品の種類によりますが、委託販売の場合、一定以上の販売手数料がかかる事が多いようです。販売店によっては、商品を置いてもらうためのスペース代が月々発生します。月々の料金はスペースにもよります。

長期間売れなくて商品が古くなった、沢山の人の手に触れて商品が薄汚れてきた、店舗がセール期間に突入した、など理由は様々ですが、お店側の都合や判断で勝手にセール品として販売される事もあり、商品が売れても、想定よりも収入が低い可能性もあります。

買取制と委託販売の違い

買取制との違いについて説明します。買取制は、小売業者が自社の販売計画をもとに仕入れ量を決め、売れ残りの危険を負いながら、商品をメーカーや問屋などから買い取り、販売する仕組みのことです。
この制度では、売り手が買い手に商品を引き渡した時点で、その商品の所有権が移ることになります。その時買い手は、保管など商品に関わる責任を負うことになります。

そして、委託販売は商品の生産者や卸業者が、自社で扱っている商品の販売を小売業者に委託し、実際の販売量に応じて手数料を支払う販売方法です。
小売業者にとっては、売れ残った商品は返品すれば済むというメリットがあり、リスクはそれだけ小さくなります。委託販売には売り値の下限を指定する「指値売買」と、市場の状況に合わせて売り値を小売業者に任せる「成行売買」があります。

この記事を書いたライター

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