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会計大学院に行くメリットは?学費はどれくらいかかるの?

HUPRO 編集部
会計大学院に行くメリットは?学費はどれくらいかかるの?

公認会計士試験の制度が変わって世に出てきた会計大学院、響きはかっこいいですがどのようなところで、行くメリットはあるのでしょうか。また、大学院というだけあって学費はそれなりにかかることが予想されます。そこで、今回は会計大学院に行くメリットやその学費について解説したいと思います。

会計大学院とは?

まず、会計大学院とはどんなところか確認しましょう。会計大学院とは、平成18年度から改正されたいわゆる新公認会計士試験制度のために作られた専門職大学院を言います。別名、会計専門職大学院やアカウンティングスクール(アカスク)とも呼ばれます。

この公認会計士試験制度ができるまで、他の国家資格がない限り、公認会計士になるためには短答式及び論文式に基本的には全科目同時に受験して合格しなければなりませんでした。

しかし、試験一辺倒の公認会計士のみならず、学者、実務家等様々な人材を公認会計士として活躍させるために試験制度が改訂され、会計大学院が設けられるようになりました。

会計大学院で一定の単位を取得し、専門職学位を与えられると短答式試験の財務会計論、管理会計論、監査論の3科目が免除されるようになります。そのため、制度ができた初年度では様々な大学で会計大学院が作られ、多くの受験者を募ることになりました。

会計大学院の学費は?

会計大学院は名前の通り大学院であるため、学費が発生します。会計大学院に入学するためには勉強に専念することが多くなることから学費がいくらになるかが気になるところです。

会計大学院の学費は大きく分けて入学にかかる費用と年間の授業料にわかれます。共通して国公立が比較的安い傾向にあり、私立が高い傾向にあります。これは、会計大学院に限らず、通常の大学と同じと考えればよいです。

まず、入学にかかる学費は30万円前後となり、国公立と私立とでは金額的な差異はそれほどありません。一方年間の授業料は国公立か私立かでかなり差が開きます。概ね2年~4年コースとありますが、長いコースであればあるほど年間の学費は安くなりますが、総支払額は高くなる傾向にあります。

具体的には、2年コースで140万円程度から360万円程度となるため、相当額の開きが出てきます。

学費の安い会計大学院に行けばよい?

先ほどお話した通り、会計大学院の学費は学校によって相当開きがあります。それでは安いところに行けばいいかというと、どこに重点を置くかで結論が異なります。

まず、国公立の大学院の方が学費は安い傾向にあります。これは、国からの補助の多寡もありますが、設備の違いもあります。国公立は予算の関係上どうしても設備が古くなる傾向にありますが、私立であれば経営者の裁量が大きく左右されるため、設備投資が活発に行われている大学が多いとも言えます。

しかし、国公立でも積極的に設備投資をしている大学もありますし、私立でも設備投資には消極的な大学もあります。

また、国公立であるか私立であるかだけではなく、学校そのもののブランドや教授の質も異なります。せっかく2年以上会計大学院に行くのですから、自分にとってメリットのある大学や教授の元で勉強をした方が身につきますし、就職活動をする上でも有名な大学院を出た方が良いと考えることが自然でしょう。

学費で大学を決めるのも大事ですが学ぶ内容や大学の知名度などと総合して判断することが良いでしょう。ただし、公認会計士に合格した場合、監査法人の就職活動では学歴はあまり重視されないことが一般的ですので注意が必要となります。

会計大学院に行くメリットは?

会計大学院に行く最大のメリットとしては最初にあげた通り、一部の短答式試験が免除となります。短答式試験は論文式試験を受けるための最低条件で、この試験に合格しなければまた次回の短答式試験を受けねばなりません。

現在は年2回短答式試験を受けられるようになりましたが、改正前の公認会計士試験では年1回しか受けることができず、論文式試験に受かる実力があっても短答式試験で落ちて受験期間が延びてしまうことがありました。

そんな中、会計大学院を無事に卒業し、専門職学位が与えられれば短答式試験に合格しやすくなり、合格に近づくこととなります。

また、会計大学院を無事に卒業すると修士の学位が与えられます。修士の学位があれば公認会計士合格後に学者としての道も選択することができるため、実務家から方向転換したい場合に有利となります。

会計大学院には奨学金制度はあるの?

会計大学院の学費は先ほどお話した通りそれなりにかかります。よって、学費がネックとなって大学院に行くことをあきらめる人もいるかもしれません。しかし、奨学金制度がある大学院もあります。

例えば関西学院大学であれば、公認会計士論文試験の科目合格がある場合や短答式試験に合格している場合などは一部もしくは全部の授業料が免除になる場合があります。

しかし、短答式試験に合格している場合は会計大学院に行くメリットが少なくなってしまうため、学術的な勉強がしたかったりその他目当てがあったりとする場合以外は合格までの時間を勘案することが必要です。

まとめ

以上、会計大学院に行くメリットとその学費についてご紹介しました。会計大学院を卒業すれば、公認会計士試験の短答式一部が免除になるなどメリットもあります。また、学費については私立なのか国公立なのかによっても大きく変わります。
せっかく貴重な2年間を使うのですから、自分のキャリアに合う大学院をしっかりと調べて決めることが大事でしょう。

この記事を書いたライター

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