士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所|HUPRO MAGAZINE
士業・管理部門のキャリアコラムが集う場所

カテゴリ

働きながら難関資格合格を目指す!5つのポイントを実例と共にご紹介!

HUPRO 編集部
働きながら難関資格合格を目指す!5つのポイントを実例と共にご紹介!

資格の勉強をしたいけど、仕事が忙しい。果たして勉強しながら働くことは可能なのだろうか?このような思いをした経験はありませか?昇進や転職してキャリアアップするために、勉強しながら働こうと考えている人は少なくありません。実際に働きながら勉強を続け、念願の資格を取得してきた人もたくさんいます。結論から言えば、勉強しながら働くのは可能です。今回は勉強しながら働く人向けに、いくつかの事例を紹介しながらポイントを解説していきます。

会社をやめて資格の勉強に専念するのはあり?

会計士や弁護士など合格率が低いとされる難関資格になると、会社を辞めて勉強に専念したほうがいいかもしれないと思う人が増えてきます。

確かに、会計士など勉強に専念しないとなかなか合格できない資格もありますが、そうでなければ、できるだけ勉強と仕事を両立させた方が良いと言えるでしょう。
理由として、合格できない時のリスクが大きいからです。

会社の採用面接を受ける際に、離職期間が長ければ長いほど、応募企業から必ずといっていいほど、「離職期間に何をしていたか?」を問われます。資格の勉強が理由であっても、離職期間が長すぎると転職活動では不利になってしまいます。

例えば、税理士試験は科目合格制を導入しているため、働きながら資格を取得する方も多かったり、また職場環境についても資格勉強に柔軟に対応する方針のところも多くありますので、仕事を辞めて資格勉強に専念すると決めるより、まずは両立ができる環境がないかと、色々と探してみる方が賢明であると言えます。

勉強しながら働く実例をご紹介

ここでは、勉強しながら働く実例をご紹介したいと思います。

事例 Aさん
・製薬メーカーの事業企画部勤務
・文系の私大学卒
・勉強資格:中小企業診断士
・勉強期間:2年間

32歳の時に、客観的な実力を証明するために中小企業診断士の資格を取得しようと決心。
しかし、所属する事業企画部では、商品開発のために残業の日々が続きます。
そこで、Aさんは繁忙期と閑散期とで学習のペース配分を考えることに。
深夜に帰宅する日が多くなるプロジェクトの繁忙期では、まとまった時間が取れません。
そのため、2年後の1次試験の合格を目標に、通勤電車や移動では、音声学習を中心とした、キーワードの基本知識の習得と暗記に注力し、基礎作りの徹底を図りました。
結果、見事2回目で1次試験を突破。
生産工場の立ち上げやマネジメントの実務経験もあり、2次試験はなんと1回での合格でした。
転職先へのアピールにもつながり、学生時代からの念願だったカメラメーカーへ事業部長クラスでの転職が実現することになりました。

Aさんの勝因は、3つあります。

1つは、無理のないスパンで勉強に取り組む計画を立てたこと。次に、日々の実務が試験範囲だった点。最後は、毎日の生活のなかで無理なく勉強する習慣を取り入れた点です。

勉強しながら働くための5つの工夫

忙しい毎日のなか、仕事をしながら勉強をしている人は、常に工夫することを心がけています。ここでは、すぐに実践できる勉強しながら働くための5つの工夫をご紹介しましょう。

1.スキマ時間を有効利用する

資格試験の勉強は時間との戦いです。通勤電車の移動や、ランチの待ち時間など数分であっても、暗記物に目を通すなどスキマ時間を有効利用しましょう。特にスキマ時間の中でも、自分の集中力が高いタイミングを見つけることです。毎日1分でも2分でもいいので、可能な限りそのスキマ時間で勉強することを心がければ、勉強が習慣になり記憶の定着もよくなるでしょう。

2.合格体験記を読む

モチベーションが下がりそうなときは、合格した人の体験記を読むようにしましょう。「合格した人でもこんなに苦労があったんだ」と勇気をもらえることがあります。

3.仕事と関連付ける

たとえば、貿易事務をしている人が、社労士を目指したとします。今の業務では関係がなくても、ランチで年金制度の会話をしたり、勤務先との労働契約書や人事制度などをチェックすることで、効率的に学びに変えることができます。

4.集中できる環境を見つける

会社帰りのカフェなど、学習に集中できる環境をいくつか持っておくと、勉強の質が高まります。飲食も可能な会員制の自習室も増えてきましたので、同じように目標に向かう学習者からも刺激を受けつつ、静かなスペースで存分に勉強ができます。

5.応援してくれる人を作る

パートナーや上司・職場の同僚など資格取得に向けて学んでいることを応援してくれる人を最低でも1人は作っておきましょう。資格の勉強ともなれば、長期間に及ぶケースも少なくありません。弱音を吐いたとしても、背中を押してくれる存在は大きいものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
一見すると、タイトなスケジュールに身を置くことに思えます。しかし、勉強しながら働くことは、お金をもらいながら自己研鑽できるということでもあります。自分自身への投資に着実につながっていくでしょう。
もし、望んだ結果が手に入らなかったとしても、自分への投資はビジネスパーソンとしての知的資産となって必ず積み重なっていきますので、ぜひ勉強しながら働けるビジネスマンを目指してはいかがでしょうか。

HUPRO MAGAZINEでは、税理士試験に関するコラムを多数掲載しています。
いくつかピックアップしてみましたので、よろしければご覧ください。

この記事を書いたライター

HUPRO MAGAZINEを運営している株式会社ヒュープロ編集部です!士業や管理部門に携わる方向けの仕事やキャリアに関するコラムや、日常業務で使える知識から、士業事務所・管理部門で働く方へのインタビューまで、ここでしか読めない記事を配信。
カテゴリ:コラム・学び
    タグ:

おすすめの記事