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2025年宅建合格発表日はいつ?何時?合格点予想まとめも!

Hupro Magazine編集部 剱持
2025年宅建合格発表日はいつ?何時?合格点予想まとめも!

2025年(令和7年)10月19日(日)に実施された宅地建物取引士試験(宅建試験)を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。

この記事では、合格発表日や発表方法、気になる各予備校の合格ライン予想(ボーダーライン)をまとめてご紹介します。

2025年(令和7年)宅建試験の合格発表日はいつ?発表方法も!

2025年度の宅建試験の合格発表スケジュールは以下の通りです。

  • 合格発表日:2025年11月26日(水)
  • 発表時間:午前9時30分から
  • 発表方法:不動産適正取引推進機構のホームページにて

合格発表当日は、一般財団法人不動産適正取引推進機構のホームページに合格者の受験番号が掲載されます。また、合格者には合格証書が郵送されます(不合格者への通知はありません)。

ホームページはアクセスが集中して繋がりにくくなる場合があるため、その際は少し時間を置いてから確認しましょう。

各予備校の合格ライン(ボーダー)予想一覧

主要な資格予備校やスクールが発表している、2025年度宅建試験の合格ライン予想(合格推定点)をまとめました。
(※これらはあくまで予想であり、実際の合格点を保証するものではありません。)

  • ・LEC:36点 ± 1点
  • ・TAC:36点 ± 1点
  • ・日建学院:36点 ± 1点
  • ・ユーキャン:36点
  • ・アガルート:35点 〜 37点
  • ・フォーサイト:36点
  • ・資格の大原:36点 ± 1点

多くの予備校が36点前後を合格ラインとして予想しています。マークシートの記入ミスなどがなければ、この点数付近が合否の分かれ目となりそうです。

宅建試験の合格率・合格点の推移

過去10年間の宅建試験の合格率・合格点(合格基準点)の推移は以下の通りです。

宅建試験の合格率は例年15%〜17%程度で推移しています。合格点は年度ごとの難易度によって変動しますが、近年は34点〜38点と高得点化の傾向も見られます。

年度 合格点 合格率 申込者数 合格者数
令和6年度 37点 18.6% 241,436人 44,992人
令和5年度 36点 17.2% 233,276人 40,025人
令和4年度 36点 17.0% 226,048人 38,525人
令和3年度(12月実施) 34点 15.6% 24,965人 3,892人
令和3年度(10月実施) 34点 17.9% 209,749人 37,579人
令和2年度(12月実施) 36点 13.1% 35,261人 4,610人
令和2年度(10月実施) 38点 17.6% 168,989人 29,728人
令和元年度 35点 17.0% 220,797人 37,481人

宅建に合格したら次にすべきこと3選

宅建に合格したらすべきことは主に以下の3点です。

  • ・登録実務講習を受ける
  • ・登録する
  • ・転職活動をする

以下でそれぞれ見ていきます。

登録実務講習を受ける

宅建士の登録を行うためには、原則として「2年以上の実務経験」が必要です。

もしあなたが実務経験2年未満(または未経験)の場合は、国土交通大臣の登録を受けた機関が実施する「登録実務講習」を受講し、修了する必要があります。

これにより、実務経験2年以上の者と同等の能力を有すると認められ、登録要件を満たすことができます。

講習は主に「通信学習(約1ヶ月)」と「スクーリング(演習・修了試験で2日間程度)」で構成されています。多くの資格予備校などで実施されていますので、早めに申し込みを行いましょう。
※既に不動産業界で2年以上の実務経験がある方は、この講習は不要です。

登録する

登録要件(実務経験2年以上、または登録実務講習の修了)を満たしたら、受験した都道府県知事に対して登録申請を行います。

申請には、合格証書、登録実務講習の修了証(該当者のみ)、身分証明書などの必要書類に加え、登録手数料(37,000円)が必要です。

この登録手続きが完了し、宅建士名簿に登載されることで、晴れて「宅建士」としての資格登録者となります。

転職活動をする

合格は、あなたの市場価値が大きく向上したタイミングでもあります。 不動産業界はもちろん、金融業界や一般企業の管理部門など、宅建士を求める企業は多く、資格手当や好待遇での採用が期待できます。

