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税理士が行うコンサル業務およびコンサルへの転職

HUPRO 編集部2020.05.20
税理士が行うコンサル業務およびコンサルへの転職

日本には記帳代行や税務書類の作成などで生計を立てている税理士が多くいます。一方で、AIやRPAが浸透し、定型業務から得られる収入は減っていくだろうと予想する方が少なくありません。そこで今回は税理士の方が行う非定型業務の代表例であるコンサルおよびコンサルへの転職について解説します。
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税理士がコンサルを行う必要性

上記のように、近年は記帳代行や税務書類の作成など定型業務による収入の減少が見られます。それだけでなく、そもそも税理士事務所を利用する中小企業の数自体が減少傾向にあります。その一方で、税理士事務所の数は増えて過当競争になっているとも言われています。

税理士事務所によっては以前より収入が低下しているというところが少なくありません。そのため、税理士にとって、他の税理士事務所との競争に打ち勝つ意味でも、クライアントに提供できる付加価値の一つとしてのコンサルの必要性が増しています。

税理士が行うコンサル業務

税理士は、国家資格保有者であり、税務及び会計の専門家です。上記のように、主として税務及び会計に関する業務を行うケースが多いです。一方、コンサルの仕事は、会社経営に関連する事柄について助言や提言を行うことなどです。そのため、税理士の専門知識や経験を的確に活かせばコンサルとしての大きな武器になります。

税理士に期待されるコンサル業務として、税金及び会計だけでなく、税金及び会計に関連する領域である起業、経営計画、財務、株式公開、M&A、事業承継、組織再編、事業再生などの分野についての助言・提言などが考えられます。

税理士だからこそできる助言・提言

税理士が行うコンサル業務には税理士の税金及び会計に関する専門的知識や経験を上手に活かす事が必要であると言えるでしょう。例えば、ただ単に税務申告書の作成方法や会計処理に関する助言・提言だけでなく、長期的な視野に立ったタックスプランニングや会社自身で会計業務を行うための体制の構築方法についてなど、より深度のある助言・提言をなすことが税理士には期待されています。

また、クライアントの会計について把握するだけでなく、クライアントの財務状況を深く理解して、資金繰りだけに限らず経営全般についての的確な助言・提言などをすることができればより理想的であると言えます。転職活動においても税理士ならではのコンサルを提供できる人材であるかどうかを見られることになるでしょう。

税理士コンサルタントに必要な能力

コンサルに必要な能力

税理士に限らず、一般的に、コンサルに必要な能力の一部を以下に挙げます。

・経営に関連する分野での幅広く深い知識
・クライアントの本質的な課題を見出し解決する能力
・コミュニケーション能力

税理士の場合、会計や税務に関する知識については一定以上お持ちの方が多く、知識面では条件をクリアしていると言って良いでしょう。

一方、クライアントの本質的な課題を見出し解決する事に関しては、単に様々な知識を持っているというだけでなく、より深い洞察や理解が必要**です。例えば、一般に売上高粗利益率は高い方が良いと言われています。しかし、クライアントの業務実態から考えて非合理に高い場合は、費用に関する情報を提供し忘れているか、意図的に隠ぺいしているという可能性があります。または、多額の残業代が費用として認識されていない、もしくは、費用として認識はされていても不当に未払いとなっているなど労務関係に非常に大きい問題が存在することを示唆しているのかもしれません。

こういったことを総合的に判断し、クライアントの課題を多角的な見地から発見する力がコンサルには必要です。転職活動においても深い分析力や考察力があるかどうかを見られることになるでしょう。

コミュニケーション能力についてはコンサルに限らず社会人として色々な場面で期待される能力です。コンサルの場合は会社情報をクライアントから引き出したり、こちらからの助言・提案をしっかりと伝える際に、特に必要になります。

税理士の転職先となるコンサルティングファーム

税理士の有資格者でコンサルティングファームにて働いている方の多くが会計系コンサルティングファームや総合系コンサルティングファームで業務を行っています。

会計系コンサルティングファーム:税理士法人の子会社や税理士法人から別に独立したファームが多いです。税務とコンサル業務の両方を経験できることは税理士にとって大きいメリットであると言えるでしょう。

総合系コンサルティングファーム:経営全般に関するコンサルを提供するファームです。会計の内、特に管理会計との親和性が高いと言えます。

まとめ

ここまで税理士が行うべきコンサル業務および転職し活躍するのに必要な能力について見てきましたがいかがでしたでしょうか。定型的な業務が多い税務・会計分野での仕事と比べ、コンサル業務はより多角的・創造的な視野が必要とされます。要求される水準が高い分だけ成し遂げたときの成長も大きいと言えますので、コンサル業務を行うことは税理士としての大きな財産になると言えるでしょう。コンサル業務に興味をお持ちの方は是非コンサル業務にチャレンジし、より輝かしいキャリアを形成して行って下さい。

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カテゴリ:転職・業界動向

この記事を書いたライター

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