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仕事内容と働きやすさはどう変わった? 個人事務所からOAG税理士法人に転職して思うこと

HUPRO 編集部
仕事内容と働きやすさはどう変わった? 個人事務所からOAG税理士法人に転職して思うこと

「お客様のニーズに応えて必要な機能を追加し続けてきた」ところ、税理士法人のみならず、監査法人、会計コンサルティング会社、アウトソーシング会社、司法書士法人、弁護士法人など、各分野のスペシャリストを有することになったというOAGグループ。今年10月にオフィスをリニューアルしたばかりのOAG税理士法人・東京本店にて、タックスアドバイザリー部門で働く板垣寛久さん、細川遥平さん、杉田菜々美さんに、人事部の坪坂麻未さんを交えながらヒュープロ編集部がお話を伺いました。

14のグループ企業を有する税理士法人への転職

ー本日ご参加の4名のみなさまはOAG税理士法人に中途入社されているそうですね。前職と現在の業務内容について、紹介をお願いします。

板垣:10名程度の従業員が所属する個人の会計事務所から、OAGに転職してきて9年目になります。前職では比較的小規模の企業の税務顧問をしていましたが、現在は個人から上場企業まで幅広く担当しています。コンサルティングのような仕事もしているほか、8名のチームのマネジャーでもあります。

細川:私も個人の事務所にいたのですが、そこの代表が引退するにあたってOAG税理士法人に吸収合併されることになり、1年前に移ってきました。主に中小企業を担当する部署で会計や税務の顧問をしています。およそ20社程度を担当しています。

杉田:実は細川さんと同じ事務所に6年ほどおり、同じ理由でOAGに移ってきました。さらにその前は美容系のフリーペーパーの会社で営業職をしていました。現在は中小企業の顧問を担当したり、他の方の案件のアシスタントをしています。

人事・坪坂:私はOAGに入社して7年目で、人事・採用業務をしています。入社当初は総務の仕事をしていましたが、人事の仕事をしたいとずっと思っていたので、実現して嬉しいです。

ー数ある税理士法人の中からOAGを転職先として選んだ理由は何でしょうか?

板垣:以前の事務所で担当していた企業は小規模のところが多かったため、もう少し業務の幅を広げたいと思いました。現在は上場企業の顧問もしており、連結納税や組織再生、相続対策といった分野での経験も積んでいます。

人事・坪坂:OAGを知ったきっかけは人に紹介してもらったことなのですが、業務で役に立つこともあるかなと思い、簿記3級の勉強をしました。借方・貸方や仕訳など初歩的なことを理解でき、興味がわいたので入社を決めました。それまで士業の人とかかわる機会がなく、お堅いイメージがありましたが、実際接してみるとみなさん「普通の人」で安心しました。

ー細川さんと杉田さんのお二人は、お勤めになっていた事務所の吸収合併にあたって移ってきたということですが、他の法人へ転職する選択肢もおありだったのでは?

細川:そうですね、もちろん他社へいく道もありました。ただ、OAGは14ものグループ企業を持っている大きな組織ですし、以前の事務所よりも幅広い業務を経験できるのではないかとの期待がありました。

杉田:私も、規模の大きい会社であるという点が安心材料になりました。以前の事務所は7人だけで、有資格者は代表のみでした。代表に何かあったら仕事が続けられないという点は心もとなかったように思います。

ーこの中で有資格者の方はいらっしゃいますか?

人事・坪坂:全員、勉強中です。当法人は資格よりも経験とお人柄や成長意欲を重視した採用を行っています。

ー業務と並行して勉強をされるのは大変ではありませんか?

板垣:実務の中で自然と身につくことも多いと感じます。本で勉強したり調べたり社内の人に相談したりと、活用できるものは何でも活用しながら、日々学んでいます。

杉田:自分の知識の不足に歯痒い思いをすることもありますが、わからないことがあればマネジャーに相談しやすい雰囲気があるので助かっています。

プライベートと仕事を両立するのが当たり前の自由な雰囲気

ーOAGへ転職してきて働き方は変わりましたか?

板垣:スケジュールの組み方などを含めて仕事の進め方を個人に任せてもらえるため、プライベートとのバランスはとりやすいと感じます。この自由な感じが離職率の低さにもつながっているのかなと思います。

細川:有給がとりやすくなりました。以前は小さい事務所だったので、どうしても上司の顔色をうかがうところがありました。理由を聞かれるのも気まずかったですね。今はシステム上で申請するだけで理由も入力不要のため、気が楽です。子どもが生まれたときの育休取得も快く受け入れてもらえました。

杉田:私にも5才の子どもがいますが、時差出勤が認められているので子育てとの両立がしやすいです。「保育園の送り迎えの時間に間に合わない」などの理由で困ることはありません。

