
税理士を目指す方・科目合格者・実務経験者に向けたキャリアセミナーを実施しました。本記事では、税理士業界の採用動向からキャリアの考え方・具体的な進路選択までを、ポイントを絞ってまとめています。あわせて、セミナー内の内容をもとにしたセクション別動画も掲載していますので、気になるテーマからご覧ください。
まずは、税理士業界の転職をめぐる現状について、以下の点に沿って解説していきます。
令和7年度税理士試験の全体の合格率は、21.6%でした。
昨年の16.6%より5.0ポイントの大きな上昇となりました。
そのため「難易度が下がったのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
ただ実際は、受験者層の広がりによる影響が大きく、本質的な難しさは変わっていないと言えるでしょう。
とはいえ、ここで大事なのは科目合格の価値は依然として高いという点です。
「1科目取れている」という事実は、転職市場ではしっかり評価されるのです。
結論から言うと、現在の税理士業界はかなりの売り手市場です。
インボイス制度や相続案件の増加により、税務ニーズは拡大しています。
一方で人材は不足しており、有効求人倍率も高水準です。
「転職って難しそう」と感じている方もいると思いますが、今はむしろチャンスの多いタイミングです。
特に税理士法人や会計事務所では、人材確保のために採用基準を見直す動きも増えています。
未経験や科目合格の段階でも、転職は十分可能です。
「まだ実務経験がないから不利では…」と不安になる気持ちもあるかと思いますが、最近では以下のようなニーズが増えています。
もちろん誰でも簡単に内定が出るわけではありませんが、意欲と方向性が明確な人はしっかり評価される環境になってきていると言えます。
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税理士キャリアを考える上で押さえておきたいステップを、以下3つに分けて解説していきます。
キャリアを考えるうえで最初にやるべきことは、自分の現状を整理することです。
「何から考えればいいかわからない」と感じる方も多いですが、まずは以下を書き出してみましょう。
頭の中だけで考えていると整理しきれませんが、一度言語化することで、「自分は何を大事にしたいのか」が見えてきます。
キャリアの方向性は仮決めでOKです。
最初から正解を選ぶ必要はありません。むしろ、動きながら修正していく方がキャリア形成においては現実的です。
税理士・科目合格者の進路パターンとしては、主に以下の3つが挙げられます。
例えば、税理士法人なら実務を幅広く経験でき、企業経理なら安定した働き方がしやすいなど、それぞれ特徴があります。
どちらが正解というより、自分に合うかどうかが重要なのです。
キャリアは動かないと見えてこないものです。
求人を見たり、実際に面接を受けたりすることで、「思っていたのと違う」「意外と合いそう」といった気づきが出てきます。
最初の一歩は現職と忙しくなかなか手をつけられなかったり、勇気がいりますが、その点、税理士業界特化の転職エージェントを活用することで情報収集やキャリア相談からスムーズに進めることができます。
税理士としてのキャリアは、主に以下の3つに分かれます。
勤務税理士は、最もスタンダードなキャリアです。
事務所で経験を積みながら専門性を高められるため、「まずは実務力をつけたい」という方に向いています。
勉強との両立もしやすく、将来の選択肢も広がりやすいのが特徴です。
企業内税理士は、安定性と専門性の両方を求める方に向いています。
経理・財務と連携しながら税務を担うため、組織の中で価値を発揮しやすい働き方です。
ワークライフバランスを重視したい方にも選ばれやすいです。
独立は自由度が高い一方で、準備が重要なキャリアです。
「いつか独立したい」と考えている方も多いですが、実務経験や顧客基盤が大きく影響します。
最近では、業務委託や副業的に経験を積むケースも増えています。
▼ 詳しい解説動画はこちら
以下の動画では、Q&A形式で税理士キャリアに関して、よくいただくご相談や質問にお答えしています。
▼ 動画を見る
例えば下記のような質問内容に、税理士特化のキャリアアドバイザーがご回答しています!
税理士業界の採用市場は今、税務ニーズの拡大や人材不足の観点などから、採用要件も緩和されつつあり、チャンスが広がってきています。
その中で大切なのは、以下の3ステップです。
すぐに動けない時でも常に情報収集することも大事です。
「まだ準備が足りないかも」と感じている方もいるかもしれませんが、完璧な状態である必要はありません。
少しずつ動きながら、キャリアを作っていくことが大切です。
まずは、税理士・税務専門のキャリアアドバイザーにキャリアのお悩みなど、率直にご相談ください。