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Gunosy執行役員に訊く管理部門のキャリアパス

HUPRO 編集部
Gunosy執行役員に訊く管理部門のキャリアパス

Gunosy 執行役員に訊く管理部門のキャリアパスー公認会計士や弁護士の先生にこそ、投資事業や経営企画を

事業会社の経営者・役員や管理部長に士業・管理部員のキャリアパスについてインタビューする「管理部門リーダーからのラブレター」。第一回は、株式会社Gunosyの執行役員・間庭様に、Gunosy管理部門に求められる役割や、経理部や法務部を超えた士業の先生の活躍場所についてお話を聞いてきました。


間庭 裕喜(まにわ ゆうき) プロフィール
株式会社Gunosy 執行役員 CEO室 室長/Gunosy Capital 取締役
2005年にゴールドマン・サックス証券株式会社に入社し、戦略投資部にて様々な投資案件に従事。
2015年、クービック株式会社にCOO兼CFOとして参画。2018年10月より現職。
東証一部上場企業の株式会社Gunosyで投資部門の責任者や管理部門の管轄を担当している。


ゴールドマンサックス戦略投資部からスタートアップに飛び込んだご自身のキャリアについて

―早速ですが、ゴールドマンサックスやクービックへの入社理由と当時の業務内容について教えてください

ゴールドマンには、2005年に新卒で入社しました。
学生時代から経営者に対し尊敬の念があり、自分も将来そうなるためには、どのような時間を過ごすべきかと考えていました。
経営において重要なことは、意思決定やリスクテイクの判断ができることだろうと思い、そういったことに主体的に関わることができる仕事がしたい、とゴールドマンに入社をきめました。戦略投資部では、債権を買ったり、未上場株や不動産に投資をしたりと、様々なアセットが投資対象となりました。20代のうちから、自ら分析し、意思決定権者にプレゼンする機会があったというのは願ってもない経験でした。自ら組み立てたロジックで投資が決定する、あるいは損をする場合でも、全て自分の責任です。意思決定には常に緊張感と責任感があり、「投資の本質とはなんぞや」とプロフェッショナルから学び、大いに成長させてもらいました。

クービックには、まだ社員が5人程の頃に、取締役COO,CFOとしてジョインしました。前職での経験を活かした資金調達や、営業やCS(カスタマー・サービス)、マーケティング組織やオペレーション体制の構築、上位レイヤーの採用にも携わりました。

若い事業部の勢いとリスクへの観点とのバランスが求められる Gunosy コーポレートチーム

―Gunosyへの入社理由、業務内容を教えてください

Gunosyには、新設されたCEO室の室長として、主に投資領域における事業戦略を担うというミッションのもと、2018年10月に入社しました。

現在、投資事業責任者と、IRや広報に責任を負うCEO室長という二つの役割を担っています。

投資事業については、対象は国内外は問わず、現在はベンチャー投資が多いですが、それに限られることはありません。

プレスリリースでも掲載していますが、既にインドでの投資を2件実施しています。
CEO室長の役割でいうと、決算発表や中長期戦略等の作成や、投資家とのコミュニケーション、予算管理等を担っています。

―Gunosy のコーポレートチームはどんな雰囲気ですか?

前提として、Gunosyは会社自体が7期目と非常に若い会社で、広告事業本部やメディア事業本部におけるメンバーの平均年齢は26-7歳です。

新卒2、3年目でプロダクトの責任者に抜擢されているメンバーもいます。現場は攻めの姿勢で様々なことにチャレンジしていく一方、コーポレート本部のメンバーが会社として守るべき部分をフォローする、という役割分担ができていると思います。

コーポレート本部にはそれぞれ様々な業界で活躍してきた経験豊富なメンバーが集まっていて、落ち着いた雰囲気です。

主体的に業務に向き合い、組織全体をより良くしていきたいというマインドのメンバーが多いと感じます。

最近、財務経理マネージャーとして入社したメンバーは、元々監査法人出身の公認会計士で、入社して間もないですが既に安定感があります。私と年齢は7つほど離れていて、これまでのキャリアも全く異なりますが、いい意味でガツガツ意見を言ってくれるので、信頼をおいています。

