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資格取得で自信をつける手助けを!公認会計士としてTAC講師も務める尾崎智史さんが考える資格とは?

HUPRO 編集部
資格取得で自信をつける手助けを!公認会計士としてTAC講師も務める尾崎智史さんが考える資格とは?

現在、公認会計士としてTACの講師をしながらも、TwitterやYouTubeなどのSNSや、書籍『勉強法のキホン』を出版するなど、資格取得や受験勉強に役立つ情報を発信している尾崎智史さん。今回はそんな多方面で活躍している尾崎智史さんの、これまでのご経歴や今後のビジョン、資格勉強における大事な点など、HUPRO編集部がお話を伺いました。

【ご経歴】

2007年 公認会計士試験合格、TAC入社
2008年 慶應義塾大学卒業
2009年 監査法人アヴァンティア
2010年 ミュージックセキュリティーズ株式会社
2015年 株式会社アクリア
2017年 株式会社日本クラウドキャピタル
2020年 株式会社ルバート

多くの時間を勉強に費やした大学時代

─高校生の時はどのような学校生活をしていましたか?またいつから公認会計士の資格について意識をしましたか?

高校時代に部活はサッカーをしながら、たまにアルバイトをしていました。いたって普通の学校生活で、平日は学校で勉強して部活へ行った後にバイトをして、土日は部活がメインという生活でした。

もともと理系科目が得意だったのですが、高校2年の時に数学の先生とそりが合わずに、一気に苦手になってしまい、高校3年の時に文系を選択することになりました。そして、3年生の時に担任の先生と進路の話をしていく中で、何か資格を取ったほうが良いのではないかという気持ちが芽生えて、はじめは税理士の資格に興味を持ちました。

その後、担任の先生から公認会計士という資格もあるという事を聞き、意識をするようになりました。

─大学時代はどのような学校生活でしたか?

大学に入る前から簿記の勉強をしようと考えていたので、大学1年生の6月に簿記3級を取得しました。その時に試験を受けた感触が良く、簿記は自分にとって得意分野だと感じたため、そこでだいぶ公認会計士という資格を意識するようになりましたね。

─ずっと公認会計士の資格自体には意識を持っていたようですが、公認会計士の資格を取ろうとした何か直接的なきっかけがあったのですか?

そうですね。ずっと公認会計士の勉強はやろうと思いつつ、いざ決心するとなると気が引けていましたね。ただ直接的なきっかけとして、高校3年生の時に付き合っていた彼女と大学に入ってから別れてしまい、この事でかなり引きずっていたのですが、12月にその彼女に新しい彼氏が出来たことで吹っ切れて、勉強で見返そうと思って公認会計士を目指すことに決めました(笑)
大学1年生の2月から本格的に公認会計士試験の勉強を始め、そこから先の大学生活はほとんど毎日勉強で、一般的なキャンパスライフのようなものはありませんでした。勉強ばかりだったので、正直大学の思い出はほとんどありません(笑)

─そうだったのですね。ではその時にはまだ、そんなに会計士としてやりたいことは明確には無かったのでしょうか?

無かったですね。公認会計士資格を取得したら税理士になれるぐらいの感覚でした。監査にも興味はありませんでしたし、合格した先にやりたいこともありませんでした。ただ、最難関資格という事には惹かれましたね。受かったらカッコいいな!と。

─公認会計士の受験生時代に特別な勉強法などはありましたか?

自分は指定校推薦だったため、大学受験の勉強をしていませんでした。そういったこともあり、自分なりの特別な勉強法は特に無く、ただただ予備校の先生の言う事を信じて勉強していました。

ただ、もし先生によって言っていることが違う場合は、自分なりに咀嚼して、自分で選択するようには心がけていましたね。あと人に話したり教えたりすることで、より一層勉強の内容が覚えられるようになるなど、新たな発見があったので、効果的だったのではないかと思います。

─試験の時に大変だったエピソードはありますか?

どう自分のモチベーションを勉強に向けるかが大変でした。試験は2回受けたのですが1回目の時は試験前に花火大会に行ってしまいましたし、他にもそういったものが積み重なって、手を抜いてしまったこともあって、1回目の試験は落ちるべくして落ちたのだと思います。

大学4年生の時に受けた2回目の試験は、直前期が大事なのだと考えてしっかり勉強して、とにかく勉強のモチベーションを高めて試験に挑み、無事合格することができました。昔はメールを遮断さえすればしっかり勉強できたのですが、今はスマホがあってネットや動画も充実しているので、そういった誘惑を断ち切るのは、大変じゃないかと思いますね。

─大学4年生の時に合格したとお聞きしましたが、もしその時落ちたとしたら、次も再度試験勉強をするのか、または就職をするのか決めていましたか?