また、私は利用していませんが、自宅が遠方のケースなどで在宅勤務をうまく活用している社員もいます。私と同じく子育て中の人や大学院へ通っている人もおり、プライベートを大事にしている人が多い印象があります。

人事・坪坂:当社の有給取得率は75%と、非常に高い水準です。男性の育休取得は細川さんで2例目ですね。現在、産・育休から戻って働いている人が5〜6名、これから取得する予定の方も数名いる状態です。有給や産・育休を「取りにくい」という雰囲気はありませんのでご安心いただけると思います。

また、在宅勤務は自由に選択できますが、「オフィスのほうがはかどる」と言って出社している社員も意外と多いです。そこは個人の自由に任せています。私も週に1日、在宅で仕事しています。

ーオフィスの雰囲気や社風などはいかがでしょう?
板垣:自由、という感じです。私自身もマネジャーとして、仕事の進め方はスタッフそれぞれに一任しています。もちろん、何か困ったことがあると相談されたときはしっかり話を聞いて解決策を示し、検討が必要であれば他の部署やマネジャーにつなぐなどのサポートも大事にしています。

細川:一人ひとりの裁量が大きく、また、「この業界・業種をやりたい」と挙手すれば任せてもらえる社風なので、自由な意志のもとで成長できる会社だと思います。

杉田:オフィスもきれいで、社員同士が気軽に話せるミーティングスペースもあり、ワンコインで買えるサラダやお惣菜が置いてあるなど、社員を気遣ってくれていると感じます。困ったことがあればマネジャーに相談しやすい雰囲気もありますし、たまにオフィスで当法人の代表に会うとフランクに話しかけてくれるところからも、風通しがよく、かつ、あたたかみのある会社だなと感じます。

人事・坪坂:OAGの創業者でありグループ代表の太田孝昭には、創業当時から「明るい雰囲気の会社を作りたい」という思いがあったと聞いています。ワンコインのサラダも、社員が喜ぶ福利厚生を用意しようという試行錯誤の一環です。リニューアルしたばかりのオフィスも社員に喜ばれていますね。

ー「明るい雰囲気の会社を作りたい」とは、どのような思いからきているのでしょうか。

人事・坪坂:代表の太田は国税局出身で、税務調査で企業へ赴いた際に、担当税理士や経理担当者がいつも暗い雰囲気でいるのが気にかかっていたそうです。そのような経験から、自身が法人を立ち上げたときに会社の雰囲気づくりには心を砕いてきたようです。

「社員がたくさんいたほうが明るい会社になる」とも考えており、35年前の創業当時は5〜6名だった社員が、今では14のグループ企業、社員は総勢434名の大所帯となっています。

一方で、グループ企業が増えてきたのはお客様のニーズに応えてきた結果でもあり、社員が増えれば増えるほど統制は難しくなる面もあります。しかし、「いろいろな人がいて良い」というのが創業者、現代表ともに共通の方針です。「ALL OAG」としての、横のつながりを大切にしています。

グループとしての「総合力」

ーOAGでの業務の手応えはいかがですか?

板垣:顧客の規模も分野も幅広いため、未知の内容を担当するときには苦労することもあります。とはいえ、試行錯誤しながらもお客様と一緒に課題を解決していくことには、やはり大きなやりがいを感じます。

また、税務顧問をしているうちに法務や労務、相続、資金繰りといった税務以外の分野でご相談を受けることもあります。そのようなときもグループ企業に各分野のスペシャリストがいるため、そちらの力を借りてお客様のご要望に応えられる点はOAGならではの強みでもあり、やりがいだと思います。税務以外の点でもお客様の役に立てるのは嬉しいですね。

細川:たしかに、税務のこと以外を相談された際にグループ企業や社内の専門家に相談できるのは心強いです。

また、私の場合は主に中小企業を担当しているので、社長との距離が近い分、その熱量に圧倒されることがありつつも学べることが多いと感じています。私は一従業員としての立場ですが、相手は企業の経営者であり、会社の経営に生活がかかっています。その切実さと真剣さに向き合う大変さがありつつも、そこがやりがいでもあります。

法律を遵守するのが大前提ではありますが、教科書通りの回答しかしないのであれば私たちの存在に意味はありません。常に「お客様にとってのベストは何か」を考えたいと思っています。

杉田:私も中小企業を主に担当しており、ときに社長から無理難題を仰せつかることもあります。不可能な場合はリスクや事情をしっかり説明し、相手の腑に落ちたなと実感できたときは達成感がありますね。

人事・坪坂:このように当社で頑張ってくれる社員を一人でも採用できると、その度に非常に嬉しい気持ちになります。人材を求めている部門はたくさんありますので、「何を求職者に伝えれば響くのか」はいつも考えています。

