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法人番号は12桁?13桁?会社法人等番号との違いを解説!

HUPRO 編集部
法人番号は12桁?13桁?会社法人等番号との違いを解説!

法人番号は法人を識別するための番号で、13桁から構成されています。
法人番号と似たものに「会社法人等番号」というものがありますが、法人番号とはどういった違いがあるでしょうか?法人番号は12桁なのか?13桁なのか?詳しく解説します。
今回は法人番号の仕組みについて解説していきます。

法人番号とは

法人番号は法人を識別するための番号であり、株式会社など全ての法人に割り振られた番号です。
法人番号は13桁から成るもので、行政手続きを効率化するために用いられます。

法人番号は12桁?13桁?

株式会社などにおいて、法人番号とは「1桁の検査用数字(チェックデジット)」と「12桁の会社法人等番号」を合わせた13桁の識別番号です。
法人番号は12桁なのか13桁なのか混同される方も多いのですが、法人番号はこれら2つの番号を組み合わせたものになります。

ちなみに、株式会社などの企業以外にも国の行政機関や地方の公共団体などにも法人コードが割り振られます。
会社以外の法人には6桁(あるいは8桁)の団体コードが割り振られ、最終的に13桁の法人番号となります。

会社法人等番号とは

会社法人番号等番号とは、会社を新たに登記する際に割り振られる12桁の番号のこと。
12桁のうち、最初の4桁は登記所コード、次の2桁は登記簿の種類、最後の6桁が登記所の登記簿で登記をした順番となります。
トヨタ自動車を例にとりましょう。
トヨタ自動車の会社法人等番号は「180301018771」です。
このうち、「1803」が登記所コード(名古屋法務局岡崎支局)、「01」が登記簿の種類、最後の「018771」が登記所の登記簿における番号です。

チェックデジットとは

法人番号に使われているチェックデジット(検査用数字)とは、番号の誤読や誤入力、偽造などを防ぐための数字です。
チェックデジットは12桁の会社法人等番号から特定のアルゴリズムに基づいて算出した数値が用いられます。
12桁の会社法人等番号に1桁のチェックデジットを先頭に付け加えることで、13桁の法人番号が完成します。

法人番号の目的

法人番号を利用する目的は行政手続きを効率化することが目的です。
国税、地方税、社会保険などの手続きに活用されるため、企業および行政機関が事務作業をスムーズに進めるために役立ちます。

法人番号はどこで確認できる?

法人番号は国税庁 法人番号公表サイト で確認できます。
法人番号は全ての法人が登記をする際に取得できるものであり、全ての法人に割り振られているものです。

以下は代表的な法人番号です。
繰り返しになりますが、法人番号の最初の1桁はチェックデジット、2桁目から13桁目が会社法人等番号です。

トヨタ自動車
1180301018771
株式会社キーエンス
4120001051530
日本電信電話株式会社
7010001065142

法人番号の活用方法

法人番号を活用することにより、様々な事務効率改善が図れます。
行政側の事務効率がアップするだけでなく、手続きが簡便になるなど様々なメリットがあるのです。

事務効率の改善

法人番号を活用することで、事務効率を改善できます。
行政機関の連携がスムーズになることが法人番号の主な目的ですが、法人番号を利用する企業にとっても申請手続きが簡便化されるなどの利点があります。
また、法人番号には利用範囲に制限がないことから、民間の事業者も活用可能です。
これにより、新たな事業価値を創造できます。
例えば、株式会社商工リサーチでは法人番号の情報を利用して国内企業などの情報をリサーチするできるサービスを提供しています。

履歴事項全部証明書

履歴事項全部証明書とは、法人の登記情報を証明するための書類です。
会社を設立するときに法務局で登録会社の情報を登録します。
このとき記載するものとして、会社の名称、本社所在地、事業目的などがあります。
履歴事項全部証明書には「会社法人等番号」が記載されているため、この番号を元に法人番号を判別可能です。

法人番号と個人用マイナンバーは違う?

法人番号のことを「法人マイナンバー」と呼ぶことがあります。
個人用のマイナンバーは12桁と桁数も近く、混同されることもあります。
しかし、法人マイナンバーと個人用マイナンバーは似て非なるものです。

法人マイナンバーと個人マイナンバーの違い

法人マイナンバーは法人に割り振られるのに対して、個人マイナンバーは個人に割り振られるものです。
よって、法人格を持たない個人事業主には法人マイナンバーを得ることはできません。
また、個人マイナンバーはマイナンバー法により利用目的が制限されています。
個人情報の取り扱いを誤ると、罰則が科せられるほか取引先や株主からの信用を失う原因とも成りえるので、注意してください。

まとめ

法人番号の仕組みについて見ていきました。
法人番号は13桁の数字から成るもので、特に企業の場合は12桁の会社法人等番号と1桁のチェックデジットから構成されます。
法人番号は行政手続きの効率化などに用いられ、企業活動をスムーズに進めるために役立つものです。
法人番号は法人マイナンバーとも呼ばれ、似たものに個人マイナンバーがありますが、これらは似て非なるものです。
個人マイナンバーは個人情報であり、取り扱いには十分注意しましょう。

この記事を書いたライター

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