「すぐに転職」と考えていなくても、まずは「合格した自分にはどんな選択肢があるのか」を知るために、情報収集を始めてみるのも良いでしょう。

例えば、士業・管理部門に強い「ヒュープロ」のようなエージェントに登録しておけば、宅建士を求める非公開求人などの情報を効率よく得ることができます。

まずはご自身の可能性を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。

宅建に不合格の場合にすべきこと2選

宅建に不合格の場合にすべきこととしては主に以下の2点。

  • ・次は予備校の利用を検討する
  • ・転職エージェントに登録して実務経験を積める会社への転職を目指す

以下でそれぞれ詳しく見ていきます。

次は予備校の利用を検討する

もし今回、独学で挑戦して不合格だったのであれば、予備校や通信講座の利用を検討するのもよいでしょう。

宅建試験は年々難化傾向にあり、「過去問を回せば受かる」という単純な試験ではなくなりつつあります。特に権利関係(民法)などは、法的な思考力が問われるため、独学では理解に時間がかかる分野です。

予備校を利用する最大のメリットは、「合格に必要な知識だけを効率よく学べること」と「学習のペースメーカーができること」です。

費用はかかりますが、もし「あと1年」という時間を無駄にしないための投資と考えれば、決して高いものではありません。プロの指導を受けて弱点を克服し、来年こそ確実に合格を掴み取りましょう。

転職エージェントに登録して実務経験を積める会社への転職を目指す

「宅建に受かってから不動産業界へ転職しよう」と考えている方も多いですが、実は「先に業界に入って実務経験を積む」というのも非常に賢い戦略です。

不動産業界には、資格がなくても営業職や管理部門などで活躍できる求人が多数あります。実務で契約書に触れたり、物件調査を行ったりする経験は、テキスト上の無味乾燥な知識を「生きた知識」に変えてくれます。

実際、「実務を始めたら、宅建業法や法令上の制限の内容がすんなり頭に入ってくるようになった」という受験生は少なくありません。

また、実務経験を2年以上積めば、合格後の「登録実務講習」が免除されるというメリットもあります。

「資格がない状態で転職できるか不安」という方は、ぜひ士業・管理部門に特化した転職エージェント「ヒュープロ」にご相談ください。

働きながら合格を目指す、その意欲を評価してくれる企業との出会いをサポートします。

資格を活かしたキャリアアップは「掛け算」で考える

資格取得はキャリアアップのための強力な武器となりますが、その価値を最大化するためには「掛け算」の発想が非常に重要です。

それは、「取得した資格 × あなたが持つ実務経験」**という考え方です。

例えば、あなたがこれまで「営業」や「経理・総務」などの経験を積んできたとします。その経験に「宅建士」の資格(重要事項説明ができる、不動産取引の法知識がある)が加わればどうでしょうか。

営業 × 宅建:ただ売るだけでなく、契約まで一貫して担当できる信頼性の高い不動産営業・コンサルタントへ。
経理 × 宅建:不動産管理会社やデベロッパーの管理部門で、業界特有の取引や法規制を理解した希少なバックオフィス人材へ。

資格を活かしたキャリアを考える際、こうした「掛け算」は有力な選択肢の一つになります。

私たち「ヒュープロ」は、士業・管理部門に特化した転職エージェントとして、あなたの経験と資格をどう活かせるか、一緒にキャリアプランを考えるお手伝いが可能です。

こうした「掛け算」のキャリアにご興味があれば、一つの選択肢としてヒュープロに相談してみませんか。

あなたの持つ経験と、これから取得する(または取得した)資格を掛け合わせることで、ご自身のキャリアの可能性を広げることができます。

もちろん、ヒュープロではこうした公開求人だけでなく、一般には公開されていない非公開求人も一部取り扱っています。

まずは情報収集からでも構いませんので、お気軽に会員登録の上ご相談ください。

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この記事を書いたライター

株式会社ヒュープロにてオウンドメディア「Hupro Magazine」のライティングなどを担当。大学法学部法律学科卒業後、銀行にてエネルギーや金属など"コモディティ"の取引、司法試験を中心とした資格試験予備校にてWEBマーケターとしての記事ディレクションなどを経て現職。法令や金融、資格試験の知識も活かしつつ、分かりやすくもためになる記事の作成に注力しています!士業や管理部門、FASなどの業界に就職・転職をご検討されている方は、ぜひ業界特化の転職エージェント「ヒュープロ」をご活用ください!
カテゴリ:資格試験

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