経理として転職したい気持ちはあっても、転職に役立つ資格がない…!そんなときにどうすれば良いのでしょうか。難関資格を取得できれば、もちろん転職時に有利になりますが、難しい分手軽に取れるものではありません。ただ、実は経理職での転職の場合は資格よりも実務経験が重要です。今回は、資格なしでも転職したい経理職の方向けに、経理の転職事情と資格なしでのアピール方法を解説します。
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現在の会社の待遇に不満があり、とはいえ、難関資格を取るようなガッツや、営業をバリバリやるというバイタリティまではちょっと…という方で、転職を考える方も多いと思います。
そんな時におすすめなのが、どの会社にもある経理職です。どの会社でも経理というのは必要なので、地味に思えるかもしれませんが、確実にニーズがあります。
どの会社でも経理職なら一緒では?と思うかもしれませんが、根本的な業務が一緒であっても、会社における待遇や、業務の難易度、部内の人間関係などは企業によってまったく異なるものです。
もし、現在の状況に不満があり、いつかは転職したいなという気持ちがあるなら、早いうちがおすすめです。
経理業務というと経験や資格が必要と思われるかもしれませんが、仮に両方が無かったとしても、あなたの年齢が若ければ若いほど、転職には有利に働きます。
新卒で経理を目指す場合については、下記のコラムで詳しく紹介しています。是非あわせてご覧ください。
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経理の転職で重視されるのは、資格と経験です。経理の求人の採用条件では、簿記2級・3級の資格か、2~3年以上の実務経験のどちらかがが求められています。簿記の資格を持っていない場合でも、経理の実務経験があれば採用される可能性は高いです。
また、簿記の資格以外にも、以下のような資格は経理の転職で評価されています。
・FASS検定
・ビジネス会計検定
・給与計算実務能力検定試験
・FP技能士検定
経理の転職に役立つ資格については、下記のコラムで詳しく紹介しています。是非あわせてご覧ください。
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簿記などの転職に活かせる資格を持っておらず、経理として働いた経験がないからといって、経理への転職を諦める必要はありません。経理未経験・資格なしでも応募できる、経理の求人もあります。採用条件に資格や実務経験を設定していない求人を探してみましょう。
税理士や公認会計士、米国公認会計士など華々しい難関資格がある人に比べ、資格なしの経理職が転職しようとするのはかなり難しいと考えてはいないでしょうか。
確かにこうした資格がない人は、転職時には不利になることは否めませんが、士業による独占業務を行うわけではない場合に、転職で最も重要視されるのは「実務経験」です。
転職市場で求められるのは即戦力のため、自分のやってきたことがどういう内容で、転職先の業務にはどういう面で貢献できるかをアピールすることが最も重要です。
また、経理職の転職で実は結構見られているのが「学歴」です。コツコツ勉強するという姿勢があったということを学歴で判断しているのです。
自分では自分の強みがよくわからない場合もあるかと思いますが、そうした場合は転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。
気が付かない間にかなりニッチな専門分野の仕事スキルが身についているかもしれませんし、多くの転職者を見ているエージェントであれば、そうした長所をすくい上げてアピールしてくれます。
資格を持っていない場合には、簿記の資格に向けてチャレンジしているなど、合格していなくてもやる気があるところを見せるのが肝心です。
もともとの業務で決算業務などをこなしていたというのであれば、経理職の転職においては実務経験としてアピールできますが、未経験・もしくは日次・月次業務など基礎的なことを行っていてあまり経験を積んでいない場合は、これから勉強するという姿勢を強くアピールしましょう。
経理部門というのは、営業部門とは異なり、社外に出ることはほとんどなく、コミュニケーションを取るのは部門内、もしくは社内の関連部門の人ばかりになるので、社風に合うかどうかというコミュニケーション能力も重要になります。
例えば、営業担当が申請してきたクライアントとの接待交際費を経費として認められないということを伝えたり、相手企業の請求書発行の催促、さらにポジションによっては経営陣への報告も求められます。そうした調整能力に長けているというのは、自身の強いアピールポイントになるでしょう。
会計システムなどは、会社によって異なることもあるので、ある程度のPCスキルさえあれば、慣れて使いこなすことはできるようになるでしょう。
いずれにしても、経理業務ありきではなく、会社のどういう面に惹かれて転職を考えているのかをしっかりアピールできるようにしておくのが重要です。
経理業務と一口に言っても、企業の業種・業界、上場・未上場、従業員規模などによっても業務内容が異なります。
例えば、大企業でグループの本社といえば決算業務の他にも四半期決算などもあり、常に多忙だったりします。また、連結決算なので、子会社との連携も重要です。
会社の規模が大きい分、待遇も良いですが、数字に対するプレッシャーもかなりのものでしょう。また、業務が細分化されているため、幅広い知識や経験を身に着けたいという希望がある場合は難しいかもしれません。
資格を持っていない経理未経験者が、経理業務を経験することで得られるメリットを挙げていきます。
経理事務は会社の経営を支えるポジションで働くことができるため、スキルアップしていくことで経営陣に近いポジションで働ける可能性もあります。経営について理解することができるようになるため、会社の現状や課題なども見えてくるようになり経営思考が身につきます。
未経験から経理事務をする場合には、自分が成長しているということを実感することができるでしょう。初めは日次業務が主な仕事ですが、次第に月次業務や年次業務といった難易度の高い業務を任せてもらうことができ、スキルアップしていることが目に見え、やりがいも感じやすいと言えるでしょう。
経営事務はどこの企業でも必要とされる職種です。また、経理事務の業務内容はどの業界、企業でもあまり変わらないため、どこの会社でも通用するスキルを獲得することができ、転職する場合にも有利に働くと言えます。
経理事務としてキャリアを積む、資格を取るなどをしていけば、給料がアップにつながる可能性もあります。
未経験の場合には、初めは日次業務など簡単な業務を任されることになります。それら経理業務を確実にこなしていくことで、会計の基礎についても学ぶことができます。
自分にあった転職をするためには、事前に企業の情報を集めておくことが非常に大事です。転職する際に優先したいものが、待遇なのか、これからのスキルアップなのか、社風なのかを明確にしておきましょう。
しかし、求人を出している企業の情報を個人で集めるには限度があります。
そんな時に役立つのが転職エージェントです。自分のスキルに見合った会社と、気になる待遇などの疑問点も確認したうえで、会社を選ぶことができます。
会社の中には、非公開求人を行っているところも多く、転職エージェントでないとわからない情報もあるのが実情です。
もし、資格なしでも経理職へ転職したいと考えているようであれば、まずは一度相談してみてはいかがでしょうか。
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