また、手前味噌ですが、弊社の採用プロセスは非常にきめ細やかだと感じています。候補者目線で、どのようなフォローをすべきか?丁寧に考えられるメンバーばかりです。コーポレート本部全体としても、無機質じゃなく暖かみがあり、みんな協力的です。
会社のフェーズによって、コーポレートに求められる人材やそのスキルは変わってくると思いますし、どのような組織でもターンオーバーはあるので、それに対しても柔軟に対応していきたいと思っています。

―皆さまどういうモチベーションで Gunosy にご入社されますか?

前述した財務経理マネージャーのケースだと、外から決まったルールで会社を評価するだけでなく、自分のスキルを生かしながら、会社に新しい価値をもたらす一人として、主体的に事業貢献していきたいという理由でした。面接で公認会計士の方とお話しすることも多くありますが、同じような考えの方は多いと思います。
監査法人にいる2〜3年で一通り経験を積み、その後事業会社に携わりたいというキャリアを描いている方は多いのではないでしょうか。

弊社は成長過渡期の会社で、上位レイヤーがつまっているということはなく、責任者のポジションを狙えるチャンスも大いにあります。ですので、一人一人モチベーションは異なると思いますが、そこにチャレンジしたいという意欲的なメンバーも多いと思います。

ここから10年士業の働き方が大きく変わっていく。士業の先生方にこそ、専門性を活かして投資や経営企画などの事業サイドのポジションに来て欲しい。

―どういう方に Gunosy に来て欲しいですか?

基本は、人として「いい人」。
チームワークを大切にできるかということはベースとして重視しています。

また、弁護士や公認会計士、税理士の有資格者の方にもぜひ来ていただきたいです。その道のスペシャリストとして来て欲しいというよりも、そのような専門性を武器にして、経営企画や投資事業で活躍してほしいと考えています。

― 経営企画や投資担当ですか?

はい。

法務や経理で、士業として働くイメージはもちろんあると思いますが、 別のフィールドでも存分に活躍する機会があると考えています。

専門性を携えた士業の方の、異なる領域へのキャリアチェンジは、今後スタンダードになっていくと思います。

投資事業においては、エグゼキューションの観点でも、弁護士資格をもつメンバーは非常に心強い存在です。もちろん、キャッチアップしなければならないことは多々あると思いますが、そのような新しいキャリアの選択肢があってもいいのではないでしょうか。

また、柔軟に対応いただける方や、型にはまらず、チャレンジ精神が旺盛な方だと嬉しいです。

― 事業会社でのキャリアを模索されている士業の先生方は多いと思うのですが IT 業界はハードルが高く、転職に踏み切れないという声も良く聞きます。 IT 業界で働く魅力について教えてください。

まさに、まだあまり人数が多くないからこそ、貴重だと言えるのではないでしょうか。

私のバックグラウンドは投資領域ですが、IT業界で投資のバックグラウンドをもつ人はまだまだ多くないので、そのポジションが必要な企業に重宝されます。
士業の先生方も同じく、事業会社、特にIT業界に人材が流入しているかと言うと、まだほとんどいないと思います。だからこそチャレンジし、そうした新しいポジションを作り出していくというのは面白いのではないかと思います。

最初は経理や法務等のポジションで入って、徐々にテリトリーを拡大していくという選択肢もあります。

弊社は、今士業の先生が特別多い訳ではないので、どのようなポジションでも活躍できるチャンスがあると思います。

—ありがとうございます。最後に、転職をご検討されている方に向けて、改めて一言お願いします。

はい。
改めて、監査法人や弁護士事務所でのキャリアや、事業会社の中で経理や法務を担当するという以外にも、活躍の場は大いにあります。

Gunosyでも投資事業や経営企画を含め、様々なキャリアの選択肢があります。
そのポジションに興味があれば、ぜひ新しい一歩を踏み出していただきたいと思います。


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この記事を書いたライター

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カテゴリ:キャリア

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