毎日同じ仕事だと「やりがいがない」と感じたりしていませんか?仕事において「やりがい」に価値を求める人は多いですが、どんな仕事にもやりがいはあります。今回は、ルーティンワークでやりがいを見つけづらいとされている「給与計算」について仕事のやりがいを探ってみましょう。
そもそもやりがいとは何でしょうか?
言葉の意味を見てみましょう。
『あるものごとをするだけの値うち。努力に見合う効果。』
出典:精選版 日本国語大辞典の解説より
つまり、仕事にやりがいを感じられるのは以下の2つのポイントがありそうです。
①仕事に値うちを感じられている時
②努力に見合う効果を得られている時
仕事に値打ちを感じない状況であれば「自分がこれをやる意味はあるのか」と確かにやりがいを感じられなさそうです。
また、自分が努力したとしてもその効果が得られないという時は、仕事に適性がないか、やり方が間違っているともいえます。
どんな仕事に値打ちを感じたり、努力した分延びるのかはその人の性格や能力によるところが大きいため、様々な仕事を通じて自分なりの「やりがい」を見つけることが必要になります。
それでは、給与計算の仕事におけるやりがいについて見ていきましょう。
社員の生活は、給与によって支えられています。毎月当たり前に給与が支払われるのは、縁の下の力持ちとしてコツコツと作業をしてくれている給与計算スタッフのおかげです。
給与計算スタッフが様々な作業をこなしているからこそ、会社員は納税の作業のわずらわしさからも解放されています。
ほとんどの社員は給与の金額には興味があっても、なぜその給与になるのかということについてはあまり関心がないことが多いものです。
例えば所得税率が何%か、残業代はどのような根拠で算出されているかといったことについて答えられる人は少ないのではないでしょうか。
給与計算を仕事として行うと、給与を構成する税金や社会保険、そして社内の決まりを定めた就業規則や給与規程に嫌でも精通します。
こうした知識は今後社会人として働くうえで大いに役立つでしょう。
給与計算の業務は、ルーティンワークで何をいつまでにするかが決められています。
正確に業務をこなしつつ、改善したい箇所を見出すことで、業務がぐんと効率化することは珍しくありません。
最近では勤怠管理や給与計算ソフトなどを入れ替えることによって作業効率アップさせるといった取り組みが盛んです。
無駄な業務をどのように効率化するかという視点が養われます。
例えば企画部門だと、企画を立て実行したとしてもそれが売り上げの成果につながるかどうかはやってみるまでわかりませんが、給与計算の仕事というのは、全員の給与を計算するという内容なので、仕事の初めから終わりがはっきりしています。
仕事のゴールが確実に見えており、かつ対応件数をこなすことによって自分の実力や成長ぶりがはっきりと目に見えるので、仕事をこなした達成感を味わいやすいのです。
やりがいだけでなく、給与計算の仕事にはメリットもあります。仕事内容で以下の点を重視したい方にはおすすめの職種といえるでしょう。
給与計算の仕事は、給料日を基準として「何をいつまでに」という業務がはっきりしています。そのため、仕事以外のスケジュールも立てやすい業務です。
プライベートの予定をしっかりと押さえたい人にはとても向いています。
会社では給与を従業員に支払うことは不可欠です。そのため給与計算の仕事はどの会社にもありますし、社内で自前で出来ない場合はアウトソーシングの会社もあります。
つまり、給与計算の経験や技術は、転職時にも役立つのです。
人の性格はそれぞれ違うので、上記の点に魅力を感じない方もいると思います。
給与計算の仕事を通じてやりがいを感じることができるのは、以下のような性質の方だといえます。
自分が立てたプラン通りに無事にミスなく仕事が終了した時に、達成感だけでなく解放感も毎月味わえるという給与計算の仕事。
もし自分がこのどれかに当てはまるようであれば、未経験でも飛び込んでみてはいかがでしょうか。新たな仕事のやりがいを見つけられるかもしれませんよ。
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