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税理士として独立を成功させるためには?

HUPRO 編集部
税理士として独立を成功させるためには?

税理士として独立が成功する要因として、実務経験がある、得意なジャンルがある、資金があることが挙げられます。また、業務に自信がついたときや、合格したすぐ後も税理士として独立するタイミングと言えるでしょう。ここでは、税理士として独立を成功させるために必要なことと、独立のきっかけについてご紹介します。

税理士として成功するために求められるもの

税理士の資格を取ったが、独立するきっかけがわからないという人も多くいるのではないでしょうか。ここでは、税理士として独立が成功するのに必要と思われる3つの点を挙げたいと思います。

実務経験がある

一般的に、数年間税理士事務所に勤めてから税理士として独立しています。実務経験を税理士事務所で積んで、知識をマスターして、やりたいことや自分の営業スタイルを見つけながら、独立した後のことをイメージします。

得意なジャンルがある

このジャンルだけは他の人に負けないという強みがあると、これを活用して税理士として独立することができます。しかし、税理士として仕事をし始めたときは、得意なジャンルといってもよくわからないでしょう。それでもやりたいことを初めから決めておく必要はなく、税理士として実務経験を積んでいくうちに、関心があることややりたいことを探せばいいのです。これが見つかると、そのジャンルにおいて自分のスキルを磨くだけです。現在の税理士事務所でやりたいことの実務経験が積めないのであれば、転職を思い切って検討するのも方法の一つです。

資金がある

税理士として独立するためには、結構資金が必要になります。サービス業のため、製造業などに比べ原価はほぼかかりませんが、オフィス賃料や税理士の登録費などが必然的にかかってきます。資金が少ない状態でスタートしてしまっては、少しの失敗で資金繰りが厳しくなってしまいます。やはり独立した後の資金繰りまで十分に考慮したうえで、資金を着実に貯めておくことが大切です。

独立する前にまずは自信をつける

税理士として独立するためには、実務経験を積んで、強みを獲得することが必要ですが、これのみでは不十分です。自分が独立することによるリスクに対する覚悟が必要です。
独立した後は、経営する責任が個人事業主としてあります。
人を雇用するときは給料を払う必要があり、事務所を自分だけで経営するときでも税理士として利益を出すことによって生活費を賄う必要があります。
クライアントから報酬を十分に受け取れないと、税理士として仕事を続けることができなくて辞めるようになります。そうなると、給料が払えなくて、生活もできなくなるでしょう。

経営状態が悪くなると改善するために対策する必要があるので、税務についての経験や知識以外に、経営者としての実力も問われるようになります。税理士事務所の経営に成功しないと、独立するのを止めて雇われて仕事をする必要があります。
税理士として独立するためには、このようなリスクを覚悟したうえで間違いなく成功するという自信が大切になります。実務経験などを積んで税理士として独立できる環境が整ってくれば、最終的に自信がつくようになるでしょう。税理士として独立して成功するためには、まずは日頃の業務で自信を得ることが重要です。

資金がたまったらは難しい?

誰でも税理士として独立するときは心配になるでしょう。いかに税理士として独立したいと強く思っていても、いざ独立しようとすれば心配になるものです。しかし、きっかけが何かしらあれば決心することができます。
例えば、きっかけとしては、資金が十分に貯まったらなどが挙げられます。しかし、資金が十分に貯まったらなどというのは、税理士として独立することはいつまで経ってもできない可能性が大きくなります。というのは、なかなか資金は貯まるものではないためです。

合格後すぐのタイミングもあり

先ほど税理士の独立には、業務経験をしっかり積んで自信がついてからが良いとご説明しましたが、すでに事業会社などで経理業務を積んでいる、もしくは税理士補助として会計事務所に長く勤めてきたという方は、合格後にすぐ独立するのも一つの方法です。
合格したので税理士として独立するというのは、きっかけとしてこれ以上のものはありません。家族にも職場にも言いやすいでしょう。
どうして今税理士として独立するかと聞かれたときは、「合格したので」と回答することができます。当然ですが、家族に理解してもらうためには、税理士として独立した後の将来的な見通しなどについて説明する必要があるでしょう。

準備などを完璧にすることはできない

税理士として独立し成功するためには、資金が十分にある、独立しても生活できる、ということが理想ですが、このようなことはまず難しいでしょう。また、いきなり税理士として生活できるような人はほとんどいないでしょう。
ただし、イニシャルコストがかからないことが、税理士のメリットです。自宅でも事務所として使えるため、ソフト費用とパソコン程度で独立できます。現在は、情報をブログなどで発信している税理士もいるため、どういった形で独立をするのが良いか色々調べてみると良いでしょう。独立したいと考えているのであれば、ぜひ前向きにチャレンジしてください。

この記事を書いたライター

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