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中小企業の経理担当者におすすめの資格は?

公開日:2019/11/19
中小企業の経理担当者におすすめの資格は?

お金の管理をする経理は会社にとって重要なポジションで、従事する人は経理一筋でこの仕事が好きという人が多いように思います。そして現状に飽き足らずに更にステップアップを考える向上心のある人が多いようです。そのためには、どんな資格を取るといいのでしょうか。今回は、中小企業の経理担当におすすめの資格について解説していきます。

やはり簿記が一番おすすめ

ベテランの経理担当の人であると大体簿記の資格を持っています。そしてベテランの人に、若い経理担当の人が取るべき資格を尋ねると、簿記の資格を取ったほうがいいという回答が多く返っています。

簿記の資格を極めればいいか?

確かに経理の仕事は簿記の知識を必要とする職種です。簿記の勉強は必要ですし、資格を取ることは客観的な簿記の知識があることの証明にもなりますから、有用でしょう。

しかし、どの分野でもそうですが座学で得た知識と実務で必要とされる知識とにはギャップが生じます。例えば日商簿記は初級から1級まで全部で4ランクあり、試験の難易度はかなりの差があります。これは、簿記検定試験は企業経理のエキスパートから商業高校の高校生までが学ぶものである以上致し方ありません。

2級の試験範囲は、増資や合併時の資本会計の仕訳も含まれています。しかし大企業であればいざ知らず、中小企業では増資をそう頻繁には行われません。また合併をすることも同様に多くはないでしょう。

すると簿記の資格せっかく極めても、実務の現場ではそれを活かす機会がないというギャップが生じてしまうのです。もちろん、教養を深めるということであれば簿記の資格を極めるのもよいでしょうが、実務との関係では簿記の知識を深めるのはほどほどにとどめておくのがよいでしょう。

中小企業なら簿記の資格は2級で十分

中小企業で必要とされる簿記の知識としては、2級で十分でしょう。簿記はどんな仕訳であっても、借方と貸方は貸借が必ず一致します。この大原則さえ理解しておけば処理が難しい問題に直面しても大体は解決が可能なのです。

もし簿記2級の知識では理解できない場面に遭遇した場合には、その部分の知識だけを勉強すれば対応できるはずです。簿記1級の資格取得を目指す場合は、自分に取って本当にかどうか吟味が必要です。

中小企業の実務で生かす機会はなかなか少ないのが現状ですが、簿記1級取得には相当な時間を要しますので、コストパフォーマンスが割に合っているのか、キャリアプランとあわせて考える必要があります。2級に受かったから次は1級だとやみくもに目指すことは避けるべきでしょう。

中小企業なら簿記の資格は2級で十分

中小企業の経理にはどんな資格がおすすめか

中小企業では、経理だけの仕事にとどまらず総務や人事の仕事を兼務しているケースも珍しくないでしょう。中には、社長のスケジュール管理といった秘書のような仕事をしている場合もあります。中小企業の経理におすすめの資格をいくつかご紹介します。

社会保険労務士

社会保険労務士は、総務の仕事と兼務している人におすすめの資格です。社会保険労務士は、企業にとって最も重要な資産である「人材」に関するエキスパートです。仕事としては、代表的なものとして書類作成業務、提出手続代行業務があります。

しかし、これからは企業を取り巻く環境の変化が非常に早いためそれに対応するためのアドバイスをするコンサルティング業務が増えると思われます。具体的には、会社内の人事・労務管理に関する問題点を把握し改善策を経営者に対して進言したり、医療保険や年金制度などへの相談にも応じるというようなことです。

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格なので、経理担当でありながら会社の経営にも参画している人におすすめの資格です。

中小企業診断士の資格を取ると、会社の経営上の問題点を俯瞰的にみることが可能になり、論理的な解決方法を見出す能力が身につけられます。中小企業診断士の資格と経理で得た知識をかけ合わせると大きな能力を発揮でき経営上の有用な助言ができるでしょう。

給与計算実務能力検定

給与計算実務能力検定は、総務の仕事を兼務している人におすすめの資格です。民間資格ではありますが、給与計算の基礎的な能力を計ることのできる資格なので企業にも浸透しています。

所得税や社会保険などが試験の出題範囲となっており、これは社会保険労務士試験と一部被ります。そのため、社会保険労務士を目指す人はまず給与計算実務能力検定の資格を取るといいかもしれません。

秘書検定

秘書業務の仕事と兼務している人におすすめの資格です。業務レベルでの実力をつけることを考えると面接試験まである準1級の取得を目指すといいでしょう。
ビジネスレベルでの言葉使いや文書作成が可能になります。

まとめ

中小企業は大企業に比べればどうしても組織力は弱くなります。そのため個々人のスキルに依存せざるをえません。そいうときに経理実務以外の分野で何か実力を証明できる資格があればそれは大きな武器になり会社にとって欠かせない存在になるでしょう。是非資格を取ってオンリーワンの経理を目指してください。

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