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エンジェル投資家になるには?あなたが知っておくべきこと

HUPRO 編集部
エンジェル投資家になるには?あなたが知っておくべきこと

2020年度の税制改正で、エンジェル税制が変更されました。
投資した金額相当額を総所得金額から控除したり、投資額全額を売却した年の譲渡益から控除できるようになったりと、利点があります。

税制優遇のある投資に興味がある方もいらっしゃるでしょう。
エンジェル投資は、起業の知識や、人脈があり、資金力もある個人投資家が行うものです。

しかし、今回の税制改正で「株式投資型クラウドファンディング」も一定の要件を満たすと税制優遇の対象となり、少額でもエンジェル投資ができるようになりました。会社員エンジェルもこれからどんどん増えていくかもしれませんね。

そこで今回は、これからエンジェル投資家になりたい!という方向けに
エンジェル投資家になるために知っておくべきことを説明します。

エンジェル投資家とは

エンジェル投資家は、創業間もない会社(スタートアップ)の起業家に資金援助、人脈の紹介、経営アドバイスを行う裕福な個人投資家のことをいいます。

経営者からすると資金調達ができることのみならず、その人脈の恩恵を受けることができたり、さらには経営判断のアドバイスをもらえたりとその名のとおり天使のような存在です。

エンジェル投資家は投資の見返りに、株式を受け取り、企業が上場(exit)したら、エグジットしてリターンを得ます。

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エンジェル投資家に求められる資質

エンジェル投資家に求められる資質は、端的にいうと下記の3つです。

・起業経験がある
・ベンチャー界隈などに独自の人脈がある
・潤沢な資金力がある

引退した起業家や経営者に多いと言われており、その知識や資金力でその事業を応援してくれる役割を担っています。

それでは、エンジェル投資家になるためにどうすべきかを具体的に見ていきましょう。

マッチングサイトを利用してエンジェル投資

エンジェル投資家になるために、経営者と投資家のマッチングサイトを利用することができます。

資金調達を望んでいる起業家、投資案件を探している投資家が双方登録します。経営者は事業計画を公開し、投資家はマッチングサイトにある事業案件から投資先を選びます。

月額無料と、有料のものもあります。有料はサービスが充足している場合が多いですが、まずはどんなものか、無料で試してみるのもいいでしょう。

複数あるため、審査がちゃんとあるか、実名制か、など比較検討して、信頼できるマッチングサイトを探すことをおすすめします

直接話をもちかける

エンジェル投資家になるために、起業家本人と話すという手段もあります。
起業家の集まるセミナー、交流会、スタートアップ向けのイベントで出会った人が、アーリーステージのスタートアップの経営者であれば、話をきいてみましょう。

直接本人から話を聞けば、相手の熱意がわかるのも直接話すメリットのひとつです。事業の内容に興味を抱けて、なおかつその経営者が資金調達に困ってそうであれば、投資のチャンスが回ってくるかもしれません。

まだその会社がシード期で不安があるのであれば、名刺交換して、アンテナを張って縁をつないでおいてもいいでしょう。

SNSで連絡がくるのを待つ

あなたがもし、TwitterやFacebookなどのSNSで、投資家としてアカウントをもっていれば、あなたに直接DMなどで問い合わせがくることがあります。

とはいえ、投資家として著名で会ったり、フォロワーが多かったりと、ある程度知名度や、影響力は必要になるでしょう。
知名度や影響力がある場合は、積極的に発信することで投資の話が持ち込まれる可能性があがります。

全く面識のない人からDMをもらって、投資をしようと思えるかがネックです。企業の資料の開示や、リサーチも必要となるでしょう。

知人の紹介

投資家、起業家界隈の人脈の、信頼できる知人からの紹介も期待ができます。

すでにエンジェル投資家をやっている人には、スタートアップの投資の情報が集まってきます。すでにエンジェル投資をやっている知人がいるのであれば、その人に詳しく話をきいてみましょう。

株式投資型クラウドファンディング

いままで紹介したものと毛色が異なるのが「株式投資型クラウドファンディング」です。

株式投資型クラウドファンディングは、インターネットでお金を集めて、非上場株式を発行する仕組みのことをいいます。

少額からはじめられるため、一般投資家でもできる投資です。将来性のある事業を応援しつつ、イグジッドした際にはリターンが得られます。

他のエンジェル投資が数百万~数千万かかるのに対し、こちらは10万からはじめられるものもあるため、会社員でもエンジェル投資を行うことができます。

まとめ

エンジェル投資はハイリスク・ハイリターンな投資です。
企業の上場でイグジットすることによって高いリターンが見込める一方、事業失敗による出資額は溶けるリスクがあるという特徴があります。
そのため、実績や資金がないと、エンジェル投資家になりづらい面もあります。

しかし、ベンチャー企業の事業を見守ってくれるエンジェル投資家は、起業家にはありがたい存在です。株式投資型クラウドファンディングなど、少額で行えるエンジェル投資もあるため、興味がある方はチャレンジしてみましょう。

この記事を書いたライター

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