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税理士が使う電卓の選び方、税理士試験でも使用できるものとは?

HUPRO 編集部
税理士が使う電卓の選び方、税理士試験でも使用できるものとは?

税理士や税理士事務所従事者は、現在でも常に電卓を持ち歩いています。乾電池、あるいは電源内臓式の太陽電池で動くもの、計算機能だけがあるもの、数値を表す箇所がだいたい水平のものなど選ぶ際のポイントはいくつかあるかと思います。今回は、そんな税理士の電卓についてご紹介します。

電卓は税理士に不可欠なもの

会計ソフトなどの Web サービスは日進月歩でアップデートを続けており、税理士が決算書や資料を作るときに必要なものになっています。現在では、このようなツールを使わないで手書きで資料を作るような税理士はほとんどいないでしょう。

しかし、税理士の多くは、今でも常に電卓を持ち歩いており、出来上がった資料をチェックするためなどに使っています。また、税理士試験では電卓を使わずに対応することは難しいため、使い慣れた電卓を
税理士試験に合格するには、面倒な計算を正確に早く電卓を使うことが要求されるので、十分に学習した税理士は上手く電卓も使っています。
そのため、税理士に実際になって、多くの実務のシーンで会計ソフトなどを使うようになっても、いつも電卓を持ち歩き、必要なときにすぐに使う習慣がついています。
税理士の多くは、受験勉強をするときから電卓を使い続けているので、いい電卓を選ぶことは大切といえるでしょう。

税理士試験で使える電卓とは?

電卓は税理士試験に必要なものですが、どのようなものでもいいということではありません。
税理士試験のホームページを見れば、使える電卓としては次のような条件があります。

乾電池、あるいは電源内臓式の太陽電池で動くもの
100V電源は、試験場では使えません。

計算機能だけがあるもの
音が出る機能、紙に記録する機能、プログラムの入力機能、遡って計算プロセスをチェックできる機能があるものは、計算機そのものが使えません。
なお、消費税の税抜き、税込み機能がある電卓は使えます。

数値を表す箇所がだいたい水平のもの
極端に横に表示窓が倒れる電卓などは使えません。

外形寸法がだいたい18cm×26cmをオーバーしないもの
そのため、電卓としては、だいたいB5サイズをオーバーしないものを使ってください。

参照:試験に使用できる文房具・計算機について|国税庁HP

税理士試験のための電卓を選ぶときは、12桁対応、早打ち対応、サイレントキー、グランドトータルキー、メモリー機能などがあるものにしましょう。また、安定性があることも大切です。正確に早く計算するためには、安定性があることが必要です。安定性がある電卓は、大きめのラバーが裏面についており、机の上でも容易にずれないものです。
実際に売り場でチェックしてみましょう。これ以外にも、自分の手の大きさと上手くマッチするかもチェックしておきましょう。
いい電卓であると他の人からすすめられても、個人によって手の大きさは違っているため、自分に適しているとは限りません。そのため、必ず現物をチェックしてから選びましょう。

税理士試験におすすめの電卓をご紹介

ここでは、参考までに税理士試験におすすめの電卓についてご紹介します。
税理士試験に特におすすめの電卓としては、資格の学校のTACとシャープなどが一緒に開発した税理士試験・簿記試験・公認会計士試験のための学習用電卓のEL-G37があります。

EL-G37の電卓は、高速早打ち対応で20回1秒間に入力できるだけでなく、メモリー機能、すべり止めゴムなどを完備しています。
大きな液晶であるため見やすいこともメリットで、15度の傾斜角があるため蛍光灯の下でも見やすくなっています。
電池としては内臓電池と太陽電池の両方が使えるので、太陽電池が計算している途中に切れても、内蔵電池が使えることもメリットです。
また、電卓を打つときに音が気掛かりな人も多くいるでしょう。
しかし、この電卓はサイレントキーを採用しているので、税理士試験の会場や予備校でも音を気にせず使いやすくなっています。

こうした、税理士試験や勉強で気になる項目を抑えた電卓もあるので、自分に適した電卓を見つけてみてください。
自分に適した電卓を見つけるためには、情報を多く収集したうえで、最終的には実物をチェックするのが良いでしょう。
自分に適した電卓を手にして、快適な税理士・税理士受験生ライフを送ってください。

この記事を書いたライター

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