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地味だと思った?実は違う!経理の仕事内容とやりがい

HUPRO 編集部
地味だと思った?実は違う!経理の仕事内容とやりがい

あなたは経理にどんなイメージを持っていますか?もしあなたが抱いているイメージが「ずっと机に向かっている」や「電卓ばっかり叩いている」という地味なイメージばかりなら、あなたは経理の本当の仕事ややりがいについて、まだ知らないのかもしれませんね。今回はそんな経理の仕事内容とやりがいについて解説していきます。

地味?暗い?経理のイメージって?

経理職といえば、「領収書とにらめっこをしながらいつも電卓を叩いている」そんなイメージを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。確かに領収書の精算や請求書の整理といった、一見地味な仕事も経理の仕事の一つ。契約を取ってくる営業職や、プロモーションであちこち走り回る広報に比べると地味に映ってしまうのも仕方ありません。

しかし、こういった仕事の多くは経理初心者や新入社員の登竜門。いわばスタートラインに過ぎません。では実際の経理はどんな仕事をしているのでしょうか。これから詳しくみていきましょう。

経理の仕事内容

経理の仕事は大きく分けて3つあります。日次業務、月次業務、年次業務です。

現金の管理や取引先への支払などといった日々行う必要のある日次業務。それに加えて、売掛金の管理や予実管理、月次報告書の作成といった月度をまとめて行われる月次業務。最後に、決算書の作成や法人税の計算といった1年間の総まとめとして行う年次業務です。

日次業務や月次業務といった簡単な業務ほど経験が浅い人が担当していることが多く、また一般的に「経理」と聞いてイメージされる業務はこれらに含まれていることが多いです。請求書の発行や従業員の経費精算などがそれに当たりますね。

年次業務は税務署へ提出する申告書やステークホルダーへの開示資料の作成など、より責任が増す仕事が多く、経理として経験が長い人や責任者が担当していることが一般的。これらの業務は会社の経営に深く関わる数字をはじき出すため、会社の経営層とも関わりが強くなります。

経理のやりがい

ここからは経理のやりがいを5つ解説していきます。

会社の状況を数値から把握することができる

経理は、会社活動のすべてを数字の側面から取りまとめています。そのため、自社が今どのような状況にあるのか、いち早く把握することができます。

営業であれば担当している商品の売れ行きであるとか、カスタマーサービスであれば新製品のお客様からの苦情であるとか、会社の部分的な状況の把握は可能でも、他部署の状況や会社全体の状況を逐一把握することは難しいでしょう。

しかし、経理には毎日、毎月会社内の様々な部署から数字が上がってきます。それらを総合的に考えると会社が置かれている状況がどのようなものなのか、把握できる立場にあります。そのため、「経理が辞める会社は危ない」とも言われています。会社の状況がよくわかる立場にある経理がこぞって会社を辞め始めると、ちょっと会社の経営状況を疑った方がいいかもしれませんね。

日々学ぶことができる

経理は、担当する業務によって勉強をしなければならない知識が変わってきます。税務担当者は税法の勉強を、予実管理の担当者は管理会計の勉強を、工場管理の担当は工業簿記の勉強をそれぞれ行う必要があるのです。一つの部の中でも様々な知識を身に着ける必要があります。

また、経理業務には税法や会社法など様々な法律が関わってきます。もし法律が改正されると、それに合わせて知識をアップデートする必要があります。そのため、経理としての職歴が長いからといって、もう勉強をしなくてもよいということはありません。日々勉強をしなければならない職種です。学ぶことが好きな方には向いている職種であると言えます。

経営に関われる

経理の生み出す数字は、会社を経営する上で欠かせないもの。そのため、経理は経営陣とも深く関わることになります。

また、経理としてステップアップしていくと、経営の改善点や今後の予測を数値から立てられるようになります。一社員でありながら、会社の運営側に近い視点を得ることができます。そうなると、経理の枠を外れて経営管理部門へ異動をしたり、スタートアップ企業の経理責任者へ転職をしたりと、多様なキャリアップを図ることができます。

達成感を味わえる

経理業務にはいくつかの区切りが存在します。月次決算、四半期決算、年度末決算などがそれです。一つの決算でやらなければならない業務が決まっており、また完成/未完成の区切りが明確なため、決算が一つ終わるごとに達成感を味わうことができます。決算期間中は通常より業務量が増える傾向にありますが、どこまでやれば終わりなのか自分で明確にわかっているため、それを目指して頑張るという経験を積むことができます。

転職しやすい知識を得られる

経理を目指す方の中には、転職しやすいことを目的としている方もいます。確かに経理は転職がしやすい職種と言われています。どこの会社にも存在する職種なので、業界・会社規模・地域を問わず転職することが可能です。また、事務職の中でも専門職に近く、手に職がつけられる職種とも言えるでしょう。そのため、経理の中で幅広い仕事経験を積むことは、より良い会社に転職する機会を広げることに繋がります。

まとめ

今回の記事で経理のイメージは変わりましたか?今までイメージを持っていなかった方にとっては意外に思われるかもしれませんが、経理は経営陣との関わりも深く、より良い経営を行っていくためには経理の生み出す数値が会社にとってとても重要なキーとなっています。一見地味に映る経理ですが、実は経営に欠かすことの出来ない重要な職種の一つなのです。

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この記事を書いたライター

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