
第38回建設業経理士検定試験(2級・1級)の受験にあたり、合格発表日がいつ・何時に行われるか気になる方が多いかと思います。
本記事では、合格発表スケジュールや確認方法に加え、会計・財務管理の専門性を活かす次の一歩をエージェント視点で解説します。
第38回建設業経理士検定試験は、令和8年(2026年)3月8日(日)に実施されます。
合格発表に関する詳細について、以下3点に沿って解説していきます。
第38回建設業経理士検定試験(1級・2級)の合格発表日は、令和8年5月8日(金)です。
発表時間は午前10時からです。
合格発表の日時については、一般社団法人 建設業更新基金「建設業経理検定」ホームページにて公表されています。
建設業経理士検定試験の合格発表は、公式サイトでの番号掲載と、郵送による書面通知の2段階で確認することができます。
合格発表日の午前10時より一般社団法人 建設業更新基金「建設業経理検定」ホームページ上で受験番号をもとに、合否を確認することができます。
また、同日に合否通知(合格者には合格証明書等)が発送されます。
万が一、合否通知が手元に届かない場合は、令和8年5月18日(月)以降に事務局へ問い合わせることが可能です。
合否結果や具体的な採点内容については一切回答が得られないため、まずはWEBでの速報と届いた通知を確実にチェックするようにしましょう。
1級受験者の方は、3科目(財務諸表・財務分析・原価計算)すべてに合格することで1級取得となります。
1級の科目合格者には「合格通知書」が届き、全3科目をすべて揃えた時点で「1級合格証明書」が発行されます。
ここで注意しておきたいのが、「過去に科目合格した際と氏名が変わっている場合」です。
氏名変更の手続きを適切に行っていないと、同一人物としての合算ができず、全科目合格とみなされないトラブルが発生する可能性があります。
心当たりのある方は、以下のリンクから必ず事前に手続きを済ませておきましょう。
第38回試験はまだ実施前ですが、過去データを見ることで合格率の相場や業界内での難易度が見えてきます。
建設業経理士の合格率は、2級で30〜45%前後、1級の各科目では20〜40%前後で推移しています。ここでは、直近5回分の実施状況をまとめました。
建設業経理士2級の合格率は、概ね40%前後を推移していますが、回によっては30%台まで落ち込むこともあります。
以下は、2級の過去5回分の推移です。
| 試験回(実施日) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第37回(R7年9月7日) | 8,010人 | 2,577人 | 32.2% |
| 第36回(R7年3月9日) | 9,014人 | 4,254人 | 47.2% |
| 第35回(R6年9月8日) | 8,083人 | 2,952人 | 36.5% |
| 第34回(R6年3月10日) | 8,920人 | 4,255人 | 47.7% |
| 第33回(R5年9月10日) | 8,985人 | 3,796人 | 42.2% |
会計・財務管理特化のエージェント視点で見ると、2級は建設業界の経理職において「実務スキルの標準指標」として扱われます。
合格率40%前後の安定した難易度だからこそ、確実に取得しておくことで建設業特有の会計処理ができる即戦力として、転職市場での評価がより高まると考えられます。
建設業経理士1級の合格率は科目ごとに差がありますが、平均して20〜30%前後と、2級に比べより高い専門性が求められます。
特に、直近の第37回、36回は合格率の低下が見られます。
以下は、1級の過去5回分の推移です。
| 試験回 | 財務諸表 | 財務分析 | 原価計算 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |
| 第37回 | 1,439 | 402 | 27.9% | 1,278 | 345 | 27.0% | 1,608 | 284 | 17.7% |
| 第36回 | 1,347 | 430 | 31.9% | 1,235 | 326 | 26.4% | 1,702 | 422 | 24.8% |
| 第35回 | 1,317 | 441 | 33.5% | 1,064 | 288 | 27.1% | 1,619 | 326 | 20.1% |
| 第34回 | 1,349 | 497 | 36.8% | 1,179 | 540 | 45.8% | 1,630 | 328 | 20.1% |
| 第33回 | 1,425 | 561 | 39.4% | 1,224 | 489 | 40.0% | 1,478 | 296 | 20.0% |
1級は「財務諸表」「財務分析」「原価計算」の3科目を揃えて初めて真価を発揮しますが、科目合格だけでも高度な財務管理能力の証明になります。
特に、合格率が20%を下回ることもある「原価計算」を突破した人材は、大手ゼネコンや経営企画部門において、希少な会計・税務のスペシャリストとして厚遇される傾向にあります。
建設業経理士は、業界特有の会計・財務管理に関する専門知識を証明することができる資格です。
なぜこの資格が業界でそれほど重宝されるのか、その理由を解説していきます。
建設業界では、一般的な製造業や小売業とは異なる「工事進行基準」や「未成工事支出金」といった特殊な勘定科目・会計処理が必要とされます。
この資格を取得することで、単なる簿記の知識だけでなく、建設業界特有の複雑な資金の流れに対応できる「会計」のプロであることを証明することができるのです。
建設業界でのキャリアを確固たるものにしたい方にとって、この「財務管理」のスキルは一生モノの武器になります。
建設業経理士の資格は、企業の経営事項審査(経審)において加点対象となるため、企業側からのニーズが非常に高いのが特徴です。
2級を取得すれば、業界の即戦力として転職や社内評価においてアドバンテージとなります。
さらに、1級を目指すことで、部長職や経営企画といった、より戦略的な「財務管理」を担うポジションへの道が開けてきます。
自身の成長が企業の評価向上に直結するというやりがいは、他の資格ではなかなか味わえないのではないでしょうか。
建設業経理士検定の1級合格には、3つの科目を戦略的に攻略する長期的かつ計画的なアプローチが欠かせません。
着実なステップを踏むための学習計画として、以下について解説していきます。
建設業経理士1級は3つの科目に分かれており、効率的に合格を勝ち取るためには「知識の積み上げ」を意識した戦略が不可欠です。
まず、日商簿記2級との親和性が高く、すべての基礎となる「財務諸表」から着手するのが王道です。
ここで会計の全体像を掴むことで、数値の意味を読み解く「財務分析」の理解が格段に早まります。
そして、計算の負担が大きい「原価計算」を最後に据えることで、学習の勢いを維持したまま最難関に挑むことができます。
各科目3ヶ月、トータル1年弱の計画を立て、「一歩ずつ、確実に」専門性を磨いていきましょう。
もし結果が伴わなかったとしても、それは決して無駄ではありません。
特に1級試験は非常に専門性が高いため、独学での限界を感じたら通信講座の活用を検討するのも有効な手段です。
不合格の原因が理論問題の記述や計算スピードにある場合、プロの講師による解説や、頻出ポイントに絞った通信講座の教材を取り入れることで、驚くほどスムーズに理解が進むことがあります。
また、再挑戦の際は過去問を「答えを覚えるまで」ではなく「解法のプロセスを他人に説明できるまで」解き直すことが大切です。
建設業経理士の資格は、建設業界の会計・財務管理における確かな専門知識の証明として、キャリアの幅を広げるための心強い後押しになります。
ただ、その専門性を今の環境でどう活かすか、あるいは新しい環境でどう評価されるか、一人で判断するのは難しいこともあるかと思います。
会計・税務管理部門に特化したエージェント「ヒュープロ」では、経理の知識を持つ方々が、より自分らしく働ける職場を見つけるためのサポートを行っています。
今の仕事の悩みや、これから目指したい姿など、まずは気楽な気持ちで相談してみてください。
資格をきっかけにしたキャリアアップの選択肢を、一緒に整理してみましょう。
今のスキルを活かして、次のキャリアを考えてみませんか?