簿記の勉強を始めたのはいいけれど「難しい……」「理解できない」という声も少なくありません。そこで本記事では、簿記が理解できないと嘆く人のために、なるべくとっつきやすい簿記の勉強方法をご紹介します。
簿記の勉強を始めたけれど、全く理解できない!という方に、どうしてわからないかをその理由を確認してみましょう。
突然ですが「スターウォーズ」という大人気の映画をご存知でしょうか。その中で「フォース」という超能力のような能力があるのですが、それを主人公が学ぼうとして「わからない」となるシーンが何回も出てきます。そこで、師にあたる人は「考えるな、感じろ」と主人公を諭すのですが、簿記の勉強もそれに近いものがあります。
例えば、「借方」「貸方」という言葉。「何が借方」なの?「貸方」じゃないの?と悩むようなことが多々あります。
貸借対照表を見ても「なぜこれが資産なの?」と、言葉の意味を理解したいと思うと、簿記はドツボにハマってしまうのです。
特に漢字は言葉自体に意味を持たせる言葉なので、なおさら理解しようとするとキツイものがあります。
「そういうものなんだ」という気持ちで「考えずに」先に進んでいくのがポイントです。
計算や数字を見ていると頭が痛くなってくる……という方もいます。
確かに細かい計算などは嫌になってきますよね。しかし、簿記検定を受験する時は確かに手計算は必要ですが、実務においてはシステムがやってくれますので、計算はほぼ不要です。
数字が苦手という人は、まずは枠組みを理解するところからはじめてみてはいかがでしょうか。
例えば、簿記では絶対必要な基本の仕訳。「これは何費?」といったクイズ形式で自分で当てはめてみるなど、まずは言葉に慣れることから始めてみるのも一つの案です。
簿記の勉強に最適なのは「まずは簿記3級から!」と、以下の記事を本サイトでもアップしました。
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しかし、簿記3級は2019年の試験改訂を経て、どんどん難しくレベルアップしているのが現状です。かつての2級が3級に、2級は準1級とでもいえるレベルになっているといえるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解するための「簿記初級」(日商簿記検定初級)。
簿記初学者向けの入門級として2017年4月に設けられた新しい資格です。
簿記初級の良いところは、他の簿記検定とは異なり、全国の商工会議所で毎月受験できる「ネット試験」を導入しているところです。
簿記3級のテキストを読んでみて「サッパリ理解できない」という状況であれば、一旦レベルを落として「簿記初級」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
もともとの基礎をガッチリと固めていきましょう。
「役立つから」というだけでは、簿記の勉強のモチベーションを保つことは難しいですよね。そこで、簿記に対して「萌え」を感じられるような経済小説を読んだりしてみてはいかがでしょうか。
簿記自体がテーマになっている小説はあまりありませんが、スケールの大きな粉飾決算の世界も「簿記」のからくりを利用するところから始まります。
そう考えると、簿記を知っていることの重要性が見えてくるでしょう。
例えば以下のような小説がおすすめです。
名門企業であったはずの「カネボウ」がいかに粉飾決算に手を染め、崩壊したかを元カネボウ常務が著した経済小説です。
アメリカで破綻した大手企業「エンロン」。エンロンが駆使した金融工学と会計操作のからくりに迫るドキュメントです。
言わずと知れた「半沢直樹」シリーズ。2020年4月開始のドラマ原作でもあります。予習も兼ねていかがでしょうか。証券会社に出向しているので、証券用語も多数散りばめられていて勉強になりますよ。
簿記の実務は仕訳作業をこなすところからスタートします。
仕訳は、簿記の基本中の基本で、きちんとその内容を体得することは何より重要です。
もしあなたが学生で、就職に向けて簿記検定の勉強をしている人や、これから再就職を目指す人なら、会計事務所のアルバイトなどで、実務に取り組んでみるのも良いかもしれません。
ちょうど1~3月は確定申告、4~6月は企業決算のピークシーズンなので、会計事務所では猫の手も借りたい忙しさ。短期バイトの募集に事欠きません。
記帳作業などについて、実際に量をこなしていくと「そういうものなんだ」と実務をこなすことで腑に落ちるポイントはいくつもあります。
座学では勉強できない実務を通して勉強することができ、しかもバイト代も入るのでお得と言えるのではないでしょうか。
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