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製造原価とは?具体的な計算方法と内訳も同時に解説します!

HUPRO 編集部
製造原価とは?どう捉えて計算するのか、内訳も知りたい!

工場などでの生産をする際に、製造原価は利益に大きく関わってきますので、大切なものです。製造原価にはどんなものが含まれているのか、製造原価を計算する方法についてしっかり知っておく必要があります。

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製造原価とは何か?

製造原価とは何か、どんなものを製造原価というのかからまず考えていきます。
製造原価とはその製品を作るために掛かった全ての原価ですので、材料費だけでなくその他の労務費や設備費用、設備を稼働した光熱費なども含めた費用になります。それらを把握した上で計算の必要性があります。

製造原価の内訳

内訳としては、材料費、労務費、経費になります。
労務費は人件費などで、経費には製造に関わる費用として、光熱費以外にも工場や倉庫を借りる費用や保管したりする費用、設備の減価償却費なども含まれ、棚卸減耗費も計算する必要があります。

細かく計算することによって、より製造原価が正確なものになっていきます。

製造原価は製造直接費と製造間接費に区分

また製造原価は、製造直接費と製造間接費に分けられます
直接製造に掛かった費用と、間接的に掛かった費用に分けて考える考え方です。

製造直接費にも直接材料費、直接労務費、直接経費があり、
製造間接費の中に間接材料費、間接労務費、間接経費があります。
材料費、労務費、経費を直接製造にかかわったものか、間接的にかかわったものかによって6種類に分けます。

製造直接費はわかりやすいのですが、製造間接費をしっかり把握することが製造原価を知る上では大切なことです。

製造間接費にはどんなものがある?

多くの種類の製品を作っている場合に、どの製品にどれだけの材料や労務費、経費がかかっているのか明確にわからないものが製造間接費です。

間接材料費とは?

工場の機械の燃料や潤滑油や塗料などは多くの種類の製品を作るのに使われていて、その製品にどれほど使われているのか、経費がどのくらいかかっているのかがわからないことが多くなります。

機械などの工場消耗品や、工具や器具を使った場合の消耗工具備品費も製造間接費の中に含まれます。これらを合わせて間接材料費の扱いで計算していきます。

間接労務費とは?

工場で製品を生産する業務に直接かかわっていなくても、機械の修繕や清掃を行ったりする間接工の賃金なども間接労務費として計算します。

間接経費とは?

製造する際の光熱費や工場設備の減価償却や修繕費などで、どの製品にどれだけ掛かっている費用なのか具体的に分けられない場合も間接経費として挙げます。
間接経費を計上する際は、製品の量や製造にかかわる時間などで大体の配賦計算を行い、振り分けます。

こうした間接材料費、間接労務費、間接経費を計算して間接製造原価を把握するため、複雑で面倒な計算が必要となります。

製造原価を簡単に計算する方法はある?

製造原価を簡単に計算できれば、製造原価を削減して利益を追求することが目指せますので、できれば簡単に正確に計算してみたいでしょう。

どんな方法を使えば、簡単に計算できるでしょうか。
製造原価は、直接材料費、直接労務費、直接経費、間接材料費、間接労務費、間接経費を細分して計算しますが、製造現場の状況をしっかり知った上で、これらの製造原価を割り出していくことが必要です。製造現場でどんな所に実際にどれだけの費用がかかっているのかを把握した上で、計算する必要性があると言えます。

製造原価を簡単に計算する方法はある?

製造原価をエクセルシートで計算するのもいい方法

「工場別の原価計算用テンプレート」などがありますので、それぞれの工場別に使いやすいテンプレートを選んで簡単に計算するのもいい方法です。

小型製品、大型製品を作っている場合や、機械加工や組み立てを行っている場合、段取り作業が多い、設計から行っている場合などで、それぞれの工場別で異なった細かな原価計算をする必要があります。

エクセルシートのテンプレートなどがあれば、数字を打ち込んでいくだけですので、いろいろな項目をいちいち考えなくても良くなり便利です。

製造原価として、どんな費用が項目として挙げられるのかを考えるのが結構大変ですので、こうしたテンプレートを活用するのもいいでしょう。

製造原価と売上原価の違いは?

製造原価と売上原価の違い、工場原価との違いについてもよく知っておくといいでしょう。

売上原価との違い

売上原価は、一般的には売上部門での原価で、製造原価は製造現場の工場などでの原価となります。

売れた商品に関しての原価が売上原価となり、売れなかったものは含まれないのが違いとなります。仕入れた商品の中から売れた商品の分だけの費用が売上原価になりますので、期首や期末の棚卸高を計算して出すことが重要となります。

製造原価率を下げる工夫について

製造原価は、製造原価率を下げる目的で計算されることが多くなります。製造原価率が高ければ、それだけ無駄があると言えます。材料が高すぎるや人件費の無駄、作業の効率化の必要性、設備投資の必要性などがあります。

材料費が高ければ、安い材料で作るように変えたり、もっと安く材料を仕入れられないのかを工夫したりする必要が生じます。

労務費や経費が高ければ、製造過程の見直しや、生産性のアップができないかどうか、仕掛品の数が増えていないか、後工程が手待ち状態で無駄な時間が生まれていないかなどを分析する必要があります。

製造原価を細かく出すことで、これらのことを改善する工夫ができます。
面倒ですが、製造原価を正確に出すことによって、製造原価率を下げ利益を追求することができるため重要と言えます。

製造原価報告書を作ることもおすすめ

また、製造業では製造原価報告書も作ることで、損益計算書の補足としてその期の製造原価を明確に知ることができて、計画性が出てきます。
製造計画書では、下記のように計算します。

当期製品製造原価=期首仕掛品棚卸高+当期総製造費用-期末仕掛品棚卸高

仕掛品なども計算して製造原価報告書を作ることで、製造原価をしっかり分析するのがおすすめです。

製造原価を細かく計算することは利益を考え計画性を持つために大事!

製造原価は、細かな分類をしながら計算するため、詳細に数字を拾って計算する必要があります。この緻密な努力によって、正確な利益を計算することができます。

製造現場のことを細かく把握することで、原価もしっかり計算できるようにすることが大事と言えます。

カテゴリ:コラム・学び

この記事を書いたライター

HUPRO 編集部
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