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【未経験からの経理転職】通過する志望動機や自己PRとは/アドバイザーインタビュー後編

Hupro Magazine編集部 石田
【未経験からの経理転職】通過する志望動機や自己PRとは/アドバイザーインタビュー後編

前編では、未経験から経理を目指すうえでの市場感や、企業が重視する人物像について話を聞きました。後編では、そのマインドをどう書類・面接で伝えるかにフォーカスします。どう書けばいいのか?面接で何を見られているのか?そんな疑問を解消していきます。そして、その先の「経理キャリアプラン」の描き方も深掘ります。

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【プロフィール】
伊左治 颯介 / Isaji Sosuke
株式会社ヒュープロ 管理部門アドバイザー
管理部門・士業に特化した転職エージェント「Hupro(ヒュープロ)」にて、企業側の採用支援を行うリクリーティングアドバイザー(RA)として従事。
企業の採用ニーズを熟知した視点から、特に実務未経験の方の経理・管理部門への転職支援において多数の実績を持つ。

▼ 前編の記事はこちら

未経験の経理転職で評価される選考ポイント

ー書類選考や面接で、まず注目されるポイントを教えてください。

前編でもお伝えした通り、未経験の方の場合は「どれだけ吸収していけるか」という点がとても重視されています。

その上で、書類の段階で見られているのは、「簿記2級(あるいは3級)」レベルの知識があるかどうかです。

やっぱりここは、未経験から経理を目指すうえでの入口として、本気度を測る分かりやすい指標になります。


ーやはり簿記2級は一つの目安になるのですね。では、職務経歴書の書き方として、どんな観点が大事ですか?

そのうえで、職務経歴書で大事にしていただきたいのが具体性です。

未経験の方からは「書ける実績がない…」というご相談、すごく多いのですが、正直なところ、情報が少なすぎて判断できないほうがもったいないんです。

面接官は、求職者の方の仕事ぶりを直接見ているわけではないですよね。
だからこそ、「どんな仕事を」「どれくらいの規模で」「どう関わっていたのか」ここをイメージできるかどうかが大事です。

例えば接客業なら、「1日何人くらい対応していたのか」「どんな役割を担っていたのか」こういった情報を少し足すだけでも、伝わり方はぐっと変わります。

すごい大きな実績でなくていいんです。
相手がイメージできるかどうか。ここを意識してみていただければと思います。

「なんとなく事務向き」では弱い?志望動機のつくり方

ー志望動機や自己PRで、企業に「この人だ!」と思ってもらうためのコツはありますか?

結論から言うと、「なぜ経理なのか」を自分の言葉で語れるかどうかです。
「事務が向いていると思ったから」「人を支える仕事がしたいから」
もちろん方向性としては良いと思います。

ただ、企業側からすると「それって経理じゃなくてもよくないですか?」と思われてしまうこともあるんです。
その先にある、ご自身の体験に基づいた「経理でなければならない理由」をお聞きしたいですね。

企業に刺さる志望動機のヒントは、これまでの経験にあるということですね。

例えば前職・現職のご経験でいうと、
営業職の方なら、「財務情報を見て提案の質が変わった経験がある。より深く経営を支える側になりたいと思った」とか。

事務職の方なら、「請求書や数値管理に関わる中で、会社を支えている実感を持った。専門性を高めたくなった」とか。

こういう実体験ベースの話が入ると、一気に説得力が出るんですよね。

それと、自己PRでよく拝見する「PDCA回せます」といったような表現。
視点としてはとても良いのですが、言葉としてそのまま使うと少し抽象的に聞こえがちです。

なので、自己PRの例としては「お客様が困っていたから、こう行動を改善したら喜んでいただけた」と少しだけ具体的に書いていただけると評価につながります。

経理って、チームで会社を支える仕事だと思うんです。
だからこそ、「誰かのために動ける人かどうか」ここはやっぱり見られますね。

「コミュ力」って結局なに?企業が面接で見ている本質

ーよく聞く「コミュニケーション能力」とは、具体的に何を指しますか?

