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一緒に頑張る仲間がいたから、どんな困難も乗り越えられた。税理士法人汐留パートナーズシニアマネージャー三宅 宏史氏

HUPRO 編集部
一緒に頑張る仲間がいたから、どんな困難も乗り越えられた。税理士法人汐留パートナーズシニアマネージャー三宅 宏史氏

汐留パートナーズでシニアマネージャーとして活躍している三宅氏。学生時代に、簿記の面白さに目覚め、大学院へ進学した後、税理士として登録を果たしました。
どんな時でも、一緒に頑張れる仲間が側にいてくれたことが彼の原動力となっています。そんな三宅氏のキャリアについてHUPRO編集部がお話を伺いました!

【ご経歴】

2012年 大学 卒業
2014年 汐留パートナーズ 入社
2017年 大学院へ進学
2020年 税理士登録 現在に至る

簿記に始まり。簿記に苦しんだ。

ー三宅さんが、最初に税理士を目指したきっかけを教えてください。

簿記というものに興味を持ったのが、最初のきっかけでした。大学では経済学部で学んでいたこともあって、何の気なしに簿記の授業を受けたのですが、全然わからなかったんです。単位も落としました。一方、校内には公認会計士を目指す人向けのコースがあり、自分の周囲にも1年生の時からそこへ行く人は一定数おり会計士の存在は意識していました。

2年生の時にそのコースに私も体験のような形で行ってみることにしたんです。そこで本格的に勉強し「簿記って面白いな」と興味を持つようになりました。しかし、そこから順調に継続したかというと実は違いました。短期集中ということで勉強以外との両立を取ることができず会計士の勉強は諦めました。その後3〜4年生になって、周りが就職活動を始める中、「ここに行きたい」「こういうことをしたい」という明確なゴールがなかったので就職活動をすぐにする気にはなりませんでした。

そこでやはり、資格の取得を目指してみようと思いました。色々と調べた結果、税理士試験であれば、1段階ずつ科目合格ができる、ということを知りました。これなら働きながらでも自分のペースで諦めずにできると思い、税理士を目指し始めました。

ー簿記が面白い、というのはどのような感覚だったのでしょうか。

簿記というのは貸借があって必ず一致するようになっており、パズルみたいで今までにはない感覚だと感じました。それまでの自身はアルバイト代の入金やコンビニで物を買うといったような「現金主義」的な考えしかなく、例えば割賦販売や減価償却などは斬新な考え方ながら腑に落ちるもので、興味を持ちました。最初に授業で聞いたときには先生が何を言っているのかがわからなかったですが、興味を持ってからは自分から理解しようと努力しました。

ー最初に自分だけわからないことに対して悔しさはありましたか。

授業で単位を落としても「悔しい」と思うことはあまりありませんでした。ただ「これは理解した方が必ず役に立つ」という気持ちはありましたし「経済学部なので理解しておきたい。」そんな気持ちもありました。

資格取得をスタートする段階でも、正直、税理士という資格がベストという確信はなく、税理士という職業自体漠然としか理解していませんでした。

それでも、資格を取った後で税理士としての独立や事業会社での経理など、幅は必ず広がると思っていたので、とにかく先に税理士資格を取得しておいて損になることはないだろう、という感覚で税理士を目指していました。

若手と士業が集い、イメージと違う雰囲気に惹かれた

ー汐留パートナーズで働こうと思った理由は何かありますか。

2014年の1月からアルバイトで汐留パートナーズに入社しました。大手予備校の就職説明会に参加した時に、偶然出会ったのですが、当時は特に税理士事務所の業界にも詳しくはなかったので、数多くの事務所を見て回りました。その中でも、この会社は税務だけでなく、様々な経営課題に士業全体で対応しているというところが魅力に感じました。

また、平均年齢も若くて、20〜30代のメンバーがほとんどでした。税理士業界というのは年齢層が高めのイメージだったので、良い意味で珍しい事務所だなと思い就職しました。

会計事務所というのは、シーンとした静かな空間でパソコンを打つ音だけが聞こえるようなイメージでした。しかし汐留パートナーズには明るいメンバーが多くて、就職説明会では自分と近い年齢の人も多く、エネルギーに満ち溢れて仕事をしている感じがして、自分に合っていると思いました。

ー実際に働いてみていかがでした?

入社時点では実務未経験の状態でした。右も左も分からない状態だったので、一日中書類のスキャンしていることもありました。最初は会計ソフトに慣れたり、入力作業を中心に行なっていました。同期や年齢が近いメンバーがいたこともあり、その点は仲間に恵まれたと感じました。
その後、すぐに担当を任せてもらえたり、チーム長や教育など様々な業務を経験する中で毎年着実に成長していくことができました。

ー働きながら、大学院に行っていたという感じでしょうか。

そうですね。杉並区にある大学院に入ったのですが、科目免除を目的としていたので、通勤と通学がしやすい場所で選びました。とにかくいち早く税理士として働くための経験を積む必要があったので本気で頑張りました。

