経理業務をしたことがない、もしくは初めて経理の実務につく、そんな方が経理や会計業務についての関心と知識を深める入口になるような経理の入門書をセレクトしてみました。
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経理に初めて配属された方におすすめの本です。経理の基礎知識や業務の流れを理解することができます。
経理業務のやりがいや面白さが伝わる配属1年目の必読書。
マンガ、会話、図解ありのテンポの良いストーリー形式で経理業務の全体像と要所が楽しく理解できる一冊です。
監査法人、大手企業経理部での実務経験を持ち、公認会計士YouTuberとしても活躍する著者ならではの巧みな構成となっています。経理の仕事に興味がある学生さんにもおすすめです。
タイトル:タイトル:経理になった君たちへ〜ストーリー形式で楽しくわかる!仕事の全体像/必須スキル/キャリアパス〜
出版社:税務研究会出版局
白井敬祐(著)
経理に初めて携わる人が仕事の流れを把握するにあたって、一読しておきたい本。専門用語がいろいろあって「経理はむずかしい」と思っている人向け。経理の知識がない人でも、経理業務の全体像からはじまり、読みやすくわかりやすい解説と章立てで書かれています。
タイトル:これから始める人の経理入門
出版社: 新星出版社
佐々木/理恵(著)
20代と銘打っていますが、新人・会社に慣れた頃、担当業務ができた頃など、会社に入社してからステップアップしていく中で、それぞれの業務のノウハウとポイントをわかりやすく解説しています。3年かけて学ぶことを先取りして、いきましょう。できれば簿記の勉強をしつつ読み進めるのが習得のコツです。
タイトル:3年後に必ず差が出る 20代から知っておきたい経理の教科書
出版社: 翔泳社
小島 孝子 (著)
決算書はなぜ存在するのかという根本的な解説から始まり、財務諸表の必要項目、読み方、考え方を見開きで簡潔に解説してくれるベストセラー。有名企業の決算書を図解して解説してくれるので、経営状況がどう決算書に反映するかを実地で学べます。
タイトル:決算書はここだけ読もう
出版社: 弘文堂
矢島 雅己 (著)
中小企業では経理だけでなく人事や総務の仕事をも一緒にすることも多いもの。初めて業務に携わることになった人向けに、それぞれの業務の概要と、具体的な手続きやスケジュールを図解を交えて解説しています。巻末に「小さな会社のためのよく使う勘定科目リスト」を収録。
タイトル:小さな会社の経理・人事・総務がぜんぶ自分でできる本
出版社: ソシム
北川 知明 (著)
経理業務に必須とも言える簿記の基礎知識から、具体的な仕訳や決算書の作成方法が身に付けられます。簿記について全く知らない初心者から、実務で仕訳や決算書の作成を行っている方にもおすすめの本です
簿記の基礎をとことんわかりやすく解説し、実際に手を動かして覚えるというところまで落とし込んだ本。各PARTの簡単なポイントはマンガで解説しているので、楽しみながら理解を進められる校正。複雑な説明をはぶき、初心者が苦手とする “簿記の用語”と“簿記のルール”を丁寧に解説しています。仕訳ルール、決算表の作成まで
タイトル:はじめての人の簿記入門塾―まずはこの本から
出版社: かんき出版
浜田 勝義 (著)
ハローキティが簿記の世界にも登場。簿記を勉強するメリットから、決算書の作り方、仕訳の解説などをわかりやすく説明してくれます。具体例や図解もたくさんあり、難しい言葉にはルビもふってあるので、超初心者向けには良い本です。応用編では難易度の高い実例をやさしく説明してくれます。
タイトル:ハローキティのかんたん簿記 超入門
出版社:サンクチュアリ出版
奥津 美穂 (著)
経理の実務経験がある、中級者・上級者におすすめの本です。経理・会計の仕組みを、基礎から身に付けることができます。初めて経理に触れる方より、経理業務の流れが分かった上で、基礎知識を身に付けレベルアップしたいと考える中級者・上級者におすすめです。
会計全般についてカラーと図解で、基礎からじっくり学べる一冊。複式簿記や会計記録のタイミング、金額の考え方など会計制度の基礎になっている考え方を簡潔に説明している。初心者が疑問に思う点については、キャラクターが質問してそれに答えるという形で、理解を深める演出が秀逸。会計を用いた簡単な分析方法までも解説しており、会計の仕組みをわかりやすく学ぶことができます。続編の<会計基準の理解編>もおすすめです。
