「そろそろ管理職に昇格かな」と考えている方は、管理職試験でどのような内容が問われるか、どう対策すれば良いか気になるのではないでしょうか。本記事では、どうして管理職試験を行うのか、その内容、模試落ちたらどうすれば良いかなどを解説します。会社ごとに試験形態は異なっていたとしても、管理職に求められるものを知ることで試験対策を立てやすくなりますよ。
一般社員としての昇格要件は、在籍年数や資格種の取得、職務経験などで年次に従って昇進することがある程度は可能です。かつては多くの日本企業もそのようにある程度の年次が立つと管理職に昇格という流れをとっていました。
しかし、いわゆるプレーヤーと管理職であるマネージャーはそもそも求められる資質が異なり、優秀なプレーヤーであるからといって優秀なマネージャーになるとは限りません。
そこで、近年良く行われるようになったのが、以下の2つのコース分けです。
・現在の職務を極めたスペシャリストになる専門職コース
・管理職となり、組織のマネジメントを行う管理職コース
管理職の昇格試験は、本人のやる気や、上司の個人的な主観に寄らず、管理職を担う社員にその適性があるかどうかを見極めるために行います。
管理職の昇格試験は、会社によってどのような内容で行われるか異なりますが、大きく分けて以下の3つが代表的な試験内容です。
会社によって、他にもTOEICスコアや業界関連資格の取得といった資格要件があったり、特定の研修を受講していることが要件だったりと、プラスして条件が加わる場合もあります。
業務上の知識はすでに身についていることから、管理職試験で主に問われるのは性格検査と能力検査の二つです。
管理職として求められる性格上の気質や、論理的な思考力などをはかります。
論理的思考力や課題解決能力を問われるのが論文試験です。レポート形式で問われることもあります。問題に対し具体的な解決方法を見出し、それをわかりやすく伝える能力を有しているかが問われます。
最終試験として実施されることが多いのが、役員や経営者との面接です。管理職になるにあたって必要な心構えが出来ているかどうかを見られます。
現在の会社や自分の所属部署・関連部門における課題や、その課題に対しての解決策を考えるなど、常日頃、管理職目線を養っておくことが必要です。
プロフェッショナルスキルを持つ専門職以外の方は、基本的にはある程度の年次になったら管理職試験を受けることになることがほとんどです。
しかし、会社の試験というのは入試などとは異なり、会社の業績によってはそもそも管理職への登用枠が用意されていないことや、極端に少なかったりするなど、と本人の実力以外のものに大きく左右されることもしばしばです。
とはいえ、準備をして期待を持って挑んだ試験にもし不合格となった場合は、かなり落胆する事は当たり前で、さらに自分の同期や後輩が合格したりしていればなおさらですよね。
そのようなときに「退職」が頭をよぎるかもしれませんが、退職の前にもう一度次の機会を狙って再チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
もう一度昇格試験にチャレンジしようと考えたら、以下のような対策を練りましょう。
一度試験を受けているわけですから、ある程度何が出るか、どのようなことを聞かれるかというのはわかっているはずです。
もし試験で出来がイマイチだったと思うところがあれば、それを対策しておきましょう。
適材適所という言葉どおり、本人の資質があってもそれが活かせる場所でないとどうにもなりません。
営業部門などは数字が目に見えてわかりやすいですが、本人の性質から考えるとバックオフィス部門の方が向いているということもあります。
自分の力を伸ばせるような部署に異動願いを出し、そちらでチャレンジしてみるというのも一つの手です。
異動がかなわない場合ももちろんあります。その場合は今いる場所でやっていくしかありませんが、周りへの不信感を募らせてしまうようであれば、次の方法もおすすめです。
逆転の発想ですが、次の管理職昇格試験ももしダメだったら?という事を考えると、退職した時の保険は持っておきたいものです。
また、自分の会社や部門だけの世界にとらわれてしまうことを防ぐために、他の会社の情報を見ておくというのは役立ちます。他の会社を見ることで、実は他の会社の方が良い条件だったり、逆に自分の会社の素晴らしさに気が付くことができるかもしれません。
転職エージェントへの登録や相談は無料です。広い視野を持つという意味でも、他の会社の諸条件などを確認してみることをおすすめします。
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