仲間がいることで乗り越えられた大学院と仕事

ー仕事をしながら大学院に通うというのは、大変ではなかったですか。
働きながらということを考えると、通学時間がネックになるかもしれないとは思ったので、自分を追い込むために大学院のすぐ近くに引越しをしました。主に通っていたのは平日の夜と土日で、平日は終業後に授業を受けていました。

大学院は普通に試験を受けるよりもお金がかかるんですよね。留年をすると更に多くのお金と時間がかかるというのはわかっていたので、そのプレッシャーのお陰で集中して勉強できました。また、大学院のゼミのメンバーとも仲良くしていただいたので、精神的に負担になることはありませんでした。

ー免除制度を取得しようとした理由などはありますか。

税理士を目指し始めた当初は官報合格しよう!と思っていました。ただ、働きながらの勉強だとどうしても1科目に時間がかかってしまったり、あと1、2点というような惜しいところで落ちたりする試験ではあるので、そこに時間をかけるよりも、大学院を確実に2年で卒業して税理士登録し、空いた時間で税理士以外の勉強をした方が、自分のキャリアにとってプラスになると思い、大学院の免除制度を選びました。

ー大学院に行ってよかったな、ということは何かありますか。

大学院は税法を体系的に学ぶ場所であり、税理士試験とは性質の違う勉強でした。条文を暗記するだけでなく「一つの事例に関しても立場によって様々な考え方もある」ということを知ることができたのは、非常によかったと思っています。

ゼミ生には就職しながら通っているメンバーが多かったので、お互いに働いている事務所・現場の話などを聞くことができたのもよかったです。当時のメンバーとは今でも繋がっていて、連絡を取って情報交換はしています。

ー現在どんな業務をされていますか

私が所属しているのが、国内の会計税務事業部というところです。メインの業務としてはメンバーの申告書や試算表など納品物のレビューを中心に行っています。また、新規のお客様と打ち合わせをしたり、部内の採用活動や業務管理といったところを付随業務として行っています。

ー実際に働いてみて、やりがいが感じられることというのはありますか。

自分だけでなく、社労士や司法書士、弁護士などと連携したプロジェクトが終わった時などはワンストップサービスを体感でき、やりがいを感じます。経験したことのない仕事は調べながら作業をしていくことになるわけですが、様々な専門家から学ぶことも多く非常に勉強になります。同じフロアに様々な士業がいるというのは、中々稀有な機会だと思うので、その部分は非常に心強いです。

ー逆に、大変だったことはありますか。

仕事が立て込んで忙しい時は、とても苦労しました。今は働き方改革もあって、働きやすい環境にシフトしてきています。しかし、入った当初は人数も少なく15人くらいだったことや、業務の振り分けもそこまで機能していなかったこともあり、試験勉強がある中で土日出勤や夜遅くまで残業をすることもありました。そこが大変といえば大変な部分ではあったと思います。ただ、メンバーの仲が良かったので、飲みに行ったりコミュニケーションをとることで、乗り超えられました。

仲間と共に更なる飛躍を目指して

ー今後5年、10年と見据えた上で、どのようなビジョンを持っていますか。

個人として、会計税務の知識をブラッシュアップしていくことは当然大切だと思います。また、外資系のクライアントも多いので、英語でサービスできるようにしていきたいというのが直近で考えていることです。英語を使用するクライアントとのメールなど読み書きはある程度できますが、直接コミュニケーションを取るとなった時に、スムーズにはいかないことが現在の自身の課題だと考えています。

汐留パートナーズはPKFインターナショナルというグローバルファームに所属していることもあり、英語を使用することができれば自身だけでなく会社にも貢献できます。弊社はフィリピンにも拠点があるため、そこのメンバーとSkype等で話すこともあり、コミュニケーションは英語を使用しています。普段の業務でも学ぶ機会があるので、多くを吸収していこうと思っています。

ー将来的に、自身で事務所を構えるといったことは考えていますか。

考えていないですね。周りと一緒に仕事をしていくというのが自分には向いていると思っています。自分一人で黙々と作業をするというよりは、仲間と一緒に働くという方が自分の中でモチベーションを保つことができるんです。仲間と共に働けている今の環境が楽しく、今後も汐留パートナーズの仲間と働き続けていこうと思っています。

ー今後税理士を目指すというような人に向けて、何かアドバイスやメッセージをお願いします。

税理士業務は経営を行う上でのインフラで、例えば昨今のコロナの影響も比較的少なく、安定して業務を行っていけるような業界だと思います。形は変わりつつも今後も必要とされる仕事だと確信していますし、一緒にやっていくメンバーは常に募集しています。

税理士というと事務作業のイメージが強いかもしれませんが、社内・社外含め多くの人と業務を行っていくことが多いので、コミュニケーションが得意なタイプの人だと、この業界には向いていると思います。

経営者の方や経理の方の困っていることを聞いて対応するのが仕事なので、お客さまの要望を汲み取り把握できるようなコミュニケーションが大切です。業界がよりプラスな方向にいけるように、変化を楽しみながら一緒に働けたら嬉しいです。

ー本日は、お時間いただきありがとうございました。

今回お話いただいた三宅 宏史さんの所属する
汐留パートナーズのHPはこちら!

この記事を書いたライター

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カテゴリ:キャリア

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