タイトル:会計のことが面白いほどわかる本~会計の基本の基本編~
出版社: KADOKAWA/中経出版
天野 敦之 (著)
一問一答で考えさせる本。自分で問題を解いて答えを読むことで知識を頭に入れやすい構成となっています。損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の基本からその関係性までわかりやすく解説。
kindle版は回答に飛べないので、紙の本で買うことをおすすめします。
タイトル:一問一答で学ぶ 会計の基礎
出版社: ファーストプレス
松浦 剛志 (著), 蝦名 卓 (著), 松浦 圭子 (著)
本を読むことに慣れていない方や苦手な方におすすめ経理の本です。経理や会計は専門用語が多く、本を読むだけで疲れてしまうかもしれません。フィクションの世界観やストーリー仕立てのマンガなので、本で勉強している感覚にならずに経理・会計が学べます。
乃木坂46衛藤美彩が「複式簿記が存在しないパラレルワールド」に迷い込むという設定でえがかれる戯曲仕立てのSF小説。「仕訳」「貸方・借方」などの帳簿の基本から、「株式会社会計の誕生」「クリーン・サープラス関係」といった簿記、財務会計の核心に迫るトピックまで、無理せず楽しく理解することができます。簿記・会計への理解を深めたい人、そして、これから勉強しようという人にもお勧めの一冊。
タイトル:なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?
出版社: PHP研究所
衛藤 美彩、 澤 昭人(著)
ビジネス誌『プレジデント』(2018年10月15日号)の特集 「本当に仕事に役立つ必読書ランキング ビジネス本総選挙」 のIT・会計部門で、第5位に選ばれた本。
会社の数字の仕組みについて、ストーリー仕立てでわかりやすくマンガ化したビジネス書。会社数字のしくみについて全く無知の新入社員・向井が、会社の財務改善プロジェクトの一員に任命されたことから物語がスタートし、その過程で財務の基本を学び、経理部、製造部、営業部の各現場の仕事と会社の問題点をつかみ、対応策を考え、実行していくというストーリー。各章末にワンポイント解説や財務用語解説などを挿入。基本的な知識が復習できる構成になっています。
出版社: ダイヤモンド社
森岡 寛、渡邊治四 (著)
経理や会計を本で学ぶ場合には、自分のレベルに合った本を選ぶことが重要です。初めて経理で働く初心者だと、経理の専門用語が分からないことも多いでしょう。文字だらけの本だと、途中で挫折する恐れもあります。経理初心者には、具体例や図解で分かりやすく解説している本がおすすめです。
ある程度業務に慣れてきて、実務レベルを上げたい方や、キャリアアップを目指す方は、簿記の資格取得を目指すのも良いでしょう。簿記の基礎から実務レベルの内容まで分かりやすく解説した本がおすすめです。
本には、自分の都合の良いときにいつでも勉強でき、繰り返し内容を確認できるというメリットがあります。しかし、通勤中などの隙間時間に勉強するには持ち運びが不便ですし、読むだけで手を動かさないので実務的な学習には不向きかもしれません。
スマホアプリであれば、通勤中でも気軽に学習でき、持ち運びを意識する必要がありません。下記のスマホアプリを使えば、簿記の学習や試験対策にもなります。
・パブロフ簿記3級lite
・スピード仕訳簿記3級
・倒して覚える勘定科目
・簿記3級一問一答
・簿記3級 試験問題対策 アプリ-オンスク.JP
また、難易度の高い資格の取得を目指している場合には、専門学校やオンラインスクールも検討してみましょう。簿記3級は独学でも合格しやすいですが、近年では簿記2級の難易度が上がっており、本やアプリなどを使った独学で合格するのは難しいようです。
初めて経理をされる方に向けた入門書をご紹介してきましたが、自分の現在の段階に合わせた本や足りていない知識についての本を中心に頭に入れていくことが効率よく学んでいく近道になるのではないでしょうか。また、経理は正確に早く業務を行うことや、数字から読み取る力が重要となってきます。そういったことを意識しながら働くことで自身のスキルアップにつながるでしょう。
経理の転職や仕事内容などについてまとめた記事もご紹介していますので、よろしければご覧ください。
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