コミュニケーション能力についてはけっこう誤解されがちなんですが、話がうまい人が求められているわけではないんです。

むしろ見られているのは、素直さ他者への思いやりですね。

「分からないので教えてください」これをちゃんと伝えられるかどうか。
あるいは、「相手が困っているから動く」こういう自然な行動ができるかどうか。

一方で気をつけたいのは、分からないことをそのままにしてしまうことや、フィードバックをすんなり受け入れられないことです。

未経験の方の場合、初めのうちはどうしても教わる側になります。
だからこそ、素直に吸収できるかどうか。
実はここが、採用の分かれ目だったりします。

「この人ならちゃんと伸びそうだな」と思ってもらえるかが大事です。

今すぐできる準備は?差がつくアクション

ー未経験からの経理転職に向けて、今すぐできる準備はありますか?

まずやっていただきたいのは、過去の棚卸しです。
棚卸しとは、これまでの人生の中で、「なぜその行動を取ったのか」深掘りすることです。
高校・大学時代からこれまでの社会人生活の中で、自分が何を頑張り、なぜその時にそう動けたのか、ですね。

これを2〜3回くらい、まずはご自身でトライしてみてほしいと思います。

ーその過程で、自分でも気づいていなかった価値観や強みが見えてくるということですかね。

そうですね。
面接って、正解を言う場ではないんですよね。
「この人はどういう考えで動く人なのか」を見られている場なんです。

なので、いくつか自分の軸になるエピソードを持っておくこと。これが一番効きます。

日頃、求職者の方と面接対策をする中で、対策の中身は人によって全然違います。
ただ、自分の強み・弱み・一貫性を理解している人は、やっぱりその後の選考でも強いなと思います。

ここが整理できているだけで、「なぜ経理なのか」に自然と説得力が出てくるんですよね。

そういった一貫性は、私のような第三者であるアドバイザーが気づきやすいところだと思うので、ぜひ一緒に見つけていきましょう。

入社から3〜5年後、経理キャリアプランの描き方

ー最後に、未経験から経理を目指す方へメッセージをお願いします。

経理は、経験を積むほどに市場価値がはっきり上がっていく職種だと思います。

日次、月次、年次、そして開示や連結。
ステップごとにできることが明確なので、自分の成長も実感しやすいんですよね。

自分がやりたい働き方、行きたい企業を、自分で選べるようになる。
これほど良い職種はないと、私は本気で思っています。

経理の仕事は、日々の業務の中でレシートの発行をお願いしたり、仕分けを入力したり。
地道でしぶとさが必要ですが、それらが積み重なってできる「紙一枚の決算書」は、株主や銀行から何億、何十億という資金を動かすために、基盤となる重要な資料なんです。

営業職のようにスポットライトを浴びる華やかさはないかもしれませんが、チームワークで会社を根底から支え、経営陣から最も信頼されるポジションになれる。
そんな誇らしいキャリアが、経理という専門職には広がっていると思います。

そういうキャリアに興味がある方には、経理はすごくおすすめできる仕事です。

経理業界の市場観をお伝えしながら、お一人おひとりに合わせた面接対策や、その先のキャリア設計まで伴走させていただきます。
経理は、知識や経験を積み重ねるほどに面白さが増していく仕事です。
「自分にできるか不安」という段階でもまったく問題ありません。
これまでのご経験をどう活かしていくか、一緒に整理しながら考えていきましょう。

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この記事を書いたライター

株式会社ヒュープロにて、オウンドメディア「Hupro Magazine」のライティングを担当。専門性の高いテーマでもわかりやすく、実務に役立つ記事づくりを心がけています! 業界動向や転職市場のリアルを踏まえた情報発信を通じて、キャリア形成に役立つコンテンツをお届けします。士業・管理部門での転職をご検討の方は、業界特化型の転職エージェント「ヒュープロ」をぜひご活用ください。
カテゴリ:転職・業界動向

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