受験勉強を始めるに際して、3回までと決めていたので、落ちていたとしてももう1回は受けると決めていました。ただ、今思うと、ちょうど1年後にリーマンショックが起こっていますし、未来はどうなるか分かりませんので、早く合格できてよかったなと思います。

公認会計士としてTAC講師に

─TACの講師になった理由を教えてください。

もともと人に何かを教えるのが割と好きでした。相手に教えたときに理解してもらえたり、感謝してもらえたりするのはとても嬉しいです。公認会計士になって尚且つ先生になって人に教えられるのは一石二鳥だと思って、講師になりました。

─週にどのぐらいTACの講師をしていますか?またTACの講師以外ではどういったお仕事をしていますか?

今はTACの仕事がメインです。今までには、監査法人にも所属したり、クラウドファンディングの会社に携わったりなど、幅広い様々な仕事をしてきました。現在は、企業研修の講師をする機会が増えています。オンラインでもできる研修なので、活動の場は広がってきていますね。

─先ほど、尾崎さんが試験の際に大変だったエピソードとして勉強のモチベーションを保つのに苦労したというお話をお聞きしましたが、実際受験生にはどういったアドバイスをしていますか?

その人によって受験と受験以外の悩みがあるので、個別のアドバイスを心がけています。例えば社会人は仕事と受験の両立であったり、時間の確保であったりと、日常生活の中にどのように勉強を組み込んでいくかのアドバイスをします。

学生であれば、大学との両立が必要になってきますので、大学のスケジュールから話をしますし、勉強しながらバイトもしなければいけないという学生も一定数います。こういったところからどのように時間を確保していくかを、一人ひとりカスタマイズしてアドバイスしています。

ただ共通して言えるのは、情報の遮断です。今の時代はあらゆる情報や娯楽がスマホで簡単に取り入れられるので、ついつい気になってしまうという人も多いです。そのため、スマホの電源を切るなどのアドバイスをしたりもしますが、強制はできないので対話をしっかりして、ベストなモチベーションの保ち方を導いていきます。

─受かる受験生や成績が伸びる受験生の特徴はありますか?

素直な人が伸びやすいと思います。資格試験には短期合格するための王道的な手法があります。講師陣は皆、自分の受験を通じてそれを理解しているので、それを素直に受け入れて、しっかりと実行してくれる子は受かりやすいです。そこで変に自分の考えを持ち込んだり、ひねくれた勉強の仕方をすると伸びにくいと感じます。

ただ一番の差は、シンプルに勉強しているか、していないかです。勉強できない理由を並べて、結局勉強しない人は伸びないですね。

─講師のやりがいはどういったところですか?
授業で目の前に受験生がいて、自分のやり方次第で生徒たちの合否や人生を変えられるという点です。その分、責任は大きいですけど、合格したらめちゃくちゃ感謝されるのでやりがいを感じますね。

また、裏方業務でみんなが使うテキストや教材を自作するのも、やりがいのひとつですね。どういう問題を作るのか、チームで議論してもっと良くするためにどうするかなど、みんなで作り上げていくのが楽しいですね。

─尾崎さんの考える「活躍できる公認会計士」とはどのような人ですか?

勉強熱心な人が活躍できると思っています。公認会計士になってからも受験の時の比じゃないぐらいに勉強熱心で、やりたい目的が明確な人ほどエネルギーが違います。これは会計士に限らず、私がクラウドファンディングで出会った会社の方々も、ずっと先の目標意識があり、やはり勉強熱心な人ほど成果を出している印象です。

今後のビジョン

─今後のビジョンはどのように考えていますか?

今後は、今までの講師の経験を更に広げる活動をしたいと思っています。今は公認会計士の受験生にフォーカスをしていますが、もっと幅広く資格勉強を通じて、その先へたどり着く支援ができたら良いなと思っています。私が以前出した書籍もその一環で、公認会計士を目指す人だけでなく、出来るだけ多くの人に届けば良いと思って出版しました。YouTubeでも、広く勉強法の話をすることが多いです。

─尾崎さんの考える資格の強みとはどういったところだと思いますか?

資格は自分を支えてくれる自信の源だと思っています。受験勉強は、受かるか落ちるかの2択しかなく、本当に先が見えない中で、勉強していくしかありません。そんな苦しい状況で勉強してきたという経験は、社会人になったあとにも大きく役立ちます。

また、社会人になった後は、仕事の対価として給料がもらえるという状況に変わるので、さらにもっと仕事に関する勉強を頑張ろう!と、自分を鼓舞できるのも大きいのではないでしょうか。

─今資格取得を目指して勉強している人へひとことあればお願いします!

とにかく私はコツコツやるしかないと思っています。どんなに大きな目標があっても、富士山を登るのと同じように、足元の一歩一歩を積み上げるしかないです。また、サボろうか勉強しようか、迷うことが何度も出てくると思いますが、こういった所での選択がのちに大きな差になってきます。いかにして自分を鼓舞し、勉強を続けるかが重要だと思います。

─本日はお話を聞かせて頂きありがとうございました。

今回インタビューさせていただいた公認会計士の尾崎智史さんの
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書籍『勉強法のキホン』(ぱる出版)はこちら

この記事を書いたライター

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カテゴリ:キャリア

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