顧客の成長支援が社と社員の成長にもつながる

ー今後、OAGで働くうえで目指している姿を教えてください。

板垣:「人のためになる仕事をしたい」との思いが原点にありますので、OAGで経験できることは何でもやってみたいです。「自分を成長させたい」という気持ちは常にありますね。幸い、各分野の専門家が社内をはじめグループ企業にたくさんいますので、周囲と連携しながらスキルを高め、見識を広げていきたいです。

細川:今は中小企業の顧問が中心なので、今後は上場企業などの大きい会社も担当してみたいです。また、実は前々職で不動産業界におり、資金繰りがうまくいかずに会社が倒産する経緯を近くで見てきた経験があります。OAGでも不動産金融に関する事業を立ち上げることがあれば、旗揚げのメンバーとして携わることができたらいいなと思っています。

杉田:私は今後も引き続き中小企業を担当していきたいです。社長の近くでその仕事ぶりを垣間見られるのは私にとって非常に刺激的です。小規模の医療法人、小売業、美容系やソフトウェアの会社など、現在もさまざまな業界を担当していますが、社内では農業や不動産など、私が担当したことのない分野を扱っている人もたくさんいます。もっといろいろな業界の経験を積み、知識を深めていきたいです。

人事・坪坂:積極的に勧めているわけではありませんが、当法人で働いた後、独立して外注先として携わっている元従業員もいます。また、14のグループ企業があるため、たとえばコンサルティング会社で会計コンサルをしたり、監査法人で企業監査の仕事をしたりと、転籍・転部も含めてキャリアの方向性を幅広く考えていただけます。

私個人としては、引き続き採用業務に尽力していきます。求める人材と求職者とのミスマッチを発生させないことが重要ですので、採用チャネルを変えるのか、求人内容を調整するのか、日々試行錯誤を続けていくつもりです。

ー法人としての今後のビジョンはいかがでしょうか。

人事・坪坂:当グループの代表は「お客様のニーズにあわせて必要な機能を追加し続けてきたら今のOAGグループになった」と申しており、顧客のニーズに真摯に応え、成長を支援していく過程でグループが拡大してきた経緯があります。今後も支店や法人の拡大傾向は続くと思います。

最近では『株式会社OAGライフサポート』という、高齢者の生活やお亡くなりになった後の遺品整理や手続きをサポートする会社も立ち上げています。これは、多くのお客様と接するなかで「少子高齢化が進むこれからの時代にはこのようなサービスが絶対に必要になる」との確信を得て立ち上げた事業です。お客様のニーズに的確に応えるチャネルを1つ作り、その中の各面で当グループの各事業とリンクさせていく形です。

「これをやりたい!」を叶えられる環境にて、ともに成長できる人材を求む

ーどのような人がOAGで活躍できそうか、みなさまのお考えを聞かせてください。

板垣:「成長したい」という意欲の強い人が合っているのかなと思います。個人の会計事務所での業務だと、スキルが小さくまとまりがちだと感じている方もいらっしゃるかもしれません。当法人では幅広い顧客と分野に対応していますので、成長スピードは早いはずです。グループ企業から各専門分野の知見や実務を学べることもプラスになると思います。

採用に携わる立場としては、成長意欲に加え、コミュニケーション能力も重視しています。お客様あっての商売ですから、相手の思いを汲み取り、こちらの考えと税務の知識を的確かつわかりやすく伝える力は非常に大切です。

細川:向いていそうなのは自分から手を挙げていける人ですね。「ここの顧問をやってみない?」と上司から提案されることもあれば、「この企業を担当したい人はいませんか?」と全体に共有されることもあります。そのときに「やりたいです!」と挙手すると応えてもらえることが多いため、主体的な人は活躍できるはずです。

杉田:30〜40代を中心に、頼れる存在が当法人にはたくさんいます。知識を持ち合い、経験を共有し、一緒に成長できる仲間がどんどん増えていったら嬉しいです。

ー社としてはどのような採用方針でいらっしゃるのでしょうか?

坪坂:グループ全体の方針として、素直に成長していける人、向上心をもってチャレンジしていける人を求めています。

当法人では現状、中途採用がメインではありますが、一昨年から『OAGキャリアカレッジ』という、9月入社で未経験の方も受け入れる制度を整え始めたところです。グループと法人の拡大路線を前提に、人材の採用と育成にも今後さらに力を入れていきます。

とはいえ、業務内容と本人がやりたいことにミスマッチが発生しないことが非常に重要だと考えています。応募・面接の際にはぜひ積極的にご希望をお伝えください。14のグループ企業がありますので、「これをやりたい!」と思える仕事にきっと出会えるはずです。

ー本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

今回お話を伺ったOAG税理士法人のHPはこちら
OAG税理士法人大阪のインタビュー記事はこちら

この記事を書いたライター

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