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経理でキャリアアップしたいなら資格取得を目指そう!

HUPRO 編集部
経理でキャリアアップしたいなら資格取得を目指そう!

経理の仕事というのは、どの会社にもあるものですが、実は会社によって担当する業務も様々で、一企業のみで全ての経理業務を経験することはできません。本記事では、経理のスキルアップをするというのはどういうことなのか、キャリアアップの視点から考えてみます。

このままで良い?自分の所属組織の待遇を見極めよう

経理業務初心者のうちは、目の前の仕事を覚えることに集中していたかもしれません。
経理としてのステップアップの第一歩は、まず日常業務から月次処理をこなせるようになることです。そして、年次決算に関する処理にも携わってくるようになると、会社の経理・会計業務がどのように行われ、先輩や上司がどのようにキャリアアップしていくのかで、その傾向を見ることができるようになります。
そして、自分の数年後のキャリア、その会社でのポジションや待遇についても何となくイメージが掴めると思います。
ただし、時代の激しい現代社会で、ただ在籍していれば階級が上がっていくほど甘くはありません。特に経理は、確実にどの業務をこなすことができるのかというスキルベースでの評価判断となりますので、キャリアアップのためには、スキルアップが必須になります。

経理のスキルアップにはどんな勉強がおすすめ?

会社の規模や業種によって、求められる経理のスキルには違いがあります。例えば、現在勤務しているところでそのまま出世していきたいのか、それとも転職したいのかによっても、勉強すべきことは変わってきます。
経理・会計については多くの資格がありますが、代表的なものは以下の5つの試験でしょう。まずは簿記検定からはじめ、経理業務について基本を学ぶのがおすすめです。

日商簿記検定

日商簿記検定は、会計の知識を活かしたり、税理士の資格取得の足掛かりとする資格です。1~3級、簿記初級、原価計算初級の5つの検定があります。

1級:極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベル。合格すると税理士試験の受験資格が得られる。公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。

2級:高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。

3級:小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

初級:簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用することができる。

原価計算初級:原価計算の基本用語や原価と利益の関係を分析・理解し、業務に利活用することができる。

出典元:商工会議所の検定試験>簿記|各級のレベル

関連記事:よく聞くけど、簿記ってどんな資格なの?

FASS(ファス)検定

FASS検定は会計・税務について一連の業務を理解するのに最適な内容です。合否ではなく、スコアごとに理解度のランクが示されます。分野別に自分のスコアを見ることで、強みと弱みを把握でき、検定の開発に関わった大企業では研修に取り入れられるなどより高い評価を得ることに役立ちます。

関連記事:今話題の「FASS」検定とは? 資格概要とその内容について解説

給与計算実務能力検定試験

給与計算実務能力検定試験は人事関連の経理業務についての検定です。2級では給与計算、1級では社会保険や年末調整が出題されます。社会保険の仕組みや労働法令、所得税・住民税等の税法等に関する幅広い正確な知識を学ぶことができます。

関連記事:給与計算実務能力検定とは?難易度はどのくらい?

税理士試験

税理士試験は難易度の高い国家試験です。試験科目11科目のうち5科目を取得すれば合格となり、5科目まとめて取得する必要はなく、年間で1科目ずつ学習することが可能です。

関連記事:社会人から税理士試験を目指すための勉強法が知りたい!

公認会計士試験

公認会計士試験は難易度の高い国家試験です。財務諸表の監査業務に携わるほか、会計のプロフェッショナルとして様々な領域で活躍が見込まれます。必須科目と選択科目があり、試験形式は短答式試験と論文式試験の2段階選抜です。短答式試験に合格すると、翌年と翌々年の2年間までは短答式試験免除で論文式試験を受けることができます。

関連記事:公認会計士試験は難しいと聞くけど、具体的にどう難しいの?

スキルアップ=待遇アップなのか?

スキルアップを目指して勉強しても、日本企業で給与を含めた待遇を決めているのは、今の時点ではスキルというよりも年齢や社歴、そして役職といった、厳然たる年功序列制度がまだまだ残されているため、スキルアップ=給与アップとは一概には言えません。

長いスパンで見れば、資格があるぶん先輩や上司と同じポジションについた時に、現在の彼らよりはその分良い給料かもしれませんが、日本企業で昇進するためには資格やスキル以外にも、社内での実績や上司とのコミュニケーションなど様々考えられます。

もし、難関国家資格を得てしまったりすると「会社員にとって大事なのはスキルだけでなく、コミュニケーションスキルやマネジメント的な要素なのに、君にはそれが足りていないようだね」などと、上司の嫉妬から来る評価の低下を招きかねない状況だったりします。仮に希望の部署があったとしても人事異動がままならないという状況にもなる可能性もあります。

なお、税理士や公認会計士に合格した場合は、会員の資格維持のために年会費が必要なため、合格した際の資格手当だけでは割に合わない場合もあります。膨大な勉強時間を費やして合格しても、今の環境のままだと宝の持ち腐れということになるケースもあるかもしれません。

現状でのキャリアアップが見込めない場合は転職市場へ

それでも、簿記1級や税理士、公認会計士は、いずれも転職市場で高い評価を得ています。さらに英語力を付け加えることで、外資系企業でのジョブ型採用で見ると現在よりもはるかに良い待遇を得ることも難しくはないでしょう。もともと、その資格を持つ人を募集しているのですから、当たり前ではあります。

市場が求めるスキルを見極め、それを指標にしながら資格取得などの学習を継続することはキャリアアップの可能性を広げる1つの手段です。経理業務というのはどの会社にもある業務なので、もし現在の状況で専門性やスキルを評価されないと感じるのであれば、新しい環境に飛び込んでみるのも、将来のためではないでしょうか。

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カテゴリ:転職・業界動向

この記事を書いたライター

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