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税理士登録には面接がある?面接では何をするの?

HUPRO 編集部
税理士登録には面接がある?面接では何をするの?

意外に思われるかも知れませんが税理士登録完了までには面接があります。面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか?面接に失敗すると税理士として登録できないのでしょうか?この記事では税理士登録で行われる面接についてわかりやすく解説します。

面接までの流れ

税理士登録を行なうためには、税理士会に書類を申請しなければなりません。
その後、税理士会は、登録申請書の正本を税理士会の支部等に回付し、支部等の登録調査員による登録調査を行います。この登録調査委には、面接調査が含まれます。

面接実施日については、税理士会からはがきで通知されます。書類提出の時は日程が知らされるだけで、詳しい時間は支部から確認の電話があり、その時間で問題がなければハガキで面接日時の最終通知が送られてくることになります。

この面接は、基本的には月に1回程度しか開催されておらず、その日程で面接を受けることができない場合には、登録までのスケジュールが後ろ倒しとなる可能性があるので注意が必要です。

さらに、面接の際には、誓約書にサインをすることになるので、そこで印鑑が必要となります。面接では、税理士会に関する説明なども受けることになります。したがって、面接だけではなく、税理士に関する説明も含まれています。

面接では何が聞かれるの?

税理士登録の際に面接が必須となっている主たる理由は、税理士登録の際に申請された書類などについて確認を行なうことです。

あくまでも面接は提出された書類内容を確認する目的で実施されることから、**面接内容によって落ちるということは基本的にはありません。その他にも、今の住んでいる住所、事務所までの通勤時間、現事務所での仕事内容、無職期間は何をしていたのか、現在自分自身の名で確定申告を行っていないかなどといったことが質問されます。

それ以外の質問事項については基本的には雑談のようなもので、面接時間は人によりますが、およそ1時間程度となることが多いです。

面接の内容は、もう一度、税理士会の支部に提出されて、その後、再度支部長の承認を受けて税理士会に送り返されることになります。これで面接内容の確認は完了です。

登録の期間

登録申請書を提出してから登録が決定されるまで、各税理士会における調査、税務署等における調査、日本税理士会連合会における審査を経ることになることから概ね2ヶ月から3ヶ月程度の期間を要することになります。

開業登録なら、事務所予定地の実地調査も!

税理士として登録を受けると同時に、開業するためには、開業事務所の登録も同時に必要です。その場合、登録の際に事務所予定地の実地調査が行われることになります。事務所予定地の実地調査では、独立性が保たれている部屋であるか、書類を保管するスペースがあるか等の確認が行われます。

まとめ:税理士登録の面接は書類確認が目的!

税理士登録の際に面接が行われる理由は、申請書類の内容に間違いがないかを確認するためです。税理士会に所属する調査員がこの面接を実施することになります。この面接の際に、直接、申請者の登録が適切であるか、不適切であるかが判断されるわけではありません。

あくまでも、この面接は申請書類に間違いがないか本人に確認をすることが目的となっています。したがって、この面接で登録ができなくなるということは基本的にありません。
税理士登録について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

この記事を書いたライター

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