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官報合格とは? 税理士になる方法と税理士の仕事

HUPRO 編集部2019.12.23

税理士になる方法の一つに「官報合格」があります。いわゆる税理士試験に合格された肩を総して「官報合格」と呼びます。今回は、税理士になる方法と税理士の仕事についてまとめました。

官報合格とは

官報合格とは、税理士試験で5科目に合格することを言います。税理士試験は科目合格制度になっており、最終的に5科目合格すれば税理士試験合格となります。

5科目合格者は、「官報」に氏名が掲載されるため「官報合格」と呼ばれています。では官報合格以外に税理士になる方法はあるのでしょうか。税理士になる方法を説明していきます。

税理士になるには

税理士になる方法は、次の4種類です。

(1)税理士試験に合格
(2)税務職員として所定の年数勤務
(3)会計士
(4)弁護士

(1)税理士試験に合格

「税理士試験に合格」し税理士になるには、税理士試験に5科目合格することです。5科目といっても好きな5科目に合格すればいい訳ではなく、簿記論・財務諸表論の2科目は必須、法人税法・所得税法のどちらか必須、残り税法2科目合格と、合格する科目はある程度制限があります。

ただ税理士試験のいいところは、5科目を一度に合格する必要はなく、年数をかけて合格した科目を増やし最終的に5科目合格すればいいことになっています。
今年は2科目3科目合格を目指そう、今年は1科目頑張ろうと、自分の裁量で合格までの勉強スケジュールを決めることができます。

(2)税務職員として所定の年数勤務

国税職員として10年以上勤務すると税法科目免除、23年以上勤務し所定の研修を修了していると会計科目免除という制度があります。税理士になろうと会計科目は自分で勉強し合格、10年勤務し税法科目免除で税理士になるという方もいます。

税理士登録をしている税理士の大部分は、この「国税OB」と言われる人たちです。税理士の年齢が高いと言われるのは、定年まで勤めて税理士登録をした「国税OB
」が大半を占めるのが原因です。

(3)会計士

(4)弁護士

公認会計士・弁護士の方は、試験を受けることなく税理士になることができます。

その他、大学院を修了し修士・博士の学位を取得している方は、科目免除の制度があります。税理士になりたい方は、試験での合格と免除規定を上手く活用する方もいます。

科目合格とは

科目合格とは、税理士試験において4科目以下の科目を合格していることを言います。税理士になるには5科目を一度に合格する必要がないため、数年かけて少しずつ合格を目指す方が多いです。

「官報合格でないから、評価をされない」ということではありません。科目合格しているだけで十分価値があります。会計事務所・税理士事務所への転職を考えている方にとっては、科目合格しているだけで採用側の見る目も変わりますし、給料にも影響します。

働きながら税理士を目指す方に取っては、科目を合格から税理士事務所に転職される方も多くいます。では税理士になった場合どのような仕事をするのでしょうか。税理士の仕事を見ていきましょう。

税理士の仕事

税理士の仕事は、主に次の3点です。

(1)税務相談
(2)税務書類の作成
(3)税務調査立会い

(1)税務相談

会社経営者・個人事業主からの税金に関する相談にのることです。税金だけでなく経営に関するアドバイスを求められることもあります。

(2)税務書類の作成

税務署へ提出する申告書・申請書・届出を代理で請け負うことを言います。

(3)税務調査立会い

税務調査に立ち会えるのは、代理権限のある税理士のみです。第三者は税務調査の現場にいることはできません。クライアントのお金を国から守る大事な役割を担います。

経営者・個人事業主を税金面で支える大事なアドバイザーが、税理士です。たくさんの経営者を支えたい、経営者の力になりたいと思っている方は税理士を目指し官報合格への道のりを歩んで欲しいと思います。

では、見事官報合格を達成した後のキャリアはどうなるのでしょうか。官報合格後の税理士のキャリアを見ていきましょう。

官報合格後のキャリア

官報合格し晴れて税理士になりました。税理士登録をし、やる気にみちはふれていることでしょう。ただ、税理士になったからといって仕事がすぐあるわけではありません。
税理士として活躍するには、税法の知識は当然のことながら、実務経験がより重要になってきます。

ここでは、官報合格後の税理士のキャリアは、以下の2点が主になります。

(1)会計事務所、税理士事務所で働く
(2)独立

今まで会計事務所などで働いて実務経験を積まれた方は、いきなり独立という選択肢もあります。しかし、実務経験がほとんどない状態で独立してもクライアントは見つかりません。肩書きだけで飯が食えるほど甘い世界ではないです。

キャリアアップのために必要なのは実務経験、どれだけ現場で実力を発揮できるか。これに尽きます。

まとめ

官報合格を含め税理士になる方法、官報合格後の税理士の仕事について書きました。努力の末に掴んだ官報合格。ただし官報合格はスタートラインです。官報合格後、税理士としてのキャリアアップをイメージしながら勉強を進めましょう。

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カテゴリ:転職・業界動向

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